「東側に偏る釣り場」
今年の秋のスポットは東岸が多い。赤野井、北山田といった南湖東岸スポットを中心に北湖も沖島方面、片山方面など東岸での釣れるエリアが多い。これは台風21号の風が東風であったことが要因となっており、台風の風がまともに当たらなかった東岸のシャロー側にだけウイードが残っているからだ。
ただ、その頼みのウイードも枯れてきており、水面に浮かぶヒシモなどは茶色くなってしまった。水中にあるカナダモなどはまだ緑を保っているが、11月上旬を迎えて次第にその量が減少してきている。
「東岸以外のスポット」
東岸から離れていくと、浚渫かミオ筋、ディープの沈みモノという展開となってくる。下物、木ノ浜、ディープホールという南湖の浚渫、外ケ浜など北湖の浚渫展開が最近の琵琶湖アングラーのメインパターンとなりつつあり、南湖の下物が一番人気となっている。
南湖の西岸ならばミオ筋となっており、さらにディープの沈みモノとなると、沈船、魚礁オダなどがメインストラクチャーとなってくる。
「小型はイージー、大型は苦戦」
さて、釣果となると20㌢前後のサイズが各地でイージーになってきているのだが、その場所がかなり狭い。南湖では浚渫のホール内、北湖では漁礁や残りウイードの一部など非常に狭い範囲となっている。
ただ、そのスポットさえ見つければ、ダウンショットやノーシンカー、ネコリグなどのライトリグで小型ワームを投入すれば、越冬直前のバスたちが固まってきており、南湖では2ケタ釣果レベルだが、北湖では3ケタ釣果も可能となってきている。冷え込みによってバスは集結するけれども、食わないほどの低水温ではないというのが好条件となっており、小型の数釣りには最高のシーズンを迎えている。