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今江克隆のルアーニュースクラブR「便利すぎる溺愛アイテム!今江式超大量タックル可変式収納術」の巻 第1206回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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大量のタックル類を、いかにコンパクトに、いかに効率的に収納するか

盆明けまもなく、TOP50プリプラで桧原湖(福島県)への遠征が始まる。

自分は仕事柄、テストタックルやルアーを長期プリプラで集中的にテストすることが多く、標準装備に加え、プロト製品だらけになるため、湖に持ち込むタックルがTOP50プロの中でも破格に大量になる。

しかも、湖などフィールドに応じてボートのサイズもエレキ艇から小~大型バスボートまで毎回変わるため、できるだけコンパクトかつ、システマティックに即座に入れ替えができるよう、様々な収納法を何十年にわたって模索してきた。

その経験から取捨選択の結果、現在は写真の収納ケースが、メーカーを問わず、最も優れた収納ケースとして固定されてきたのが現状である。

今週はある面、可動式ストーレッジともいえる今江式超大量可変式収納術を紹介しよう。

ちなみにこの写真は、収納ケースの大きさ比較になるので、ご参考に。

絶対基本の無敵トレイ「VS3045」

まず、全てに共通する収納として、明邦化学工業「バーサス」のこのトレイが、絶対基本になる。

もともとは、「VS8030」用の引き出し「VS3045」トレイだが、そのコンパートメント数(分類収納)の圧倒的多さ、薄さ、丈夫さからも、恐らく誰もが使ったことがあるであろう基本トレイだ。

ここに、釣行ごとに入れ替えられるよう、ワームや予備プラグを、湖ごとに分類し収納するのが基本だ。

トレイの収納

このトレイを、ひと手間かけることで見事にきれいに6枚も収納でき、そのままバスボートのセンターストレージにスッポリ入れたり、河野(正彦)プロのようにデッキ下に数個並べることもでき、さらに使わない時は薄く折りたためたりするのが「LIFELEX(コーナン商事)」の折り畳みコンテナケースだ。

しかも、使用するLサイズで価格1,600円前後と安く、意外なほどに丈夫で壊れないのも、さすが一流ホームセンター、コーナンである。

今江的に、すでに4年以上使っているが、ワームやジグを満載で詰め込んでも未だ破損は1つもない。

うれしいことに「レンジャーZ521L」の場合、このままセンターストレージに4つも並べられるため、とてもきれいで機能的に瞬時に入れ替え詰め替えもできる。

ちなみに、これが自分が使っている「LIFELEX」のカタログデータ。

ここまでは完璧すぎて最高なのだが、一つだけ冒頭にいった「ひと手間かける」必要があるのが、唯一の難点だ。

それが、この「VS3045」トレイの「耳(突起部分)」だ。

もともと「VS8030」の引き出しにはめるため、このトレーの左右にはレール(耳)がついている。

これが付いてもスッポリ入るのだが、出す時にギリギリ2つの取っ手に引っ掛かって超絶ウザいことになるのだ。

そこで、自分は大型カッターナイフで両耳の付け根を何度もスリットを入れる感じで切りつけ、プライヤーでパキッと折って写真のように耳を取り除いている。

慣れたら数分で終わる作業で簡単なんだが、まぁまぁカッター作業に慣れてないと危険な作業なので、明邦の清本社長、ココ、失くしてくれんかね?

コレさえ切り取れば、このコンテナはマジで完璧です。

溺愛のバッカン

次に、エレキ戦やエレキ艇での取材で、もうずっと溺愛レベルに愛用してるのがダイワのこの巨大バッカン。

自分が知る限り、最大級のバッカンで、すでに4年以上使ってるので値段は忘れたが、これぞエレキ艇のなんでもストレージである。

防水力最強で、なんならライブウェルにも使える頑丈さで、天板が成型の丈夫な樹脂製なので、短距離移動なら自分はこれにまたがって移動してるが、潰れてしまう気配もない。

「LIFELEX」のコンテナが丸ごと入るほどの超大用量バッカンは、なかなか代用品がなく、エレキ艇ではルアーやワームのみならず、バッグ類、レインスーツ、食料品まで、コレ一つにブッ込めるので非常に便利である。

