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【ビッグベイトの難しいが簡単に】フッキングも決まりやすくてバレにくい。“松田 直人”がO.S.P「火蓮(カレン)」について思うこと

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火蓮(カレン)。

それはO.S.Pから生まれたビッグベイトの名称。“ボディ前半がハードで後半がソフト素材”という、ハードベイトとソフトベイトのメリットを融合させたハイブリッド形状。

2023年に登場して以来、カナリ話題になりましたよね。

「ハードとソフトの融合」待望のハイブリッドボディ“ビッグベイト”遂に姿を現す「火蓮(カレン)」

さて! 今回は、既にお使いの方や入手をご検討中の方に向けた実践的内容。先日「火蓮(カレン)」を使いこなす以下の方に、魅力や使いドコロ、使い方など…アレコレ伺うことに。早速記者の質問に沿う形でお届けしていきたいと思います。

松田 直人(Naoto Matsuda) プロフィール

高知県出身でホームグラウンドは早明浦ダムであり、年間300日は釣りをしながら、フルタイムバスプロを目指す若手アングラー。フルタイムガイドサービスやレンタルボート業も営んでいて、「早明浦の松田直人チャンネル」としてYouTubeでも活躍中。

最大の特長や、気に入っている点を教えていただけますか?

今回お話を伺ったのは、高知県の早明浦ダムをホームとする“松田 直人”さん。

まず、最大の特長を伺うと、“ビッグベイトの難しいが無い”という点が一番の特長だとコメント。ビッグベイトというと、バスに折角口を使わせたのにフックアップができなかったり、ファイト中にバレてしまうなどが多い中、「火蓮(カレン)」の場合だと、ソフトボディとアシストフックが良い仕事をしてくれるという。

ビッグベイトはバイトに持ち込んでも、フッキングしなかったり(本気食いの時によくあるのが辛い)、フックアップしても、ルアー自体に重量があるので、エラ洗い時の慣性が大きく、バラシの原因になってしまうことが多いそうですが、「火蓮(カレン)」だとバスの口とルアーが喧嘩することなく、ソフトボディが口の中まで入ってくれるため、フッキングしやすく、さらにファイト中もボディ内部にPEラインが通っているので、バスの動きに追従して、外れることも非常に少ないという。この2つのマイナス要因をクリアしている点が、お気に入りポイントだと回答いただきました。

カレンの使いドコロを教えていただけますか?

使いドコロについて伺いました。

バックウォーター、立木、岩盤、カバー周りはモチロン、オープンウォーターでもソフトボディによって、よりナチュラルに誘えるため、バイトに持ち込みやすいという。

ソフトボディに加えて、大きなテールにも釣れるパワーが秘めているとおっしゃっており、この大きくてソフトなテールは、デカバスのスイッチを入れるフラッシング効果もあり、広範囲のバスに対してスイッチを入れてくれるとのこと。

オープンウォーターでも釣れるということは、カバー周りでも絶対釣れる。躊躇のないバイトは、本物のベイトフィッシュだと思っている証拠。季節は春先から晩秋まで、大きめのベイトフィッシュを捕食している時は期待大。

これから秋にかけて、ベイトも大きくなってくるのでチャンス。雨で流量が増した時や、濁りのある時などは、さらに効果抜群だとおっしゃっていました。

基本操作を教えていただけますか?

使い方についても伺いました。

基本は“タダ巻き”でOKとのこと。ソフトボディが勝手に仕事をしてくれるため、スピードを調整するだけのタダ巻きが、一番「火蓮(カレン)」のポテンシャルを引き出せるという。レンジコントロールをするため、板オモリやフロントフック部分にシンカーを装着しても、動きが変わりにくいという点も魅力だとコメント。

移動距離を抑えたい時はショートトゥイッチや首振りアクションも◎

カバー周りで移動距離を短くしたい場合、ショートトゥイッチの首振アクションや、目線が水面にある場合などは、デッドスティッキングなども有効。ソフトボディならではの、艶めかしい動きがバイトを誘発してくれるという。

爆釣&デカバス捕獲テクニックなどあれば教えていただけますか?

早明浦ダムでは、数年前の台風以降、ハスの大群が流されてきたそうで、現在一番多いメインベイトになっているとのこと。ボトムに群れている大量の群れを狙うと、全部ハスだったりも…目視で確認できる以外にも沢山いるという。

このように大きいベイトの集まる場所が正に「火蓮(カレン)」の得意分野。各フィールドでも同じことが言えるとおっしゃっており、ベイトの絡む場所を探すことがキーに。ビックフィッシュと出会える一番の近道だとコメント。

カラーローテーションについて教えていただけますか?

フィールドの水質にあったカラーを選ぶとのこと。

同じフィールドでも、雨天時は膨張色が有効な為に“チャートバックシャイナー K03”を入れてみたり、晴天時など…ナチュラルに見せたい時は“ゴーストアユ K01”や“ロクマルシークレット K07”を使われるそう。

チャートバックシャイナー K03

ゴーストアユ K01

ロクマルシークレット K07

カレン自体の動きが、ナチュラルなためにカラーで目立たせて使うことも多いそうで、強すぎると思うようなカラー“ライムバックトリガー K06”や“ブルートラウト K05”も、ココで引っ張りたい! 何て時には多用するとおっしゃっていました。

ライムバックトリガー K06

ブルートラウト K05

オススメカラー3つを教えていただけますか?

オススメカラーを3つ伺うことに。

ロクマルシークレット K07

ナチュラルに探りたい時に使用。クリア系のフィールドに強いそう。

チャートバックシャイナー K03

膨張色で雨天時に多用されるカラー。マディとクリア共に使いやすいカラーだそう。

 

ライムバックトリガー K06

とても目立つカラーで、ルアーを主張させたい時に出番が多いそうです。

初めて使う方へ一言お願いします

最後に、初めて使われる方へ一言をいただきました。

ビッグベイトはサイズ的にも、バスの口の中に収まることは少ないと思いますが、カレンの場合はシッカリ吸い込まれることが多く、その後はアシストフックが良い仕事をしてくれます」。

ビッグベイトを普段使っている方も、ビッグベイト自体初めてな方も、このソフトマテリアルボディならではの、バレの少なさとビッグフィッシュをバイトへ持ち込むルアーパワーを、ぜひ体験してみてください」。

カレンの発売後、自己記録が釣れた! なんて声も聞いてきましたが、そんな声が聞こえてくるのを、楽しみにしております。

以上! “松田 直人”さんに訊いた「火蓮(カレン)」に関する内容をお届けしました。因みに、ご友人は早明浦ダムでレコードを出しているそう。

ぜひ、レコード級のBIGバスを釣りたい方はお試しを。

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。