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【ライントラブルがとにかく少ない】アイランドクルーズFC船長“遠藤 正明”に訊いた「DELGADO」というメタルバイブレーションについて/O.S.P

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食わせのスリムボディ、完全水平&超タイトピッチアクション。

ラインやフック絡みを大幅に軽減。

メタルジグ、フラットフィッシュ専用ジグヘッド、タイラバに続き、O.S.Pから今度はメタルバイブレーションがデビュー。その名も「DELGADO」。主にオフショアのシーバスゲームや、サワラ&ブリなどの青物攻略に特化したアイテムになります。

【シーバス/サワラ/青物】食わせの細身形状!完全水平&超タイトピッチアクションを演出!O.S.Pが生む新たなメタルバイブレーション/DELGADO

さて! 本体に関する内容は上記をご覧いただくとして、今回は一歩踏み込んだ内容について。開発に大きく携わられた「アイランドクルーズFC」の船長“遠藤 正明”さんに、特長や開発経緯、使いドコロに使い方、オススメカラーなど…記者の気になる点を教えていただくことに。では、早速質問内容に沿って順番にお伝えさせていただきますね。

遠藤 正明(Masaaki Endo) プロフィール

「アイランドクルーズFC」の船長として日々ガイド業を営んでいる。 ビッグシーバスに対してルドラが有効なことに一早く着目し、シーバスにおけるルドラブームの火付け役となった。T.S.C.R(東京湾シーバスチャレンジ)ではルドラを駆使し、08年第3戦優勝、09年第3戦準優勝と強さを発揮。 シーバスのみならず、アイ・ウェーバーでの尺メバル釣法を始めとしたボートでの、ソルトルアーフィッシング全般に精通した定評高いプロガイド。

遠藤 正明さんが思う最大の魅力は何ですか?

まずはこちらの質問について伺うことに。

ライントラブルが少ない

遠藤 正明”さん自身が考える最大の魅力は、“ライントラブルの少なさ”。メタルバイブレーションを使う中で最もストレスなのが、キャスト後にエビッた時だそうで、「DELGADO」に関しては、それがカナリ少ないためストレスが本当にないという。ラインが絡まないということは、水中で動き続けるということなので、必然的に釣果も上がるため、エビらないということは本当に大事だとコメント。

細身ボディ/ピッチの細かい動き

デルガド=細身(スリム)という意味。

スリムボディで、ピッチの細かいタイトな動きをする点も気に入っているという。“遠藤 正明”さんがこれまで培ってきた知識と経験から、こういった動きがシーバスや青物に効果的だということで、今回採用が決まったそう。

使用感の良さ

使用感の良さも魅力だという。

DELGADO」は比較的重めのウエイト設定で、着底感度の良さやキャスト時の飛行姿勢など…一般的な同クラスのバイブレーションより、使用感に優れているという。

狙うターゲットやレンジで使い分けられる“3つのアイ”

3つアイが搭載されているトコロも気に入っているとおっしゃっていました。

ターゲットや攻めるレンジによって使い分けが可能。ただただ採用しただけでなく、それぞれのアイがシッカリ仕事をするという。一番前はバイブの弱いタイトアクションで水平姿勢。逆に後ろは強波動で、真ん中は両アイの中間的役割。

開発経緯を教えていただけますか?

開発経緯について教えて頂きました。

O.S.Pから打診があった際、この世に3フックのバイブレーションは結構あるため「本当にやるの?」という心配も正直あったそう。ただ、そんな中でサンプルを作るに従い、プロト1つ1つの動きが違う…水中姿勢や左右の振り幅など、新たな発見も多かったという。そんなこともあって、これまで多くのメタルバイブレーションを使って見てきた“遠藤 正明”さんのノウハウを全て取り入れて数々のサンプルを作り、その中で最も多かったモノを製品化にしたとおっしゃっていました。

苦労した点…釣果と強度の両立

開発にあたって苦労もしたという。

特に“釣果と強度の両立”。一般的にこの世にあるメタルバイブレーションのボディ幅は1mmの物が多いそう。薄くすればするほどアクションがタイトになって釣果的には良くなったものの、何尾が釣っていると曲がってしまう。ボディ素材を真鍮などに変えてみたりして、アクションの調整も行ったそうですが、強度面で不採用。結果、ボディ幅に関してはステンの1mmで一般的なメタルバイブレーションと同等の素材とボディ幅に。結果、スリムボディにしてタイトアクションを生み出すことに。

出しドコロ/最も効果を発揮する状況はどんな時ですか?

続いてはこちら。

オフショア&陸っぱり同様“オープンエリアを広く探りたい時”に重宝するという。各方面やレンジ、とにかく広く探りたい時に使用。港湾やサーフ、河口や堤防など…どこでも使えるとのこと。何せラインが絡まないので無駄もなく、効率的に使えて万能。

基本的な使い方を教えて頂けますか?

基本アクションは“タダ巻き”。

コレをベースに、“リフト&フォール”や“カーブフォール”などを織り交ぜたりもするという。また、オススメアクションとしては“表層早巻き”。バイブレーションは沈めガチですが、一番後ろのアイに装着して、表層を速い速度で引いてくると、ウォブリングも強くて、相当アピール力も高く、魚を効率的に寄せてきてくれるそうですよ。コノシロやイワシなどのベイトが多い時、またはコノシロが大きすぎる時、たまたまその上を通った「DELGADO」が下から襲われるということも多いとのこと。

カラーセレクト方法を教えて頂けますか?

カラーセレクトに関しては、主に“ブルピン系とゴールド系”を使い分けるローテ。

クリアな水質では“エメラルドシャッド MJ08”、“イワシレッドベリー MJ10”。

エメラルドシャッド MJ08

イワシレッドベリー MJ10

また、濁りが強い時は“グリーンゴールドギーゴ(GLOW) MJ11”や、“グリーンゴールド MJ02”や“アカキン MJ04”などのゴールド系。

グリーンゴールドギーゴ(GLOW) MJ11

グリーンゴールド MJ02

アカキン MJ04

オススメカラー3選を教えて頂けますか?

オススメカラーに関しては以下の3つ。

アイクルダブルチャートコノシロ(GLOW) MJ13

こちらは、“いつでも釣れる”正に万能色。迷った時にもオススメだそう。

グリーンゴールドギーゴ(GLOW) MJ11

お伝えした通り、濁りが強い時に有効。

グロッタアズール MJ12

他の色で釣れない時に釣れる。ブラックならではの魔法があるという。

入手を迷われている方へ一言をお願いいたします

最後、入手を検討中の方へ一言をいただくと…。

一番の強身は何と言ってもライントラブルが少ない点ですので、ぜひ一度買って使ってみてください。トラブルの多さで、苦手意識を持たれている方や、バイブレーションのメリットもデメリットも分かっている方にオススメです」。

以上! “遠藤 正明”さんに伺った「DELGADO」に関する内容をお届けしました。既に発売中ですので、ぜひ一度お試しを。

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。