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今江克隆のルアーニュースクラブR「過去イチ級に釣れる!? 桧原湖ビッグスモールのパターンは?」の巻 第1208回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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山岡プロのデカスモールパターン

さて、ここまで見たら今江プロめっちゃ釣れてるんだ…って思われそうだが、今回のプリプラはデカスモールを、けっこうみなさんが釣ってました。

たまたま近くにいた山岡(計文)プロが、「レインボースライダー5インチ」(仮称・ダイバダッタとも呼ぶ)の実に七色らしい釣り方でデカスモールを仕留めてました。

もともとは「山岡チャター」の専用トレーラーとして開発したジャークワームの一種なのだが、コレを山岡プロはかなり珍しい釣り方で使ってハメてましたね。

昨年あたりから桧原湖のスモールマウスはあきらかに大型化しており、5インチクラスのワームでもためらいなく喰ってきます。

自分も昨年同月のTOP50戦では「ジャバロンスーパーリアル110」の3.5gジグヘッドリグで表彰台獲得したのは、記憶に新しいところ。

大型のスモールほど成魚の10~15cmのワカサギを普通に喰ってるので、3匹リミットになった今年は、スモールの攻略法がガラリと変わる可能性が高いだろう。

それゆえに、喰わせ方を見つけたプロはビッグスモールだけを狙って釣ることができるのが、今年の桧原湖の特徴かもしれない。

ちなみに山岡プロの「レインボースライダー」のセッティングは写真の通り。

ヴェスパ」の2.7g、フックサイズは、5インチなのに#2番というスモールフックで、一見アンバランスなセッティング。

普通は5インチなら#1/0、琵琶湖なら#2/0、いくら小さくても#1を使う人がほとんどだろう。

「ヴェスパ」のフックは、標準よりさらに小さいので、さらにミスマッチに思えてしまう。

だが、このミスマッチセッティングこそが、使い方によってはとても理に適っており、ハマれば優勝も狙えそうな衝撃的な釣り方だった。

「ジャバロン85スーパーリアル」も間違いない

同じく重めジグヘッド、ジャバロン系ワームとしては、当然のように「ジャバロン85スーパーリアル」は間違いない釣果を出してくれた。

コチラは4インチ弱だが、自分は「ヴェスパ」のガード付きの#1、もしくは「ケイテック・ジグヘッド」の#1/0を使うので、山岡プロとは対照的だ。

ちなみに使い方も全然違っており、ある意味、今江的使用法は縦の使い方、山岡家秘伝は横的な使い方というのが、ヒントだろう。

ともにリアクションで釣っていることだけは、共通点だ。

誠に残念?なことに自分の発売出荷時期の誤認で「ジャバロンスーパーリアル85」が、すでに先週ショップに出荷されてしまっており、桧原湖戦では誰でも使えてしまうため独占的に使えないのが、とても残念である…。

「山岡チャター」でも!

また、桧原湖から帰宅後に山岡プロのInstagramで知ったのだが、しっかり「山岡チャター」でも、真っ黒なビッグスモールを釣ってドヤってました。

真っ黒なので岩絡みのシャローで釣ったことが想像できるが、現在の桧原湖は水位が非常に高く、ウィードが多いため「ウィード+ロック」という、まさにチャターの鉄板スポットが数多く存在する。

今江的には、桧原湖のスモールマウスにチャターは、過去の経験からはあまり効かないという思い込みがあって使わなかったが、バスが大型化しウィードレイク化している桧原湖では、過去の経験はもう捨てたほうがよいのかもしれない。

どのパターンが残るのか?

このように、現在の桧原湖は様々なビッグスモールパターンが存在しており、どのパターンが試合まで残こり、どのパターンが消えるのか、そこが勝負の別れ目になるだろう。

減水が50cm以内で収まればシャローウィードパターンは確実に残るし、メインになるだろう。

だが、減水が2mを超えてきたら、プリプラのシャローパターンは全て壊滅することは間違いない。

年々様々な状況が変わりつつある桧原湖で、台風10号の影響もあってプリプラからの水位変動がほとんどない、イレギュラーもありうるのか?

結局、昨年の第4戦同様の水位に納まり、水深10mのディープでマイクロワームの2時間放置ライブサイト(ワシには絶対ムリ)がまた席巻するのだろうか?

その状況を予測するドキドキ感もまたトーナメントの醍醐味なのである。

しかし、もう全て知り尽くされたTOP50トーナメントレイクで、2週間前までのプリプラって、、、、、、ホンマに意味あるんでしょうかね?

ま、大手を振って練習という名目で釣りしマクれるので、自分は昔から大好きですけどね、プリプラ。

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