皆さんはじめまして。
アクアウェーブ・フィールドテスターの“積木 洋”と申します。
ルアーニュースRさんへの投稿は今回が初めてとなりますが、今秋発売されたアクアウェーブのシーバスルアー「スウェイコール 90F」と「バウフラップ 80S」の紹介記事で取り上げていただいているため、既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、改めて以下のプロフィールをご覧いただき、本題へお進みください。
冬のシーバスゲーム攻略
さて! 早速ですが、今回の本題は“冬のシーバスゲーム攻略”。
こちらのテーマに沿って、自分なりに解説させていただきます。一般的に、スズキやヒラスズキは冬場に沿岸部から深場へ移動し、産卵を行うとされています。そのため、オフシーズンとされる時期です。狙うべきタイミングは、産卵のために深場へ移動する前後、つまり産卵に向かう直前と産卵を終えて戻ってくる時期となります。
これを踏まえたうえで、意識していただきたい点は以下の通りです。
①暖冬などの影響で、冬でも秋シーズンの状況が続く場面が意外と多い。
②産卵に向かう魚すべてが一斉に移動するわけではない。
③エサが摂餌しやすい場所や、流れの変化を見つけることが重要。
などなど …。
③に関しては年中意識すべきポイントではありますが(笑)、冬シーズンの攻略という観点では、①と②を意識するだけで、イメージがかなり固まりやすくなると思います。つまり、残っている魚や産卵後に戻ってきた魚は、寒い時期でも意外と高活性であることが多いため、そういった魚を狙えば良いということです。
他にも河口部など淡水の影響を受けるエリアでは、温かい海水が入り込む上げ潮を狙うのが効果的です。また、外洋に面していて冬場も水温が安定しやすく、エサとなる生物が存在するサーフや磯周りも、エリアを絞る際に有効です。
ルアーセレクト
冬のシーバスゲームは、マイクロベイトが増えてくるシーズンでもあるため、小型ルアーが有効な場面が多くなります。そこで、マイクロベイトにも対応できる「スウェイコール 90F」と「バウフラップ 80S」をパイロットルアーとして使用していきます。
アクアウェーブ公式「スウェイコール 90F/バウフラップ 80S」詳細ページ
両ルアー水馴染みが良く、水中でジックリ見せられる比重で設計されているため、ストライクゾーンの狭いマイクロベイトに付いた魚にもスローな誘いでアプローチできます。また、イナッコなどのベーシックな釣りにも対応できるため、幅広い状況に対応可能です。
使い分けとしては、主にルアーに水圧が強くかかる状況や、流れを遡るような場面ではシンキングペンシルの「バウフラップ 80S」。
アクアウェーブ公式「バウフラップ 80S」詳細ページはこちら
流れに乗せたり、ゆったりとした巻きで誘う場面ではミノーの「スウェイコール 90F」を使うイメージです。
アクアウェーブ公式「スウェイコール 90F」詳細ページはこちら
ルアーがスローで動きすぎないように誘うため、立ち位置や流れの強弱を考慮して使い分けるのが良いと思います。また、両ルアーとも軽いトゥイッチやジャークにも対応しているため、タダ巻きで反応が得られない場面では、誘いを入れるのも有効です。
気象条件
冬シーズンは北西風など北寄りの冷たい風が吹くことが多く、魚の動きよりも釣り人にとって厳しい環境でのゲームとなる場面が多いです。
そのため、天気予報で風向きや風速をシッカリと把握し、風の弱いタイミングや釣りが成立するポイントを見極めることが重要です。
もちろん、向かい風によって高活性な魚が動くタイミングもありますが、基本的には風裏や風を遮ることができるポジションでの釣りがオススメです。
寒く厳しい冬の釣りですが、時合を見つければコンディションの良い綺麗な魚を狙えるシーズンでもあります。防寒対策をシッカリ行い、集中力を保ちながら、苦手意識を持たずにチャレンジすることが、魚に近づくための鍵となります。
ロッド:モアザン AGS(93ML/109MML)【ダイワ】
リール:セルテートLT(4000CXH)【ダイワ】
ライン:シーバスPE POWERGAME®(1号)【東レ・モノフィラメント】
リーダー:ショックリーダー スムーズロック® プラス(5~6号)【東レ・モノフィラメント】
ルアー:スウェイコール 90F/バウフラップ 80S【アクアウェーブ】