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5杯か、50杯か。ティップランエギングで大きな差が出る「釣果のキモ」

連載:ガイド前田「琵琶湖デカバス大追跡」
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前田純(ガイド前田)(Maeda Jun) プロフィール

マザーレイクでドデスカンサイズを追い求める、ガイド前田の愛称で親しまれる超ベテランガイド。スポンサーはデプス、ダイワ、次元、ハヤブサ、レインズ、ホンデックスなど。愛知出身・滋賀在住。

アタリ取れてますか?

みなさんどーも、ガイド前田です。ビシバシ釣っちゃってますか?

暑い日が続きますね~。私が海ガイドをさせてもらっている若狭の海も水温29℃~30℃と高いまま推移しています。おかげさまで海ガイドも満員御礼をいただいており、連日たくさんのゲストさんにティップランエギングを楽しんでいただいております!

どこに差が出る?釣果の差

ティップランエギングをやったことのある人はご存知だと思うのですが、ものすごく釣果に差が出る釣り!釣果の差が5~6倍なんて当たり前、5杯と50杯みたいに10倍の釣果差も実際に出ちゃっています!

この釣果の差ですが、まず前提として普通の魚釣りとは違って、初心者さんだから釣れないとか、初心者さんだからアタリが無いということではなく、基本動作さえしっかりできていれば初心者さんでも同じだけアタって来ています。で、そのアタリを取れるかどうか、掛けれるかどうかで釣果に差がつきます!そして、その僅かな分かりにくいアタリを取りやすくするために、シャクったあとは“ピタッ”と止めてやる必要があります。

シャクった後にエギをいかに止められるか

バス釣りを長年やってきている人たちが始めることが多いティップランエギング。

ゲストさんたちを見ていると、巻きジャクリしたあとに中層でピタッと止めてやることができない人が多いように感じます。バス釣りではなかなか無い動作ですからね~。ただ、バス釣りをしている(してきた)人たちはボトムを取ることには慣れているので、ティップランエギングの基本となるタッチ & ゴー(着低と同時にすぐにシャクる)はスグできるようになります。

お伝えしているようにシャクったあとにどれだけエギを止められるか、安定させてやれるかが釣果のキモ(アタリを取るキモ)となります。ロッドティップをピタッと止めてやることによって、ロッドティップが少しだけお辞儀したり、少しだけ戻ったり、モゾモゾしたり…ロッドティップに出るかすかな違和感や手に伝わってこないアタリ(目感度)が取りやすくなり、瞬時に掛けていくことができるようになります。

上記の理由から、バス釣りみたいに“よそ見”しながらの釣りで釣れるってことはまずありません。一瞬たりともティップから目を離すことのできない釣りがティップランエギングです。めちゃくちゃ集中する釣りなのでみなさんめちゃくちゃ静かになっちゃいます(笑)。

ガイド前田のオススメタックル

そのわずかなアタリを取って、掛けていくにはタックルも重要です。私のオススメのタックルは以下になります。

ロッド:エメラルダス ボート シリーズの511(5フィート11インチ)か、65(6フィート5インチ)

リール:エアリティルビアスセルテートイグジスト…等、軽くて強い2500番~3000番のスピニングリール

ライン:PEデュラセンサー X8EXPEデュラセンサー X12EX 0.4~0.6号

リーダー:モンスターブレイブZ 10~12ポンド

スナップ:EGローリングスイベルSS

エギ:エメラルダスボートⅡエメラルダスボートジョイント

ラインはこのラインが本当にオススメ!ラインについて書かせていただいた記事も併せてチェックしてみてください!

釣れればデカい。その貴重な一発を確実に仕留めるということ

ちなみに、私の愛用タックルはエメラルダスEXボート511MLS-SMTイグジストPC LT2500-HPEデュラセンサーX12EX0.5号にリーダーはフィネスブレイブZ 8ポンドという感じです。

今が旬のティップランエギング。非常に中毒性の高い危険な釣り(笑)でありながらも、キャストせずに船の下に落とす釣りなので、初心者さんやお子様、彼女さんや奥様にも手軽に始めていただける釣りの1つです!

何といってもイカの王様アオリイカ! 食べて美味しいのも魅力です!この機会にみなさんもぜひトライしてみてはイカがでしょうか!

ではまた!