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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】11月中旬 南湖& 北湖 狙い所とベイト事情②

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「氷魚(アユの稚魚)が流入しはじめる」

ベイトフィッシュに関しては、最近になって氷魚(アユの稚魚)が入りだしている。
アユの産卵は9月上旬に行われ、例年よりも少し早いタイミングで終了していた。そのため、氷魚(アユの稚魚)の発生も例年よりも少し早く10月末ぐらいから南湖にも北湖にも流入してきた。
ただ、南湖内は瀬田川堰の放流量が少なくカレントが弱いために流入していたのが、堅田沖などの一部分となった。
北湖の方は各地の流入河川のカレントの下流側に入っており、それらのエリアでは小型サイズが集まる傾向にある。

北湖でフックに引っ掛かりあがってきた氷魚(アユの稚魚)。これが入ったエリアでは数釣りがイージーになっており、北湖や南湖では堅田沖に多い

しかし、氷魚(アユの稚魚)は魚探にはまだ映りにくい。サイズが1—2㌢程度という状況ではなかなか発見が難しく、私自身もたまたまフックに奇跡的に刺さったことから気付いた。
その後、その氷魚(アユの稚魚)のいたエリアをじっくり観察していると夕方になってハスの群れがボイルしだしたので、氷魚(アユの稚魚)が浮いてきてハスがフィーディングしていることが判明した。
例年だと12月ぐらいになって氷魚のサイズが3㌢程度になってくると魚探にも反応がでてくるので、そのタイミングからは狙いやすくなる。ただ、氷魚でのパターンは小型サイズの入れ食いになることが多く、ハスやギルで追いかける方が大型のバスに出会いやすいだろう。

氷魚(アユの稚魚)がいない場所でもエビ類がいれば小型サイズは釣れる。エビ類が好きなのはエビモ、魚礁、オダ、ゴロタ、テトラなどの隠れる場所がある箇所

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