こんにちは田口 知宏です。今回は私が監修させていただき、メガバスからリリースされたばかりのルアー「ハダラトラップ」について詳しくご紹介させていただきます!
Length | Weight | Type | Hook | 価格 |
86mm | 29g | SINKING | #4 × 2pcs | 2,180 円 (税別) |
メガバス公式「HADARA TRAP(ハダラトラップ)」の詳細ページはコチラ
ハダラトラップの開発コンセプトとは?
漠然としたアイデア、安易な思いつきでは釣果直結なルアーは産まれません。
ただ現場に立って雰囲気があるのに掛けられないという時合に出会うと、この時合を制したいと思いかられ、そんな状況を打破するためのアイデアが色々と思いつきます。
自分のホーム・涸沼では遠浅なエリアが多いため、浅いところで、釣れる雰囲気が出る、エサが騒ぐ、ボイルが出ると言ったシーンが多々見受けられます。
遠方でボイルがあるとルアーの飛距離が不可欠となりますので、シンペンを選択しウェイトを上げますが、沈下速度が早いためスイッチの入ったシーバスの回遊するレンジを外してしまいます。
さらに一定のアクションにシーバスは反応悪く、ロッドアクションを加えると稀にヒットはするがレンジは一定にトレースできない事で再現性がない…。
上記したことは、誰しもが経験していることかもしれません。
そんな自身の経験から
一定層をエサの逃げる動きを演出できれば…しかもタダ巻きで! という思いに駆られました。
飛距離を確保できてロッドアクション加えず、タダ巻きで食わせのアクションが演出できて、レンジ一定層確保し、トレースできるルアーが必要…!
こんなことを現場で痛感していたのが、「ハダラトラップ」発案のきっかけとなり、今回メガバスでの開発がスタートしました。
「ハダラトラップ」の開発で特にこだわった点と苦労した点
遠投が可能でシャローレンジをキープと言う点は容易に再現できますが、さらに「千鳥アクション」をタダ巻きで発生させるということを産み出して貰ったことが、こだわり苦労した点ですね。
特徴的なボディ形状なハダラボディラインから腹部の突出したウェイト。
これが千鳥アクションを発生させる肝となるんですが、このウェイトの配置とラインアイの位置の擦り合わせでヒットゾーンとトレースレンジの相違があり苦労しました。
また、空気量を増やす事により沈下速度は落とせるのですが、河川の激流にも対応させるため、空気量を増やし過ぎると流れの効いた際に破綻してしまう…。これをクリアするためにトライ&エラーを繰り返しました。
なお流れが無いエリアと流れのかる河川との双方とも対応出来るストライクゾーンを求めました。
開発を進めるうえではメガバスで何タイプもプロトを作成していただき苦労かけました(笑)。
Aタイプから始まり…
30タイプ以上細部にわたり現場でシーバスと会話し合わせて来ました。
「死角なき刺客」ハダラトラップ!
時合・無しでも高活性時でも死角なし
ハダラトラップのキャッチフレーズに「死角なき刺客」という言葉を使っていますが、これは過言ではございません
時合・無しでも高活性時でも死角なしです!
タダ巻きでベイトフィッシュがシーバスから逃げる動きを忠実に再現できますのでいかなる場面でもサーチベイトとして探るも、ボイル撃ちの決め手としても信頼のファイナルウェポンとして投入していただきたいです。
ハダラトラップの使用タックルについて
ハダラトラップを使うにあたって、私が飛距離にこだわり、推薦したいタックは…!
ロッドはメガバス・デストロイヤー空海96MSで、PE1号セッティングがMAX飛距離を確保出来るタックルセッティングがオススメです。
ボイル時、ニュートラル時、河川でのハダラトラップの使い方
ボイルしてるシーンでは着水後、ラインスラックを出さずに即巻き出しのタダ巻きで1秒1回転巻きが◎!
雰囲気がない時はレンジ合わせて行くのて着水からカウント入れていって
1秒カウントダウンから 1秒1回転巻き
2秒カウントダウンから 1秒1回転巻き
というように、とにかくレンジ合わせしてタダ巻きして頂ければ、釣果にありつけと思います。
河川で流れのあるシチュエーションでは
流れが緩い場合は1秒1回転
清流域のような激流域で使用する際はクロスキャストからスローに巻き上げて頂けたら千鳥発生でアジャストできるかと思います。
ボイル発生で、すかさずキャスト!
着水後ロッドを立てた状態でタダ巻きを開始し数巻きでメガトンバイト!
太くスタミナのあるモンスターは暴れ捲り激しく抵抗。何度かキツめのドラグを引き摺り出されたものの無事キャッチ。
涸沼デイゲーム!ボイルもない中、一瞬だけエサの動きの変化を見つけ疑ってタダ巻きするとヒット!
田口のオススメ・マストカラーチョイス
「ローリングチャートシークレット」
1番人気のローリングチャートシークレットは、闇夜、濁りは鉄板ですがほかカラーも活躍してくれます
今後の涸沼(ひぬま)エリア
シーバス事情
昨年、今年と全国的に猛暑となり特に今年は酷く9月一杯気温35度を保ち、初めて朝マズメ夕マズメともに皆無でした。
今後、毎年このような猛暑が続くのであれば、シーズナルは変わっていくのでは? と考えていますね。
もしかしたら夏はオフで、冬に秋って時合いが訪れる可能性もあるかもしれません。
メッセージ
ハダラトラップを発売して以来、各地からハダラトラップの釣果メッセージをいただいております。ありがとうございます。
タダ巻きでベイトフィッシュの逃げるアクションを忠実に再現出来たハダラトラップ。
その有効性が伝わっていっていることを、とても嬉しく思っています。
数投で釣れました…1時間で釣れました…最高です。
「死角なき刺客」ハダラトラップを投げてタダ巻きしていただいたら釣果直結ですので、よろしくお願いいたします。
関連動画
ハダラトラップ解説 田口さんによるアクション・特長解説
出典:YouTubeチャンネル「シーバスTAGチャンネル:田口知宏」