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シーバス×イワシパターンで定番中の定番「HUミノー」シリーズの本当の使い方

寄稿:須江 一樹
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東京湾はシーバスハイシーズンを迎えています。

ビッグベイトのコノシロパターンがクローズアップされている東京湾のシーバスハイシーズンですが、やはりシーバスといえばカタクチイワシベイトは王道。そしてハイシーズンにやはり手堅くシーバスを釣ると考えた時に、欠かせないパターンがイワシパターンです。

須江 一樹(Sue Kazuki) プロフィール

横浜の東京湾シーバスガイド「アイランドクルーズ」の船長として東京湾を案内する傍ら、休みの日は船・オカッパリ問わず関東各地の海に釣りに出かけるホンモノの釣り好き。横浜市在住。

東京湾シーバス“イワシ”パターン

イワシパターンといえば、僕の中ではHUミノー111S

定番中の定番ルアーで、改めて“本当に使いやすいルアーだ”と最近特に感じています。

ジャーキング+タダ巻きの破壊力

タダ巻きで強波動を生むアクションが特長で、巻くだけでシーバスを呼ぶ事ができるHUミノー111Sではありますが、今の東京湾ではタダ巻きよりもジャーキングで狙う方が有効です。

今時ジャーキングというとジャーキングしっぱなしのアクションを思い浮かべる方が多いですが、ジャーキングというメソッドの基本はジャーキングとタダ巻きを組み合わせるのが、本来のジャーキングメソッドだと思っています。

そして、組み合わせるというのは、例えば「5回ジャーキングしてからタダ巻きをハンドル5回転」というように、ミックスさせるという意味。

イメージとしてはジャーキングで魚を寄せて、ルアーにチェイスしてるけどジャークでルアーが暴れてルアーが食えないという状態からタダ巻きで食わせるイメージであったり、逆にタダ巻きで魚を寄せてチェイスした段階で捕食スイッチを入れる為にジャークを入れたり…という感じです。

ジャークとタダ巻きのアクションを組み合わせる事で、寄せと仕掛けのコンビネーションを産む事ができます。

どっちで食わせるか…

タダ巻き、ジャーキングどちらがバイトのトリガーになるかは、当日の状況で変わってきます。

まずはタダ巻きのみからスタートして、チェイスをよく観察しましょう。

もちろんタダ巻きだけで食ってくる日も多々あります。タダ巻きでバイトがない、しかしチェイスはするという場合は、タダ巻きで追わせてジャークでバイトさせる日です。また、タダ巻きではバイトもチェイスもないという事ならジャークしっぱなし、もしくはジャークからのタダ巻きで捕食スイッチを入れる日です。

アクションの組み合わせや巻きスピードなどを調整して、その日のシーバスの釣れるアクションを探りましょう。

「SS」という選択肢

ベイトが大きいイワシであったり小さいコノシロやサッパなど「HUミノー111S」よりもさらに強波動が効果的な場合があります。その場合はHUミノー111SSがおすすめです。

ヘビーシンキングミノーであるHUミノー111SSは、ジャーキングこそ不得意ではありますが、タダ巻きでの強波動は他のミノーを圧倒する強波動です。

また33gもあるヘビーウエイトで、抜群の飛距離である事はもちろんのこと、10m以内であれば底を取ることも可能なほど、深場をミノーで攻めることもできる唯一無二のヘビーシンキングミノー。

基本的には青物の早巻きパターンに合わせて開発したルアーですので、シーバス以外に青物がいる場合にももちろん有効です。

カバーできるシチュエーションが広く、ジャーキングも得意なHUミノー111Sを基本に、深場を攻めたい、ベイトが大きい、青物がいるなどの場合はHUミノー111SSというような使い分けで、ハイシーズンを迎える東京湾のイワシパターンを攻略してください!

ハイドアップ(HIDEUP )

現役トッププロ吉田秀雄が代表をつとめる琵琶湖そば滋賀県大津市を拠点とするルアーメーカー。 異例のロングランヒットを続けるスタッガー・オリジナルをはじめとする、スタッガーシリーズやHUクランクシリーズなどのワーム、プラグやロッド「マッカ・シリーズ」など、こだわりのアイテムを多数輩出。
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