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ヤマガブランクスのロッドが「サーフフィネス」と相性抜群である理由

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皆さんこんにちは、ヤマガブランクス広報部です。

うだるような暑さが続いておりますが、対策を万全に釣りを楽しみましょう!

サーフフィネス

さて、ここ数年サーフの釣りの中で「サーフフィネス」と言うフレーズを良く耳にします。私たちヤマガブランクスもアーリーフォーサーフのカテゴリーをリリースしていますが、サーフフィネススタイルであればその他にもブルーカレントシリーズが主役になってきたりします。

今回は様々な釣りをこなしながら、サーフフィネスにも熱を入れている新潟県在住のフィールドスタッフ猪俣氏に色々伺ってきましたので、広報部が「サーフフィネス」を解説しつつ、ヤマガのオススメサーフフィネスロッドをご紹介します。

サーフフィネスとは?

まずは「サーフフィネス」とは一体何なのでしょうか?

これは大きく2つに分かれると思います。

① ライトラインを使用することで遠投時に飛距離を出しやすい。タックルセッティング次第では、通常では手が届かない未知のエリアを攻めることができる

② 喰わせやすいルアー(軽い/小さい)の操作感を上げる

この2つが柱となり、近年激戦区のサーフエリアにおいて、釣果を出す方法として注目されているのではと考えます。

細ラインの重要性

ここで重要なキーになるのが“細いPEライン”です。

猪俣さんのサーフフィネスでよく使用するリールとラインのセッティングは下記の2パターンがメインとなります。

■「リール3000番」→PE0.6号+リーダー16LB 

■「リール4000番」→PE0.8号+リーダー20LB(替えスプールにはPE0.6号)

細いPEライン使用時には感度の向上や飛距離アップなどのメリットも多くありますが、同時にデメリットも発生します。それが、急激に負荷が掛かっての、キャスト切れやファイト中のラインブレイクです。

キャスト方法やドラグ設定である程度防止できますが、ロッドメーカーとしては「ラインに優しいブランク」として、ロッドの張りの強さや曲がりでラインブレイクは避けられると考えます。

デメリットを無くすヤマガのブランク設計

「ラインに優しいブランク」と前述しましたが、なぜ優しいのか?それは“粘りとパワーを融合したブランク設計”にあると考えます。

曲がりすぎるロッドはブランクの反発を活かせず、ファイト中もただドラグを出されるだけになります。逆に硬すぎるロッドは、衝撃を吸収できず、ファイト中は無駄にドラグを出す形になります。

ヤマガのロッドには共通するキーワードとして「曲げて獲る」という信念があります。ロッドを曲げながら衝撃をブランクで吸収し、粘りと反発力で魚を浮かせて獲る。

まさにヤマガブランクスの「曲げて獲る」という考え方の真髄には、細いラインでも大型の魚を獲ることができるということを表しており、これはサーフフィネススタイルのデメリット無くすことにも繋がります。

サーフフィネススタイルにオススメのロッド

それでは使用するメインラインに合わせたオススメロッドをご紹介します。ライン強度を重視して、ロッドと細いPEとの相性を考慮したセレクトです。

単純に相性だけではなく、キャストするルアーがどんなものか?狙うターゲットに合わせた釣り方など、まだまだお伝えできる解説要素は尽きませんが、ご参考になれば幸いです。

PE0.6号タックル:BlueCurrentⅢ 82

ルアー:MAX20g / ライン:PE0.3~0.8 / 自重:83g

■オススメポイント
ブルーカレントⅢシリーズの中でも最長レングスのモデル。サーフでの遠投性能と、しなやかさを丁度良いバランスで設計されています。少し軽めのフリーリグとも相性が良いモデルです。

