素敵スギ&楽しスギな「スモールゲーム」2024まとめ
2020年頃から取り組み出したこの「スモールゲーム」。
主に渚、汽水域、里川などの小フィールドでルアーを駆使してあれやこれやを釣るわけだが、これが存外に面白い。

レオン 加来 匠(Kaku Takumi) プロフィール
スモールゲームの魅力
ターゲットはハゼやカワムツなどが主体で、趣向としてはコレらを「ハードルアーで釣る」というのがスタイルの根幹となっている。
「スモールゲーム」と名付けたのは【ミドルゲーム>ライトゲーム>スモールゲーム】とタックルスタイルとターゲットのサイズ感含めてジャンルをイメージしやすくするためだ。
このスモールゲームは特に2022年からインクスで本格的に取り組み出したマハゼゲームが火付け役になり、お願いしたわけでもないのに今シーズンはなんと5人もの内外スタッフがマジモードで参戦(笑) ターゲットがマイクロサイズであるが故の新鮮さと、リグに関する“少しの難しさ”が恐らくベテランアングラーたちの琴線に触れたのだと思うが、何より昨今一段と世知辛くなった「釣り場事情」も背景にあるのだろう。
そして彼らは関東、西日本、九州、沖縄とそれぞれのフィールドでリグをあれこれと自作しながら取り組み、地域ごとの色とりどりなターゲットと戯れた一年となった。
想像を上回る釣果を叩き出すニュースタイルハゼゲーム
ハゼゲームと言えば、この10年マハゼを小型クランクで釣るいわゆる「ハゼクラ」一本槍の感が強かったが、それも今年2024年で一気に一皮剥けた感がある。印象深いのは最も多くの釣果をあげたリグが「ナッゾジグ(1.8〜8g)」だが、続いてタイミング次第ではリップレスシンキングクランクである「アミコン40S」や、小型メタルバイブである「ゴッツンバイブtiny」の方が圧倒する場面が多々有ることが分かってきた。
ターゲットが小型であるために「ハゼクラアシスト」など超小型のアシストフック使用が必然の釣りだが、これも場所や季節によって、フックサイズや、バイトマーカーとなるフェザーやティンセルや夜行玉などのギミック研究やメソッド研究が一気に進みつつある。
里川のスモールゲームは文学作品の趣すら…
川でジグは異色だが、カワムツのナッゾジグに対する反応はすこぶる良いし、プラグでもかなり楽しめる。オイカワならシャローレンジでのスローな展開が必須となるのでスピナーを使用するが、コレもスモールゲームアシストフックシステムが功を奏する。
※インクスでは来たる2025年スモールゲーム開幕に向け、専用アシストフックの完成に鋭意取り組んでいますのでお楽しみに^^