梅に鶯、松に鶴。そして「アジ」と「イカ」。
なかなかどうしてその相性は良く。イカを釣るときは活アジをエサにして、またアジをエサで釣るときは小さく切ったイカをエサにする。
であれば、ワームを“イカフレーバー”にしたら…。
イカシテル!シリーズ
イカしてない?いや、イカシテル!
ティクトのお馴染み6種のワームに4色のNEWカラー、そして“イカフレーバー”が付いたシリーズ、その名も「イカシテル!」。
その内訳は「メタボブリリアント1.5”」「ブリリアント2.5”」「ギョピン1.7”」「フィジットヌード2.7”」「アジボッコ1.5”」「アジボッコ2.5”」という6種の精鋭に、「ブルーチーズ」「チリドッグ」「ブラックペッパー」「レモンサワー」という4種の新色で、計24アイテム。
アジとイカの相性についてはさておき。魚に対して匂いは効く。少なくとも記者は間違いなく効くと思っています。もちろん、匂いがなくても釣れるのも事実。そのシルエットやアクション、波動などでアピールすれば魚に口を使わせることは十分できる。プラグが良い例でしょうか。
では本物のエサと、まったく同じ見た目をしたプラグとではどちらが釣れるのか。あるいは海にコマセを撒けばどうなるのか…ね、やっぱり「匂い」は重要。だからこそあと一歩食わせきれない、ローテーションの一角に…「匂い」という一手はアリアリ。
冒頭でも触れた通り、アジをエサで釣る際に小さく切ったイカをエサにするという事実。また、古くから“イカの油”をエサに練り込んだりする文化もあるのです。
イカを食っているから…という単純な理由ではなく、「イカの匂いがアジに効く」という事実は歴史が証明していると。…イカの匂い、侮れません。
“匂い付き”というのは、間違いなく大きなポイント。個人的にはワーム自体に匂いの元が練り込まれているのではなく、オリジナル配合されたイカフレーバーオイルをワームに塗布している点も注目したいところ。
素材自体に匂いの元を練り込んでしまうと、多かれ少なかれワームの柔らかさ、そしてアクションに違いが出るのではないかと思う訳です。お伝えしているように今回選ばれたワームは精鋭。匂いがあってもなくても十分に実績がある。
つまり…オイルにすることで、これまでに実績十分のワームの持ち味そのままに、匂いのみをプラスできていると。
カラーのこと
カラーも4色すべてが新色というのも大きな特長。それぞれ、トミーさんを始めとする全国のティクトアンバサダーがテストを重ねた実績のあるカラー…といえば、それに勝る説明は他になし。
とはいえ、いずれもひと癖ありそうなカラー。それぞれのカラーを掘り下げてみます。
パステルブルーのボディに、ホログラムラメを混ぜた「ブルーチーズ」。このカラーはほぼ光を透過しないソリッドカラーで、明度で言うと白と黒の中間色のため、明暗の暗い部分でシルエットを出しつつ明るい部分でもアピールしすぎないマルチプレイヤー。
また、ケイムラ効果によるアピールも見逃せないポイントの一つ。
透明度の非常に高いクリアボディに、少し大きめの黒ラメが入ったどんな水色にも馴染んでくれる「ブラックペッパー」。アピール力こそ他のカラーと比較してはそこまで高くはないものの…ライトゲームではナチュラル系が強い状況は多く、カラーローテーションの一つとして持っておいて損はない頼りになるカラー。
完全なクリア色ではなく「もう少し存在感を出して魚に見つけてもらいたい」そんなときに、散りばめられた黒ラメが生命感を出してくれると。
その名の通りレモンイエローのチャートリュース系カラー。適度に光を透過してくれるため、常夜灯などのライトが効いているシチュエーションでの使用がオススメと。
チャート系はナイトゲーム・少々の濁りにも対応する非常に目立つハイアピール色と言われるものの、実際は水中では魚やエサが蛍光色に見えているという説もあり、様々なフィッシュイーターにチャートが良く効くとされる理由のひとつかも?
また点発光になっており、そのアピール力はお墨付き。
見たまんま。出番の多い暖色アミ系カラー「チリドッグ」。薄いオレンジのボディにピンクラメ&赤ラメを練り込んだ配色で、水色、水質を問わず使いやすいカラー。
いわく、ボディをよーく見ると…実はこのカラー、全体的に緑のナノラメが入っていて見る角度によって薄くグリーンが透けるとのことで、なんとも生命感に溢れたカラーとなっています。
使わない手はない
超実績ワーム×ワーム本来の良さを活かしつつアジとの相性がいいイカフレーバー×超々実戦的な新カラー。…ほら、使わない手はない。
釣れるのはわかった。でも高いんでしょ?オイルが漏れるでしょ?
いえ、価格は通常のUSBワームと変わらない価格。そして、オイル漏れに対応するジップ式の密封タイプのパッケージに変更。
ね、大事なことなのでもう一度。使わない手はないんです。
折しも、そろそろアジングシーズン。準備しているそのワーム、イカシテマスカ?