1890年代からスタートしていたヘドンのルアー開発。以降、オリジナルザラスプークやトーピードといった歴史にその名を刻むルアーを数多く残してきた。
そしてルアーコレクターの間であっても、海外・日本を問わずオールドヘドンの人気は言うまでもない。そのためヘドンと聞くとヴィンテージプラグやロングセラー製品を思い浮かべる人も少なくはないだろう。
けれども決して誤解してはいけないことがある。ヘドンは今もなお常に新しいルアー開発に取り組み続けているメーカーということだ。そして決してクラシックスタイルだけに固執しているわけでもない。バスプロからも支持が高いスーパースプークの末弟であるスーパースプークボイオが2021年に発売されたことからもそれが伺える。
2021年発売のスーパースプークボイオ。日本では野池にジャストマッチするサイズ感。最近ではチヌトップでの愛用者も急増している。
2024年、スピニンイメージ登場
そして2024年、ヘドンから新たにプロッパータイプのニューモデル『スピニンイメージ』が発売となる。
マスキー用ルアーが発祥となるプロッパータイプのルアーがバス用として一気に普及が進んでからおおよそ10年といったところだろう。その間に各社から様々なプロッパータイプのプラグが発売され、一つのジャンルとして確立されていった。
そして2024年、後発とも言えるタイミングでスピニンイメージが発売される。
スピニンイメージのディティール
スピニンイメージの全体的なボディー形状はスピッティンイメージと共通するシャッドフォルムとなっている。
スピニンイメージのテール部はプラスチック製となっており、ホールを設けている。これによって独特のサウンドと細かい泡を発生させる。これによって透明度の高いフィールドやフィッシングプレッシャーの高い状況下であっても釣果が出せるプラグに仕上がっているそうだ。
プロッパータイプの利点の1つとして、バズベイトと異なり止めることが出来るという点が大きいだろう。そしてスピニンイメージではロッド操作により左右に首を振る動きも出せるとの事だ。
つまり、ただ巻きだけではなく止めて、その場で誘いを入れるといった芸当もこなせるということだ。この辺りの仕上がりはさすがトップウォータープラグの大御所であるヘドンならではと言えるだろう。
カラーチャート
スピニンイメージには6色のカラーがラインナップされている。少し色数が少ない気もするが、幅広い状況に対応する最低限のカラーは揃っていると言えそうだ。
プロッパータイプなんてどれも同じ、という意見を覆すであろうヘドンのスピニンイメージ。ヘドンの最新作となるこのルアーを是非お試し願いたい。
スピニンイメージ(X9370) | ||
全長 | 自重 | 価格 |
3.5″(8.85cm) | :1/2oz(14.7g) | オープンプライス |
※今秋発売予定
スミス公式「スピニンイメージ(X9370)」詳細ページはこちら