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今江克隆のルアーニュースクラブR「過去イチ級に釣れる!? 桧原湖ビッグスモールのパターンは?」の巻 第1208回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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過去イチ釣れた!桧原湖

1週間の日程で、福島県は桧原湖に遠征していたTOP50第4戦のプリプラが終了した。

今年は異例の高水位&ウィードまみれと状況異変だった桧原湖だが、練習結果からいうと、過去イチに近いほど「よく釣れる」練習だった。

基本的に年に1度のスモールマウス戦であり、季節の変わり目の2週間前にあたるプリプラでは、自分はスモールのリズムに身体を慣らすために、毎年「釣り慣れする」ことを優先する練習をしている。

そんな、ラージマウスとは少し違ったプリプラだが、年々バスが大きくなっている桧原湖で、特に今回はサイズ的にはかなり満足できる練習となった。

ただ、これはあくまで本戦2週間前の状況であり、季節の変わり目となり冬水位に向けて減水が始まる桧原湖では、本戦への参考にはあまりならないのは百も承知だ。

ゆえに今回は、いろいろな釣り方を練習するよい機会になったと思う。

ビッグスモールの釣り方は?

練習を通じてすごく実感したことは、ビッグスモールは絶対に沖の水面で食わせないとなかなか釣れないってこと。

ライブソナーで見ていると、超沖に沈んだ立木トップ6mぐらいから水面へものすごい勢いで浮き上がってきて水面爆烈!ってことも普通に起こるから、スモールはラージとは大違い。

時折、何もない沖でボイルが起きるのだが、「Gamin・LVS62」のロングレンジスコープで見ていると、ボイルする前にボイルが分かることも多々あるので、今年も極大射程のボイル狙いはアリそうな感じ。

今年は結構な数のTOP50プロが、60m射程でもハッキリ映る「LVS62」を搭載していたことは衝撃的でしたね…ナンボ、金掛けとんねんって感じ。

「チビバゼル」が活躍

また、今年の桧原湖は水が多いせい?なのか、水面には大きなワカサギは少なく、まだフライより少し大きい程度のワカサギボールが場所によっては多数見受けられた。

そのためか「バゼル」の中でも最も小さい、「チビバゼル」の放置からの超高速巻きで沖の水面炸裂という面白いゲームも体験できた。

この「チビバゼル」、実際に見たらビビるほど小さいが、PE0.3号だとエアロ効果でビックリするぐらい飛ぶし、バスが少々深くても水面で気付かせやすいのが、メリットだった。

とにかく、沖のフライボールに付いてるバスは最低でも800gサイズとデカく、よい場所に入れば、朝はあちこちでボイルしているところもあり、3匹獲れたらアッサリ2,400g前後と、超美味しいパターンなのだが、最初はボートの近くでボイルするのだが、1尾釣るとすぐにルアーの射程ギリ外でボイルするのがなんとも歯痒いのだ。

だが、喰い方はめちゃくちゃ激しく、「チビバゼル」の小さなトリプルフックだと、フックを何個も壊されてしまった。

「チビバゼル」の特徴

「バゼル」シリーズには「ダイバゼル」、「バゼル」、そして今後「チビバゼル」がラインナップ予定だが、この「チビバゼル」、極小のくせにデッドスローではなかなかのナチュラル波紋パワーを発揮し、三兄弟最速の超爆速クローラーである。

サイズ的には写真最下段の「フィッシュフライ2インチ」とあまり変わらないサイズのプラグだけに、ラージではピクピクやサイト用、スモールでは放置&超爆速巻きが効果的なようだ。

今江的には、知らんけど、管理釣り場でのトラウトなんかにも効きそうな予感がしてるので、その道の玄人さんにトラウトでも試してもらおうと思っている。

あと、今回「チビバゼル」をけっこう積極的に使ったのは、もちろん水面のワカサギフライ喰い狙いという考えもあったが、
当初はまだ暑い季節ゆえに「虫系」をイメージして使ってみる予定だった。

そして桧原湖に来て「チビバゼル」にサイズもイメージも動きさえもまさにピッタリな虫が多数いることに気付いた。

それは「赤トンボ」だ。

すでに朝夕は涼しげな桧原湖では、バンク寄りではいたるところで赤トンボ(ちょっと赤トンボより小さいような?)が飛んでおり、水面に落ちてバタついてるトンボも何匹か見かけた。

野池等では昔から秋のトンボパターンは知られるところなので、試合本番ではさらに増えていそうな気がするので、真っ赤なボディの「チビトンボバゼル」を準備しておこうと思う。

山岡プロのデカスモールパターンは?

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