最もシンプルで奥が深い。
多くのルアージャンルで多用され、ロッドワークによるルアーの動きや、ラインの音鳴りなどを無くし、そういう要素で違和感を感じるターゲットに口を使わせやすいアクション“タダ巻き”。巻くだけなので、ルアー操作の中でも特に簡単ではあるものの、突き詰めると実はテクニカルで奥が深い。メタルジグ1つでも、種類によって見え方も異なれば動きも違う、当然タダ巻きが不向きなモノも存在する訳で。
タダ巻きで魚を釣る時でも“見え方や動きの違い”などを上手く駆使して、ジグを使い分ける必要があるなと…今回は、特にそう思わせてくれた、以下ブランドのジグ紹介と共に、動きや出しドコロなども交えてお届けできればと思います。
動きと見た目の違いで使い分ける「ON THE BLUE」タダ巻き対応オススメジグ3選
モノ作り全てのキッカケは船上。
毎日沖へ出ているからこそ気付けることがあり、スグに製品開発へ落し込める。鹿児島県の遊漁船「日登美丸」のルアーブランド「ON THE BLUE」。遊漁船船長がこれまで培ってきた知識や経験に基づいた拘りルアーが数多く展開されていて、その中の大半がタダ巻きに対応しているという。その訳も、簡単に魚を釣ってもらいたいという船長の想いと、実際タダ巻きは魚に警戒心を与えず口を使わせやすいメソッドであるため。
では、同じタダ巻きでも見た目や動きが全く異なる以下3つのジグを紹介。
ON THE BLUE公式HPはこちら
ヒレジグ【ON THE BLUE】
まずはこちらのジグ「ヒレジグ」。
フォールで毎回動きが異なる予測不可能なイレギュラーフォールを演出し、リトリーブへ切り替えると同時に直進安定性に優れたI字アクションを演出。出しドコロとしては、ナブラ時などのトップから、水面直下(サーフェス)に反応がある時や早巻きが必要な時に有効。ヒレを搭載した小魚ソックリなリアルシェイプもバイトへ導くトリガーに。
ウエイト | カラー | 税込価格 |
40g、60g、80g、100g | 6色 | 40g(1,392円)、60g(1,513円)、80g(1,634円)、100g(1,755円) |
ON THE BLUE公式「ヒレジグ」詳細ページはこちら
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Jigggy【ON THE BLUE】
続いて「Jigggy」。
フォールでは弱ったベイトのように、ジワーッとユックリ沈み、タダ巻きでは流れを縫うようなロールアクションを演出する、シンペンやジグミノー寄りの動きを生み出します。出しドコロは、他のジグよりアピール力が欲しい時、ターゲットに対しジックリ見せたい時、ジグを使っていてどうしようもない時など…得意とするレンジは中層から表層周辺。他にはない唯一無二な形状と動きをぜひお試しアレ。
品名 | 仕様 | メーカー希望本体価格 |
Jigggy | ヘッドパーツ40g+ボディパーツ20g×3の4連結100g(40・60・80・100g可変式) | 1,950円(税抜) ※活き海老グロー、剝がれ鱗イワシのみ2,050円(税抜) |
スーパーライト Jigggy Jr. | ヘッドパーツ20g+ボディパーツ10g×4の5連結60g(20・30・40・50・60g可変式) | 1,715円(税抜) ※活き海老グロー、剝がれ鱗イワシのみ1,815円(税抜) |
キャスティング Jigggybaby | ヘッドパーツ10g+ボディパーツ5g×4の5連結30g(10・15・20・25・30g可変式) | 1,450円(税抜) ※活き海老グロー、剝がれ鱗イワシのみ1,550円(税抜) |
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グローエンペラー【ON THE BLUE】
最後は「グローエンペラー」。
フォールでは先ほどと同様不規則な動きを生み、リトリーブではまるでスプーンのように横姿勢でヒラヒラと漕ぐような動きでターゲットを誘う作りに。出しドコロは、その見た目通り、イカを偏食している時は当然ですが、そうでない時であっても、基本フィッシュイーターはイカを常に好んで捕食しているため、使いドコロも問わず最も万能な立ち位置でもあります。狙うレンジに関しては中層~ボトム周辺がオススメ。
品名 | ウエイト | カラー | 税込価格 |
グローエンペラー | 120g、150g、40g、60g、80g、100g | 6色 | 120g(税込2,239円)、150g(税込2,360円)40g(税込:1,392円)、60g(税込:1,513円 )、80g(税込:1,634円)、100g(税込:1,755円) |
グローエンペラーショア | 20g、30g | 6色 | 20g(1,045円)、30g(1,155円) |
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タダ巻き。
動作は巻くだけですが、今回紹介させていただいたように使うモノで動きや見た目が大きく変わるため、タダ巻きで釣果を高めるためには使い分けも1つのキーに。
ぜひ、皆さんも“タダ巻き”という、シンプルであり奥深いメソッドを追求してみては?