ヤマガブランクス公式詳細ページはこちら

EARLY 84ML / 4pcs for Mobile

ルアー:5g~24g / ライン:PE0.6~1.2 / 自重:126g

■オススメポイント
4本継のマルチピースモデル。BlueCurrentⅢ 82に2ランク上のバットパワーを持たせたイメージで、15g前後のルアー操作感が◎。4本継ながら、しなやかで綺麗に曲がり込むブランクは、「曲げて獲る」を体感できる1本になっています。

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BlueCurrent 86 All Range “ELITE”

ルアー:3g~21g / ライン:PE0.4~1.0 / 自重:92g

■オススメポイント
少しハリがある高感度系のロッド。ルアーアクションを加えながらの釣りをする方にオススメ。ストレート系ワームを魅力的に躍らせたり、ワインド的に強めにジャークを入れたり、サーフフィネスに一味加えたい方に良いと思います。※ヤマガブランクスメンバーズサイト限定ロッド

ヤマガブランクス公式詳細ページはこちら

PE0.8号タックル:BlueCurrent 93 TZ/NANO All-Range

ルアー:3g~21g / ライン:PE0.4~1.0 / 自重:90g

■オススメポイント
サーフの釣りにおいて、レングスが生み出す飛距離とライトラインの相性が抜群なモデル。自重も軽く、遠距離での感度にも優れています。潮の流れが速い急深サーフや大型魚の実績があるエリアでも安心して使用できるサーフフィネス対応モデルです。

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EARLY 99ML for Surf

ルアー:7g~35g / ライン:PE0.8~1.5 / 自重:155g

■オススメポイント
EARLY for Surfシリーズに追加モデルとしてリリースされた1本。コンセプトはまさに「サーフフィネス」で、遠投性も高いですが、近距離をじっくり探るイメージで使っていただきたい1本。使うルアーが15g~30g前後でしたら、心地よいキャストフィールで遠投できます。また、大型魚対応のバットパワーを持たせており、どちらもPE0.8号使用でフィールドスタッフ郡司さんは10kgのオオニベを、猪俣さんは4キロオーバーのマダイをキャッチしているという実績があります。

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BlueCurrent 100 “BETA” Tuned for SURF

ルアー:4g~30g / ライン:PE0.5~1.0 / 自重:101g

■オススメポイント
サブネームの通りサーフ専用モデルのブルカレで、使うルアーの種類(サイズ/重さ)が多い方にオススメです。幅広いルアーを快適にキャスト可能。10ftでありながらショートグリップを採用している所もポイント。長さを感じさせない振り抜けの良さは、ライトタックルの部類に入ると思います。※ヤマガブランクスメンバーズサイト限定ロッドです。

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最後に

サーフフィネスゲームの利点は、小さなルアーを遠投して細かい操作を可能にする以外にも、トレース時の感度が上がることで、少しの流れの変化や地形の変化にも気づきやすきやすくなります。これは見逃してきた魚を見つけることができる可能性にも繋がり、そこがサーフフィネススタイルのハマる要因にもなっていると思います。

そして、投げ続けることが苦にならない軽快な使用感は集中力を維持しやすく、それも大きなアドバンテージにもなります。
ぜひ、今回ピックアップさせていただいたモデルを使い、ぜひ新たなサーフゲームを楽しんでみて下さい。

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公式ホームページ
https://yamaga-blanks.com/

ヤマガブランクス公式インスタグラム
https://www.instagram.com/yamagablanks_official/

ヤマガブランクスメンバーズサイト
https://www.yamaga-blanks-members.com/

ヤマガブランクス(YAMAGA Blanks)

釣竿製造の株式会社山鹿釣具のオリジナルブランドとして2008年に誕生したロッドメーカー「ヤマガブランクス」。より良い製品づくりを目指し、工場内で設計者と職人がコミュニケーションを取れるように、また多くのプロトロッドのテスト・改良をスピーディーに繰り返すために、ブランクの設計・巻きつけ・塗装・組み立て・出荷まで全てを国内自社工場で一貫生産し、その高品質なロッドに定評がある。