こんにちは、G-TEC(ジーテック)のトモ清水です!
秋と言えばアオリイカ、と言ってもよいほど各地はエギンガーだらけになります。
今回はそんな大人気のターゲット、アオリイカについて、もっと簡単に釣れる方法と楽しむ方法をお伝えします!
G-TEC(ジーテック)
さて20年間、ロッド設計者としてあらゆるエギングロッドを開発してきたトモ清水。今はエギングに対する考え方も変わってきています。やり込めば無駄なことをしなくなり、釣れるための行動が洗練されていきます。
その経験のなかで今回は、以下のたった2つを行うだけで、もっとアオリイカがエギで簡単に釣れますので、こっそり教えていきたいと思います。
アオリイカを簡単に釣るための、たった2つの方法とは?
私が考えるアオリイカを簡単に釣るための、たった2つの方法とは…!
・エギをなくさない=もっと釣れる
・風が強いポイントを避ける
たった、これだけです。ではもっと詳しく解説していきましょう。
アオリイカを簡単に釣るための方法①
エギを無くさないこと!
まず最も重要なのが、エギを無くさないこと!だと思っています!
アオリイカが釣れない主な原因として、根掛かりやライントラブル、エギロストによるタイムロスを防げば、もっとリズムよく簡単に釣れるようになります。
ではエギを無くさない方法を具体的に2つ挙げると…!
エギをボトムまで沈めない
餌木(エギ)は、ボトムの障害物に引っ掛かりロストすることがほとんど。底までエギをしずめなければ無くすことはほぼありません。中層、時には表層で秋のアオリイカを十分に数釣ることが可能です。
エギをボトム(底)まで着底させる必要がない!
やはりエギをロストすると、お財布にも優しくありませんし、何と言っても環境によくありません。まずエギを着底させ、必ずボトムを取ってください、というのは春のシーズンだと思ってください。
PEラインは0.8号以上を使うべし!
エギをなくさないためには、むやみにPE0.5号とか細いラインを使用しない方がよいですね。
最低でも0.8号以上のPEラインを使用することを推奨します。
仮に海藻にエギが引っ掛かっても、カンナと呼ばれる針が伸びて、エギを回収出来る確率が0.8号以上だとグッと上がります。伸びたカンナは簡単に元に戻せますから。
以上の2点を実行すれば、エギのロストを最小限に抑えられます。むしろ抑えるべきで、結果アオリイカの釣果が格段と上がると考えています。
ちなみにエギが根掛かると、リズムを狂いますし、場が荒れてしまいます。エギロストがないとリーダーをまた結ぶ手間も省けて、効率よく釣りを楽しむことが出来ます。
現場で釣果に恵まれないアングラーを観察していますと、やはり釣り始める以前の問題であることが多く、ライン絡みや根掛かりなどトラブルに見舞われていることが多いと思います。リーダーも7ポンド(1.75号)より太いフロロカーボンラインを使用するのがオススメです!
アオリイカを簡単に釣るための方法②
風が強いポイントを避ける
続いてアオリイカを簡単に釣るための方法の2点目としては、風が強いポイントを避けることです!
その理由は、やはり強風下ではアオリイカを釣るのがグッと難しくなります。
理由としては、まずラインが風に流されてアタリが取れません。ラインが風に流されると、エギのフォール姿勢も乱れてアオリイカが警戒してエギを抱かなくなります。そもそもエギが飛ばないので、期待する釣果は望みづらくなります。
なので風がない、弱いエリアを探しましょう。
どうしても強風の中でエギングをしなければならない状況であれば、風向きに対し、逆風でも追い風でもラインが横に流されない真っ直ぐな方向にキャストするようにしてください。
逆風でエギが飛ばなくても、ラインが横に流されるよりかはマシです。ラインを真っ直ぐに張ることを心がければ釣り易いし、必ず釣果につながります。ちょっと難しいかもしれませんが、そういったポジショニングやラインコントロールを心がけてほしいです!
もっと釣れる方法!
応用編
アオリイカを簡単に釣るための方法として
「エギを無くさないこと!」「風が強いポイントを避ける」という2つをご紹介しましたが、さらにもっと釣れる方法を3つご紹介すると…!
