ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

【最高峰のさらに上を行く】アジングロッドの究極系「スーパーコルトAT」が時代に沿った素材&技術を纏って2025年にフルリニューアル!

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

スーパーコルトAT。

フラッグシップモデル“スーパーコルト”をさらに上回る素材、技術、性能を纏った究極の1本。本体価格は驚愕の130000円…オリムピックの象徴とも呼べる機種。

さて、そんな「スーパーコルトAT」が最新技術・素材を纏い、近年のアジングスタイルに合う仕様に一新され、来年2025年に待望のリニューアルとなります。

25 スーパーコルトAT【オリムピック】

時代に沿った技術、素材、性能。

25 スーパーコルトAT」という名に生まれ変わりリニューアル。ATという名にしか施されない究極の製法“オートクレーブテクノロジー(製法)”を継承した状態で、近年のアジングスタイルに合う素材と技術が惜しみなく注ぎ込まれた1本。

メインブランクスには初採用となる最新素材が…

特筆すべき点はメインブランクス。

使用素材が新たに追加。最高強度を誇る東レの“トレカ®T1100G”と“ナノアロイル技術”を継承しながら、さらに加わるのが「24スーパーコルト」にも採用されている“トレカM40X”と、初めて知る方も多いのではないでしょうか?“トレカM46X”。

高弾性率を維持/強度約20%UPを達成した最新素材「トレカM46X」

因みに“トレカM40X”は、T1100Gより高弾性な炭素繊維“トレカ®MXシリーズ”の最初の品種。繊維強度と弾性率の両方を極限追求しつつ、従来の炭素繊維と同等の弾性率を保持した状態で、強度を約30%向上させることに成功したとされる最新の炭素繊維。

で、今作最大の注目ポイントと言える“トレカM46X”。

東レの公式HP記載情報に沿ってお伝えすると、高弾性率を維持しつつ、強度がさらに約20%向上したトレカ® MXシリーズの新たな炭素繊維が“トレカM46X”!

構造制御技術を極限まで追求し、繊維内部に秘める、黒鉛結晶構造を、超微細かつ超高配向にナノレベルで制御されることで、従来同等の弾性率を維持した状態で、強度をさらに高めることに成功。当然オリムピックのロッドラインナップでも初搭載。

ナノアロイル技術でより極限性能を達成

これら3素材をお馴染み、航空・宇宙、ハイエンドスポーツ用品といった分野で要求される極限性能を実現する、引張強度と耐衝撃性を両立させた、マトリクス樹脂技術“ナノアロイル技術”の採用で、強度は当然、感度や軽量化なども?…

新たな世界へ足を踏み入れることに。

スーパークワトログラファイトクロスLVを搭載

そして、メイン素材の上には、オリムピック独自“スーパークワトログラファイトクロスLV”を搭載。

こちらはグラファイトクロスと重量、成型厚み、タテ・ヨコの繊維構成比はそのままで、約10%の軽量化を実現した薄い織物。ネジレや潰れに対する強度と軽量化を両立し、キャストやルアーアクション時でも、疲れにくくなると共に、尺アジまたはギガアジなど、大物とのファイトでも、相手に主導権を与えず、快適なファイトを実現!

そしてお馴染み“G-MAPS”製法によって、曲げやネジレに強い強靭さを秘めつつ、軽量さも確保。圧縮への強さに対し、優れた特性を発揮。

オートクレーブテクノロジー(製法)

始めてご覧になられる方のためにこちらも簡潔に。

オートクレーブテクノロジー(製法)とは、本来ロッド製法に使われている技術ではなく、航空宇宙機器のボーイング787の主翼や、レーシングカーのボディ等々…生命に関わる重要な部品を生産するために用いられている特別な成形方法。

東レ・カーボンマジック(株)と共同開発を行い、ロッド製作で活かすことに成功させたのが“オートクレーブテクノロジー(製法)”。

カーボンの熱処理工程の際に、専用の硬化炉を使用して“脱気してから真空状態にする”ことと“更に加圧”することで、カーボンシートの積層間に存在する気泡(ボイド)をできる限り排除できる画期的な成形方法。よって、従来製法と比較すると、加工前のピュアな状態のカーボンに近い“究極のカーボンロッド”に仕上がり、高品質・高純度・安定した強度の実現が可能になったという。

トレカ®T1100Gを使ったティップ「ハードソリッドティッププラス」

続いて注目すべき点は、アジングロッドの感度を左右する“ティップセクション”。

24 スーパーコルト」に採用となって一躍注目を浴びた、トレカ®T1100Gを使用した新開発の「ハードソリッドティッププラス」も採用。高強度・高弾性化と共に歩んできたフィッシングロッドの開発において、カーボンソリッドティップにも高強度・高弾性化が求められるようになり、3年の月日を経て完成に至った“トレカ®T1100GソリッドHS+”(ハードソリッドティッププラス)。

従来のハードソリッドに使用されている30tカーボンより硬く、張りのある33tカーボン“トレカ®T1100G”に着目。カーボン繊維の高弾性化と共に、より高密度化になることで、軽く張りのある高感度なソリッドティップを実現。

オリムピック最新独自リールシートも搭載

さて! 2023年モデルから話題となった、オリムピックの最新独自リールシート“OP-01”も採用!

OP-01

OP-01とは、“トレカ®短繊維強化ナイロン樹脂PA610”とカーボン30%を含有し、高強度・高弾性を持ち合わせたオリジナルカーボンリールシート。高硬度でたわみにも強くて丈夫な作りと共に、その硬さに加え、大胆に肉抜きも施されているため、ブランクタッチもしやすく感度UPと操作性向上はモチロン、軽量化にも大きく貢献。手のひらの懐にフィットするラウンドバック形状は、力まずに包み込むようなホールド感を実現。感度、操作性、軽量化全てが向上したトータル的にメリットを生むNEWパーツがこちらにも。

高感度の証/O.S.Sも採用

感度が求められるロッドにだけ採用されている“O.S.S”も採用。

こちらは、数値化された感度の基準をクリアした簡単に言うと正に“高感度の証”。採用されているということは、ズバリ! 高感度で間違いないということ。

各パーツ素材について

ガイド

ガイド周辺に関しては、ATガイドフレーム&Kガイドフレーム仕様。そして、全ガイドにトルザイトリングガイドを採用。

グリップ

グリップに関しては、ブランクタッチしやすいフロントグリップレス仕様。そして、セパレートグリップが採用されており、リアグリップは最小限の大きさに留められたコルク仕様。

ジョイント

ジョイント部に関しては、スピゴットフェルール(印籠継)を採用。スムースなベンディングカーブを実現しています。

1機種展開

至極の1機種がラインナップ。

ジグ単ゲームで比較的状況を選ばない汎用性を持たせた6ft1in。スプリットリグにも対応可能。究極の性能&素材を纏った1本で他では味わえない操作感と感度をぜひ。

GCORSS-612L-HS+AT
Length
(m)
Power Action Close
(cm)
Top Dia
(mm)
Section
(pcs.)
Lure
(g)
Line
(lb)
1.86 L Extra-Fast 95.0 0.6 2 MAX 5 MAX3

2025年、待望のリニューアルを果たし「25 スーパーコルトAT」という名でリリース。詳細の発表が待ち遠しいですね…。

オリムピック(OLYMPIC)

ブランクス性能と品質に徹底的にこだわった老舗「ロッド」メーカー。和歌山県すさみ町に4000坪という広大な工場を有し、あらゆるジャンルのロッドを生産、販売している。
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」