正に「バクリースピン8」の状況だった。
自分にもこういう日が訪れるとは思っていませんでした。それは、先日のシーバス釣行で起きた出来事。バクリースピン6より“2g重くて6mm大きい”痒い所に手が届くサイズとして、今年2024年にリリースを果たした「バクリースピン8」。
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「いつかこのサイズに助けられる日が来るはず」と思って先日購入しましたが、心のどこかでは「バクリースピン6でも釣りになるんじゃないか」とも思っていた自分も…? ただ、まさかこんなに早く「バクリースピン8」に助けられる日が来るとは。
初めて訪れた橋脚絡みのエリアで起きた出来事
初めて訪れたポイントでした。
小規模河川の橋脚周りで、街灯の光によって明暗が形成されているエリア。表層にはハク? イナッコ? ナイトゲームだったためはっきりとは見えませんでしたが、恐らくボラの稚魚でしょうか…水面に波紋を立てる様子が確認でき、時折ボイルも発生するなど、かなりの気配を感じる状況でした。
ポイントに入ったのは23時半頃で、干潮はAM1時30分。一旦そのタイミングでポイントを休ませ、3時半頃に再度入り直しました。その間、パイロットとして80mmのミノーから使い始め、ベイトサイズやシーバスが反応する動きに合わせようと、ルアーサイズを徐々に下げながら、あれこれ試しましたが、無反応。
そこで迎えた4時、「バクリースピン8」を選択しました。
何故「バクリースピン8」を選んだのか?
購入後、初めての投入。
BOXに「バクリースピン6」が入っていたものの、あえてパッケージを開封してまで使おうと思った理由…それは“ベイトフィッシュが群れていて、ボイルも多発している明暗部まで距離があった”ため。「バクリースピン6」でも釣れる可能性はあると思いますが、せっかく購入したので試してみたかったのと、2g重い分、より遠くまで飛ばせると思ったからです。また、干潮までは右側(海側)に緩やかに潮が流れていましたが、再度入り直した時は上げの潮によって左側に強く流れていました。そのため、流れに負けず、ボイルが多発している明暗部に正確に投げ込んで引きたかったという理由も。
恐るべし威力
投入後、巻き始めから10回転以内に当たりが連発。
反応が早すぎたため「ボラの体にでも当たったのか?」とも思いましたが、2投目で確信。当たってくるコースが全て、“ボイルが多発していた明暗部”。フルキャストでようやく到達するほどの距離で、10回転以降は当たってこない。巻き速度はミディアムリトリーブで水面直下を引いてくるイメージ。
そこで迎えた3投目。8回転目でゴンッ!と引っ手繰るようなバイトを上手く乗せることができ、慎重なやり取りの末、無事キャッチに成功。
丁度濁りが強かったため、“#03 銀粉ブルピン”の銀粉カラーと腹部のピンクが水中で大きく目立っていたようにも思えます。目立つカラーで寄せて、シリコンブレードのナチュラル波動で食わせる。自分の中で、とても釣り応えがあって価値のある1尾でした。
「バクリースピン6」でも釣れていたかも知れません。
食わせ力もサイズが小さい分有利な場面も多いと思いますが、ただでさえ難しいマイクロベイトパターンで貴重な1尾を手にすることを考えると、HITの打率を高める上で今回の釣行では絶対に「バクリースピン8」が有利だったことには違いないと思っています。いつ助けられる時がやって来るかは分かりません。“バクリースピン6より大きくサイズを上げたくないけど飛距離を出したい”、“マイクロベイトパターンで届きそうで届かないシチュエーション”など…「持っていれば良かった…」となる前に、ぜひ補充だけでも済ましておいてみてはいかがでしょうか?