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外房ヒラマサキャスティング。意外や誘いは優しめ!? だから活きる「ソルティガブレイクスルー」のC80-5

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SALTIGAブレイクスルー

ダイワのオフショアキャスティングロッド「SALTIGAブレイクスルー」に2024年初秋に追加となった新機種がC80-5。

ややショートレングスで、アンダーハンドキャストがレギュレーションであることの多い、外房エリアでも取り回しに優れたロッドだ。

その開発テストから登場に至るまで、深く関わっているのが吉清良輔さん。ダイワ・フィールドテスターであり、外房・勝浦の遊漁船「宏昌丸」のキャプテンでもある。

さて、少し以前に配信した記事ではソルティガブレイクスルーの新機種C80-5についてお話を伺った。

SALTIGAの中でも特別。ソルティガブレイクスルーとはどんなロッドなのか

外房というフィールド

基本的にキャスティング(プラグ)で釣れるヒラマサは、やはり大型の率が高い傾向にあるという。ちなみに秋シーズンは水温が下がって安定すると、シャローのジグキャストで狙って大型ヒラマサを狙いやすい傾向にもあり、これもまたファンが多い。

関東在住の方なら、外房エリアは比較的足を運びやすいフィールド。そんなエリアで10kgオーバーどころか20kgオーバーといったヒラマサも狙えるのだからフィールドとしての魅力もたっぷり。ちなみに宏昌丸では40kgを超える特大もキャッチされている。


出典:ダイワ公式 宏昌丸のキャプテンであり実力派アングラーでもある吉清良輔さん

そんなわけで、キャスティング&ジギングタックルを用意することが多いのだが、熱量高いアングラーで満船になることも少なくない。

だからこそ安全面の観点から、基本的には乗合船ではアンダーハンドキャストとなるわけだが、そこでソルティガブレイクスルーC80-5のジャストなレングスがアンダーハンドでも取り回し良く、トラブルも少ない。それでいて飛距離で見劣りすることもなく、いざファイトが始まれば、アングラーの負担少なくロッドが仕事をしてリフトしてくる。C80-5とは、そんなロッドであることは前回記事でも触れた通り。

その誘いは思いのほかソフトだった

そんな大型ヒラマサを狙うにあたり、吉清さんのルアー操作・ロッドアクションは思いのほかソフトだった。

グイグイッというよりスイスイッと。バシャバシャッというよりパシャパシャッと…。うまく表現ができないけれど、端的にいえば引くストロークが比較的短く、細かい。

最初はアンダーハンドキャストがゆえ、飛距離的に探れる範囲が狭くなるから細かく操作しているのかと思ったのだが、撮影のためにオーバヘッドキャストにしている時も同様だ。

吉清さんにそんなところを尋ねてみた。

「基本的に、そこまでストロークを長くして強く長く引くことはしないことが多いですね」と言う。水面の泡立ちが強く出過ぎるような動かし方はしない。ただし、前提として、そうした強いアプローチを否定しているわけでもない。あくまで傾向として、これまでの経験からして、ソフトに細かめに…という動かし方に反応しやすいのではないかと感じているそうだ。

どデカいヒラマサが身近に釣れる、魅力のフィールドである外房エリアだが、ではボコボコに釣れるかというとそんなことはなく、プレッシャーも高い。過度なプレッシャーをさらに与えない、そんな柔らかな誘いをベースとしているそうだ。

さて、その時のソルティガブレイクスルーC80-5。ティップセクションにかけての絶妙なマイルド感が、これまた好適なのだ。

ガチの対ヒラマサキャスティング…となると、キャストでは飛距離が欲しいしファイトでは主導権を握られたくない。実際ソルティガブレイクスルーC80-5も細マッチョなロッドで筋肉質なのだが、ティップはそうしたアクションを出せる最適解な遊びがある。

これは前回記事でも触れた、高弾性ロッドなのに負担が少ないというメリットにもつながる話だが、柔らかなアクションを出せる器用なロッドでもあるのだ。

吉清さんはヒラマサキャスティングといってもPE4号から太くて6号程度・リーダーは80~100ポンドを合わせることが多いという(リールは8000~14000番)。大型ヒラマサを狙うにしては、全国的に見ても比較的ライトといえるはず。

そんなアプローチにソルティガブレイクスルーC80-5はドンピシャ。九州のスモールプラグにも間違いなしな機種だろう。

これから本格的にそんなフィールドやシチュエーションで狙ってみたい方には、一生モノの「これまさに!」な1本になるはずだ。

C80-5の追加により、全ラインナップは以下の通りとなる。

全長(m) 継数 仕舞寸法(cm) 標準自重(g) 先径/元径(mm) ルアー重量(g) 適合ライン PE(号) カーボン含有率(%) メーカー希望本体価格(円)
SALTIGAブレイクスルー C80-5 2.44 2 182 288 2.2/15.4 45~100g MAX5 98 111,000
SALTIGAブレイクスルー C83-6 2.51 2 189 297 2.3/16.4 60~130g MAX6 98 112,000
SALTIGAブレイクスルー C710-8 2.39 2 177 306 2.8/17.4 80~160g MAX8 98 112,000
SALTIGAブレイクスルー C82-8 2.49 2 183 314 2.8/17.4 80~160g MAX8 98 113,000

ダイワ公式「ソルティガブレイクスルー」詳細ページはこちら

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!
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