「寒波到来のディープ狙い」
寒波到来となって水温が下るにつれてシャローのベイトが減ってくる。ディープの浚渫やミオ筋、メインチャンネルにベイトが入るようになるとディープでサイズが上がるようになる。
南湖では下物、木ノ浜、ディープホールとなり、水温が高い日には小型サイズのオンパレードとなるが、水温が下るとジグ展開でのサイズUPが可能となる。さらにショートバイトが多発するようになると、メタルバイブの出番となる。
メタルバイブはショートバイト対策のリアクションとなるので、ウエイトは14㌘以上でクイックなアクションでストンと落としてリアクションを誘発させて大型サイズを反応させる。
北湖では外ケ浜などの浚渫、ディープ魚礁、ロックエリアとなってくるが、ジグだけでなくヘビキャロも定番リグとなる。こちらもショートバイトとなるとメタルバイブでも可能だが、北湖のディープというと10㍍超のレンジとなってくるので、フォールでの釣りが中心となり、マグナムスプーンの出番となる。
いずれも水温としては、20度以下で10度以上の局面で威力を発揮するパターンであり、水温が下がったタイミングはシャロー狙いからディープ狙いへとシフトさせていくことになる。
ただ、シャローにせよディープにしても、いずれもベイトフィッシュの存在が不可欠だ。小型サイズはゴリ、エビ類など超小型のベイトを捕食していることから、極端にサイズを下げたダウンショットリグ、ネコリグのワームに反応するが、大型サイズはハス、モロコなどの比較的大型のベイトフィッシュを捕食しているため、サイズを下げる必要はほとんどない。むしろ小型サイズを避けて、大型を狙うためにはサイズを下げない方がよいだろう。
しかし、ルアーのサイズを上げた時には、ルアーの速度に要注意。ルアーのサイズを上げれば上げるほど、フォールでも、横方向の動きでも、水の抵抗が増すことからスローに動きやすい。この時期に捕食されている個体でブルーギルを除いては、速く動くベイトフィッシュが多いので、スローに動かすほどに釣果が下がるという点から、ルアーへの水の抵抗ということを考えたい。