サイドポケットは防水ではないが、ワームのストックを袋ごと大量保管できるのも、便利である。

なにより座れるほど頑丈なわりには軽く、高価ではあるが、バス釣りなら10年は余裕で使えるエレキ艇には最高のドライストレージである。

実はめっちゃ便利な逸品

一方、ダイワのバッカンのようにドライストレレージとしては使えないが、それに引けを取らない収容容量で、意外な便利グッズがエバーグリーンの「B-TRUE EVAカーゴトートバッグ」だ。

これは、リザーバー取材や大型バスボート釣行の折に、家から車、車からボートへのあらゆる道具類の一気運搬にとても便利なのだ。

収容量は最大級のダイワバッカンに匹敵するうえ、ソフトなEVA素材なので、荷物をしこたま入れて運搬収納後は、折りたたんで車やボートの狭いスペースに仕舞っておいて、釣行後もすぐ運搬用に使える点だ。

デカくて何でも入れられるうえ、外側は完全防水で丈夫なので、水辺に置いても大丈夫。

上部にネットも張ってあるので、万が一60cmUPが釣れた時、マリーナまで戻るまでの緊急ライブウェルにもなるのだ。

何に使うのかよ〜分からんけど、あったらめちゃ実は便利ってヤツが、このソフトバッカンである。

今春に出会った大当たりの優れモノ

一方、大型ストレージとして使うのではなく、メインタックルボックスに入りきらない、一軍系バックアップルアーや、試してみたいプロトルアーなどをすぐに取り出すために、サブタックルボックスとしての中容量バッカンは昨年まで悩みの種だった。

それが、今年の春にたまたま近所の量販店海釣りのコーナーで出会ったのが、このバッカン。

大きさ的には、バス専門メーカーが出してるバッカンサイズより少しだけ横幅が大きめ(ココ重要)。

なんか色合いがかっこいいんで手にしてみたら12,000円オーバーの価格にドン引き…。

でも、なんだかいろいろとウンチクが書いてあったので、試しに購入してみたところ、これが追加でさらに大型も買ってしまうほど、大当たりの優れモノでした。

何がよかったかというと、堅牢な成型天板蓋は防水防風性抜群でいい感じなのだが、開けてみて、なるほど!と唸らされたのが、このインナーバッカンの存在。

コレが、めっちゃ便利。

事実上、中蓋(ブタ)上面、中蓋下段、そしてバッカン内部と3部構造で、取り出し頻度に応じて入れたいモノを上に位置させることができる。

ドサ入れバッカンの欠点である、一番下に何入れたか忘れて放置プレーや、出すのに中身丸ごと全部出さないと、底のモノが取り出せない不便さが、軽減されています。

なんなら、中蓋バッカンだけとりだしてデッキに置いておくと、これまた便利で、特にテスト品が多い時には優先順に配置できて、めちゃ助かりました。

また、横の長さが絶妙で、「VS3045」が6個、耳を切らずにピッタリ納まります。

さらに、この状態で天板の「成型蓋が完全に取り外し可能」のため、天板外せばこのまま「LIFELEX」同様、バスボートストレージにスッポリ納められるわけです。

価格さえ目をつむれば、エレキ艇でも小型バスボートでも超便利で、「LIFELEX」が不必要になる優れモノで、現在、今江的大のお気に入りグッズになってます。

なんか最近、シマノの回し者みたいになってますが、単純に準備の効率化に最高のモノを探していた結果の、偶然の出会いですので…。

まあ、こんな手の込んだ高級高機能バッカン…全釣ジャンル、全世界で売れるシマノぐらいしか、採算合わんわな…。

天板の蓋はロックとベルクロの2重方式で、ロックしなくても風やボート走行で蓋がバッカーンって突然開くこともない、気の配りよう。

一度買ったら10年は使うモノなので、そういう意味では価格は高くても、価値あるセカンドタックルボックスといえると思います。

今江的小物整理ボックスを紹介!

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