・タダ巻きも試す
・まずは足元にアオリイカを寄せる
・ラインメンディング
この3つを応用していけば、さらに釣果は伸びます。
エギングで「タダ巻き」を多用する人は多くはないと思いますが、実は「巻き」でもアオリイカはエギを抱いてきます。
エギングというと華やかなシャクるという動作に目がいきがちですが、最も大事なのはエギを動かした後のエギの姿勢です。アオリイカはシャクっている途中にエギを抱いてくることはほとんどないため、シャクった後の動作が重要で、その点、タダ巻きは、安定したエギの姿勢を維持しやすいので、アオリイカは獲物を逃がすまいとばかりに躊躇なくエギを抱いてきます。
このタダ巻きメソッドは、特に水深の浅いエリアで有効ですので、シャクだけでなく、時々シャクったあとにタダ巻きしてみましょう。
次に足元にアオリイカをまず寄せてから、足元で連発して釣る方法です。
これは上手いアングラーが実戦しているのですが、沖でわざとフッキングさせずに、まずはアオリイカを興奮させ、手前に寄せてからエギを抱かせて連発させる方法です。
手前に寄せるとイカは、追い詰めたと勘違いするのか? 意外なほど簡単にエギを抱いてきたりします。さらに足元だと完全にアオリイカがサイトで目視出来るので、フッキングさせやすいというメリットもあります。
あと、アオリイカは単体より、集めて群れさせた方が、自分のターゲットを取られてなるまいか! とエギを奪い合うようになります。
なので、まずは沖で掛けるのをグッとこらえて、アオリイカを興奮させ、足元に寄せてから釣っていってみてください! なお沖で墨を吐かれると警戒してしまう要因にもなりますので注意。
3つ目のラインメンディングに関しては、詳しいことは書きませんが、大物を釣る、数釣る上手いアングラーは、間違いなくラインメンディングが綺麗で、意識して実戦しています。
縦シャクリと横シャクリの使い分け、テンションフォールからのフリーフォールテク、サイトフィッシング、ロングステイなど、これらは全てラインメンディングで操作します。
もちろんエギを抱かせやすい姿勢を保つのもラインメンディングで、それは、すなわちロッドワークともいえます。
つまり釣竿のさばき方がキモで、これを意識して丁寧に行えば、もっとアオリイカは釣れます。釣れない方は、シャクリ動作ばかり意識して、そのあとのロッドワークが雑になっているケースが多いと感じています。
ちょっと慣れが必要ですが、意識するだけで随分と違いますので、ぜひお試しあれ。
エギングをもっと楽しむ方法!
長年、エギング専用ロッドを開発しながらエギングを行っていると、当然、少しは飽きてくるわけで、一般的なエギングでは、満足できなくなってきたりもします。
ということで、トモ清水的には変態エギンガーですが、人とまったく異なるスタイルでエギングを楽しんでいます!もはや最近の2年間はエギング専用ロッドを使っていないほど。
ではどういったスタイルなのか?その一部をちょっとだけ紹介します。
・ベイトフィネスエギング
・超ショートロッドエギング
まずは昔からやっているのですが、ベイトタックルでのエギング。ベイトリールのすさまじい進化もあり、もはやベイトタックルで何でも楽しめる時代。
G-TECのディアスローという5フィート9インチのロッドで、秋エギングを楽しんでいます。さすがに1キロを超える春の大型アオリイカには使わないですが、秋の数釣りにはもってこいで多用しています。
だってロッド自重が30g台ですよ!どんな軽量なエギングロッドより遥かに軽いわけで。ただし使うエギは2.5 号まで。まさに秋限定ですね。
3号を多用する場合は、同じくクロスセンシティブのXSS-67ST-Proフルフィルメントというスピニングタックルを使っています。
こちらも自重41 gと驚異的な軽さで、どんな軽量な専用エギングロッドよりも軽いです。
まったく今までのエギングの常識とは違うので、その異なる世界を是非とも体感して頂けたらと思います。
XSS-67ST-Proのスピニングタックル使った動画はこちら↓
最近ハマっているのが超ショートロッドでのエギング
最後に、最近ハマっているのが超ショートロッドでのエギング。
G-TECには2つの開発中のロッドがあるのですが、この2モデルでも秋エギングが楽しめます。
まず1つが、2024年9月27日に発売予定の新製品クロスセンシティブXSS-59ST-Pro アナザーディアスローSP
2つ目は、さらに短いロッド! 来年2025年1月発売予定のクロスセンシティブXSS-47ST-Pro ユーフォリア
この超ショートロッドで楽しむエギングは、まさに新常識になり得るもので、これは体感してみないと分からない楽しさ、ワクワクが詰まっています!
今まで7フィートのエギングロッドは、ショートロッドと呼ばれていますが、これを知ったら7フィートはむしろロングロッドに感じます。
そう、釣りは自由で、今までの固定観念に縛られる必要はないのです。釣りは趣味、楽しければ最高で、食べる分だけキープし、あとはいかに楽しむか、そんな域に入っているトモ清水でした~!
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