フラグラブの歴史
1984年、この年に初めてゲーリーヤマモト製品が日本で発売された。スミスから発売された「ゲーリーヤマモト フラグラブ」がそれだ。当時のフラグラブはソルト含有率も低く、素材自体も硬いと感じられたが、このフラグラブこそがゲーリーヤマモト社製品としての元祖である。当時のグラブ本体はGene Larew社に特別注文して生産していたようだ。
そして1986年にセンセーションが巻き起こる。
ゲーリーヤマモトがSSS(Super,Soft,Salty)と称したコンセプトでマテリアルに大量のソルトを混ぜ込んだ製品群を市場に投入したのだ。これに伴ってフラグラブもSSS化され、次世代モデルへと進化した。素材自体も柔らかくテールも薄くなり、この時点でフラグラブはほぼ完成したと言っていいだろう。
そして今、日本でゲーリーヤマモトフラグラブが発売されてから40年が経過した。その間に日本のバスフィッシングも大きく変わり多種多様な釣り方が生まれた。現在では昔ほどフラグラブの出番が多くはなくなっていると言えるかもしれない。
ところが何と、このタイミングで新しいフラグラブが発売されることとなった。
新たなフラグラブ 2.5インチ
この度、何と2.5インチのフラグラブが新発売されることとなったのだ。
このニュースを聞いてスミスの担当者は驚いたという。実は今から遡る事20年前、スミスでは3インチのフラグラブの開発要望をゲーリーヤマモトカスタムベイツ社に挙げていたからだ。しかしその際は、製造過程で工員が怪我(火傷)をする恐れがあるからという理由で却下されていたという。フラスカートは手作業で溶着しているためパーツがあまりに小さいものだと生産困難と判断されていたのだ。
そして時は流れ、ヤマモトベイツからまさか2.5インチフラグラブが発売されることになるとは思ってもみなかったそうだ。
このサイズ感はまさしく日本のフィールドにジャストマッチすることだろう。スモラバ感覚で使用できるフラグラブは各地のフィールドで猛威を振るうことになりそうだ。
フラグラブ ダブルテール2.5インチ
フラグラブ2.5インチはダブルテールのみの展開となる。
カラーは8色が発売される。
021-021 ブラック ブルーフレーク
208-208 ウォーターメロン ブラック&レッドフレーク
221-221 シナモン ブラック&パープルフレーク
238-238 スモークブラック ホログラムフレーク
297-297 グリーンパンプキンペッパー
305-305 ベビーバス
330-330 グリーンパンプキン パープル&コパーフレーク
700-297 ブルークロー/グリーンパンプキン
フラグラブダブルテール 2.5インチ
10本入
価格:オープン
発売時期は調整中とのこと。これは発売が待ち遠しい!