ここ数年、オフショアのサワラキャスティングゲームの人気は高い。ミノーなどを駆使した従来のナブラを狙ってみる面白さはもちろんのこと、ブレード系メタルジグが各社アイテムも豊富になってきたことで、ディープを攻められたりブラインドでも攻略できたり…。
後者のブレードジギングに関していえば、奥深さはあるものの、基本的には高速巻きをしていれば誰にでもチャンス自体が巡ってくるのが人気の要因のひとつでは?
ベイブレイズのサワラブレードジギング特化型
出典:テンリュウ公式
今回ご紹介するのはテンリュウのベイエリア・キャスティングロッド「ベイブレイズ」のとある機種。
ベイブレイズには現在8モデルが揃い、軸となるは青物やボートシーバスだったりする。その中で、対サワラのブレードジギングを強く意識したモデルがベイブレイズBBZ6112S-MHだ。青物やシーバスももちろん対象となるのだが、同モデルはサワラのブレードジギングで快適な設定を盛り込んだ機種といえる。
ベイブレイズBBZ6112S-MHのスペックは以下の通り。
モデル | タイプ | レングス ( m [ft]) |
継数 | アクション | 仕舞寸法 (cm) |
ルアーウエイト (g) |
ライン (lb) |
PE (号) |
リアグリップ長 (mm) |
先径 (mm) |
ロッド自重 (g) |
カーボン /グラス (%) |
価格(税別) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
BBZ6112S-MH | S | 2.11[6’11”] | 2 (O.S.H) | R | 167 | MAX100 | MAX 30 | MAX 2.5 | 440 | 2.1 | 169 | 89/11 | ¥42,000 |
グリップ長を少し長く、ガイド径も大きく
BBZ6112S-MHはブレードジグで30~50g程度ならばオーバーヘッドキャストでしっかりと振り抜くことができ、アンダーハンドキャストでは60g以上にも対応。
このあたりの対応ジグウエイトは、シャロー・ディープどのような状況でも対応可能。また、浅場であってもあえて大きめのヘビージグが効果的であったり、深場であっても小さ目のタングステン系ジグが効いたりする場合もあるサワラのブレードゲームだけに、サワラのブレードゲームで想定されるある程度のジグウエイトを広くカバーしているのがうれしいところだ。
また、リアグリップを若干長めに取っている。
全長自体は表記の通り6’11″と7フィートを少し切る。しかし、リアグリップは長め。これは、先ほども触れたアンダーハンドキャスト時の取り回しがよいのがひとつ。また、リアグリップを長めに取ることで高速巻き時に脇挟みでき、安定したリーリングが可能に。
ちなみにこれはミノープラグではジャーキングもしやすい設計となっている。
さらに、ガイド径を若干大きくしたことで、時にやや太めのラインを組むことが必要とされる際のトラブルを抑制。
そのガイドはステンレスフレーム・SiCガイドリングのKガイド仕様と信頼のパーツだ。
塗装を極力排し軽量化を図ったアンサンド仕様やバット部にはネバリ要素をアップC・N・Tコンポジットなど、テンリュウらしい細身ながら驚異の粘りもあり。
まだまだ期待できそうなサワラゲーム、ブレードで楽しみたい方はチェックしてみてはいかが?
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