シリテンジグ220 エンペラー。
「MADNESS」オフショアゲーム第一弾目として登場する、山形の酒田遊漁船イザナミ号船長“中野 佑希”さん監修の新作メタルジグ。
ボディ全体に水噛みの良い“シリコン”を纏い、なおかつボディ両サイドのエンペラ部分が“超スロースライドフォール”を演出する点が最大の特長なのはご存知のハズ…。
本体の特長に関してはこちらをご覧いただくとして、今回はもう1歩踏み込んだ内容をお届け。先日「シリテンジグ220 エンペラー」の監修を務められた、“中野 佑希”さんに、ジグ本体に秘める可能性や、開発のキッカケ、拘られたポイントなどを色々教えていただきました。
中野 佑希(Yuuki Nakano) プロフィール
魅力と特長は?
「シリテンジグ220 エンペラー」の魅力を伺うと、“シリコンを纏うボディと、両サイドに備わっているシリコンのエンペラによる唯一無二の動き”だとコメント。
メタルジグと言えば、鉛、鉄、またはタングステン等…素材が違うとしても、現状固いモノしかない中、「シリテンジグ220 エンペラー」に関しては、その名の通り鉛の上にシリコンを纏っており、なおかつシリコンのエンペラも備わっているため、エンペラが水を受けると共に、ボディ全体も水を良く噛み、他のジグでは生み出すことのできない、“スーパースローダートフォール”を演出できるという点が大きな特長。当然、シャクればダートアクションも生み出せるため、青物にも効果バツグンとのこと。
オフショアジグを作ることになったキッカケは?
そもそも何故「MADNESS」と「シリテンジグ220 エンペラー」を開発しようという考えに至ったのか? 元々“中野 佑希”さんは「MADNESS」がラインナップしている、“シリテンバイブ”を良く使われていたそうで、このルアーならではの水嚙みの良さと柔らかい波動を、メタルジグで同じように体現できないか? と思うようになり「MADNESS」へ依頼をして試作をしてもらった結果、予想を遥かに上回る釣果を得ることができたことで本格的に開発を進めようという考えに。
開発段階中…特に苦労したポイントは?
“ボディ形状の細かい調整が、他のジグやプラグよりも難易度がかなり高かった”とコメント。
具体的に説明をさせていただくと、鉛の成型とボディ全体を覆うシリコンの金型2つを設計する必要であり、1つのジグを作っているにも関わらず2種類のジグを作っているような感覚…それぞれの調整に相当苦労しました。
「一般的なジグやプラグのようにプロトを何個も作ることができず、相当時間を掛けてしまいましたが、MADNESS開発担当の方も折れることなく付き合っていただき、最高のルアーが完成しました。忙しい中、山形にも来ていただき、一緒に釣りをしながら調整しましたね〜」と形が決まるまではカナリの時間と労力を費やしたそう。
特に拘った点は?
「もう全部です!(笑)」。と即答。
それぞれ説明すると、かなり長くなってしまうので、あえてこの一言を選ばれたようにも思えます。シリコンの硬さやエンペラの大きさ、鉛の成型など…全てに拘りが…。
読者の方へ一言をお願いいたします
「シリコンを使用したジグなので、とにかくフォールが鉛のジグとは全く違うため、フォールで食わせるイメージで使っていただければ良いと思います。ショートフォール、ロングフォール、ハイピッチからロングフォールもオススメですね」。
「シリコンを纏っている強みは220gありますが、浅い海域でもフォールが遅いのでストレスなく使用できます。鉛製ジグとの使い分けは、潮が速い時は鉛のジグが底取りも速くてオススメですが、潮の流れていないタフな時こそシリテンジグ220 エンペラーが活きてきます。着底時の柔らかさや、シャクリ上げてからのフォールの遅さ、ジックリ見せて食わせる感覚など、使っていて楽しいジグを一度操作してみてください。」
以上! “中野 佑希”さんに伺った「シリテンジグ220 エンペラー」に関する内容をお伝えさせていただきました。