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【玄界灘】良型イサキ狙い撃ちテクとは?現役船長直伝!晩夏~秋のSLJで超必須「噂のメタルジグ」

寄稿:御厨 圭祐
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皆さんこんにちは! REAL FISHER代表の“御厨 圭祐”です。

季節の進行に伴う水温変化により、釣れる魚種も変われば、使うルアーへの反応も変化しつつある玄界灘。各ターゲット共に、6月~8月の夏と呼ばれるタイミングの場合、シャクリ時に反応を示していましたが、秋の兆しが見え始めてきた9月に差し掛かると共に、シャクリよりフォールの動きに反応を示す個体も増えはじめてきた今日この頃。

とはいえ、まだまだ暑い日も多く、夏のパターンを引っ張る場面も。反応するアクションも日替わり、本来であれば各アクションを得意とするメタルジグを小マメに使い分ける必要がありますが、今回紹介させていただくメタルジグ、一般的なモノと異なるコンセプトと動きを生み、両パターンに1つで対応可能なジグになります。

御厨 圭祐(Keisuke Mikuriya) プロフィール

中学生の頃アメリカにホームステイをした事がキッカケでバス釣りに出会う。休みの度にバスを追い続け、釣りの為に部活を辞めてしまう程の釣り好き少年時代を過ごし、夢は尽きずバスプロの世界へ足を踏み入れるが、その後8年間は釣り業界から離れて一般の会社へ勤務。でも心の中では「釣り業界に触れながら生きていきたい」という強い想いがあり、日々魚を追い続けることに一生を掛けても良いと考えた末、遊漁船を開業。毎日魚と触れ合いお客様と出会う。人それぞれの釣り方を見ると、その度に「いつか必ず誰にでも扱いやすくて、とにかく釣れる物を作ろう」と思っていたことが今は形に。遊漁船「REAL FISHER」の代表でありルアー開発者として、これからも船上で真のルアー開発を随時進行。

あじごスロー【REAL FISHER】

それがこちら…「あじごスロー」というアイテム。ボディに幅を持たせたスロー形状に設計していることで、コンパクトシルエット&スローフォールを演出すると共に、何と言っても最大の特長であるタイラバのような遊動式構造のため、一般的なメタルジグより“ゆったりと大きく動くナチュラルアクション”を演出。

ウエイト:40g/60g/80g/100g/120g/150g/200g

REAL FISHER公式「あじごスロー」詳細ページはこちら

コレが、文頭でお伝えしたようなSLJの幅広い状況をカバーしてくれる訳ですが、特に実践してほしいアクションが以下2種類になります。

シャクリ&フォール

シャクリの場合、小刻みにヒラを打ちながら“反転スライドアクション”を演出。フォールの際は真横へスライドしながらスローに沈下。このシャクリ&フォールアクションにおいては、根魚やマダイに対して有効で、ボトムから少しずつレンジを刻みながら、上へ上へと向かうため、ターゲットを確実に狙い撃つことができます。

タダ巻き

続いて“タダ巻き”。

ロールを主体とした動きで、ボディを左右に振りながら広いエリアをサーチします。また、リトリーブをベースに、ロッドを上下にユッタリ煽りながら巻くことで、スライド&フォールを演出。こちらの動きは特にオススメなので、タダ巻きをマスターしていただければぜひ、実践してみてくださいね。

これらの動きは、比較的イサキや青物などに有効です。

あじごスロー」を使いはじめ、これらアクションを駆使することで、夏のイメージであるSLJですが、晩夏から晩秋まで…楽しめる期間も長くなり、メインターゲットのイサキに関しても、長期にかけて狙えるようになった点も嬉しいトコロ。では、ここからは、本命のイサキをさらに攻略するための、キーポイントをお伝えいたします。

まだまだ狙える!イサキ攻略へ繋がる「ウエイトローテーション」

それは“レンジ”です。

初夏6月頃から産卵行動に入り、産卵行動に近づくと共に水深30m~40m付近に居た個体が、10m~15mという浅場に上がってくる傾向があります。そして、産卵が終われば再び水深30m~40m付近へと戻ります。その時の使用ウエイトとしては、水深10m~15mの場合は40g。水深30m~40mの場合は60gを使用。

つまり、現在またはこれからの状況としては後者。今は正にアフター状態で、本来であれば口を使わせることがカナリ難しい時期ではあるものの「あじごスロー」の場合、前述した唯一無二の動きとコンパクトシルエットによって簡単に口を使わせます。

大型を狙いたければウエイトは少し重めを

とにかく沢山数を釣りたい。

そう思われている方は上記通りのウエイトローテーションでお使いいただけると良いと思いますが、大きいサイズを釣りたいと思われているのであれば、“1サイズ上げる”ことをオススメ致します。

デカいイサキほど獰猛なので、「あじごスロー」の小さいフォルムを大前提とした状態で、よりデカくて素早いフォールに興味を示しガチです。なので、僕はサイズだけを狙っている時に限り、40gと60gを使うトコロ、60gと80gを使用します。こうすることで良型の打率が上がります。

長々と色々お伝えいたしましたが、結果まとめるとSLJで普段色々ジグをローテションをしているトコロ、「あじごスロー」があれば1つで対応してくれる。そして、マダイ、根魚、青物などをはじめ、本命のイサキは特に、“小さいフォルム”+“遊動式による唯一無二な動き”、“スローフォール”の3要素が効く。

秋のSLJ、まだまだ楽しめますのでぜひ満喫してみてください。

こういった記事もぜひ参考に!

【SLJ】“現役船長”直伝!良型イサキを釣る秘訣

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REAL FISHER

2010年2月、玄界灘を案内する遊漁船として開業。四季折々の魚種とお客様による釣果や釣り方などをもとに、釣果はモチロン「独自の進化を遂げたルアー開発」に専念している船上ルアーブランド。 今後もルアーガイド船ならではのオリジナリティーに溢れる製品開発を随時進行予定。