ダイワ・フィールドテスターの一人である吉清良輔さん。外房・勝浦にて屈指の実績と人気を誇るルアー船「宏昌丸」のキャプテンでもある、実力派アングラー。
そんな吉清さんに、オフショアキャスティングロッド「ソルティガ・ブレイクスルー」の2024年秋追加モデルC80-5について聞いた。
前回記事では、ブレイクスルー全体の特長としてご紹介したが、改めて新たに追加されたC80-5とはどんな特徴を持つのか直撃した。
吉清良輔が語るソルティガブレイクスルーC80-5
編集部:2024年9月、新たにC80-5が追加で発売となりましたが、吉清さん。この80というレングスと5号パワーというのは外房でどうでしょうか?
吉清:そうですね。この80という長さは、基本アンダーキャスト主体となるこの外房エリアでは、非常に適したレングスに設定してあります。
船の種類やサイズによって高さがバラバラですが、この80というレングスはほとんどの船で正確な方向へキャストできます。
またティップがしなやかなので140mm前後のスモールプラグでも繊細なルアー操作が可能です。
乗り合いでは隣のお客様とも距離が近く、それによってミスキャストによるトラブルなんかも多々ありますが、このC80-5は、操作性向上で自身のトラブルだけでなく、周囲へのトラブルも大幅に軽減できるロッドだと感じています。
もちろんオーバーでも気持ちよく飛ばせて、この軽さと操作性ですよ。終日集中力高くキープキャストできますし、そして一日に限られている数少ないチャンス。いつでるかわからないバイトに備えられますよね。
あとは特徴であるロッドの新素材が更に反発力を高めてルアーを遠くに飛ばしてくれますので、時化なんかで揺れて足元が安定しなくても、ロッドが安定した飛距離を出してくれます。
SALTIGAブレイクスルー 新たなギミックについて
編集部:ソルティガブレイクスルーから、新しいギミックがいくつか搭載されていますが、ぱっと見てリールシートとグリップエンドが特徴的ですね。
吉清:はい、ソルティガブレイクスルーから新たにゼロシートパワーホールドが搭載されています。
キャスト時、リーリング時色々な握り方をする人がいると思いますが、どんな握り方でもフィッティングするような形状を目指しています。
グリップエンドは斜めにカットが入っておりまして、ギンバル無しでも痛くなりにくいのですが、アンダーキャスト、オーバーキャスト時に握り込んで引きやすい形状となっておりまして、安定したキャストが可能となっております。
僕は外房がメインフィールドなのでこの番手を重宝しますが、北部九州のヒラマサなんかは、春スモールベイトを追い回すので、このC80-5は非常に強い武器になると思いますよ。
是非そのエリア、釣り方に合ったタックルで夢の大政をキャッチしてみてください!