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夏の「カバー撃ち」のいろは/澤田祥汰

寄稿:澤田 祥汰
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夏のバス釣り入門

カバー撃ちの極意

狙うべきカバーの種類

ここでは狙うべきカバーの種類について解説していこうと思います。

普段、ガイドをしている長良川はカバーの種類がとても豊富でアシやブッシュ、オーバーハング、ゴミ溜まりなどカバー天国とも言えるほど沢山あります。

そんな中でバスを探し出していくにはコツがあるんです。それは単純ですが“良いカバーを狙うこと”です。良いカバーとは水中まで枝や木が入っているカバーで、バスはもちろんベイトとなるエビや虫などが水面を覆いかぶさっているだけのカバーよりも好んでいる印象があります。より複雑なカバーであればある程、良いカバーと言えると思います。

 

カバー撃ちにオススメのルアー

カバー撃ちに向いているルアーやリグなどは沢山存在していますが、僕がオススメするルアーは2つ。

“バックスライド系のノーシンカー”“ホッグ系の直リグ”です。

バックスライド系ワームのあれこれ

バックスライドとは後ろ向きにスライドフォールするワームで、カバーの奥に自発的に滑り込んでくれ、またノーシンカーで使用するため、ゆっくりとしたフォールでバスにアピールしてくれます。

僕が普段使うバックスライド系ワームはメガバスのTKツイスター4.5インチ。このワームはノーシンカーでもウエイトがしっかりとあるので扱いやすく、2本の長い爪とボディというシンプルな形状になっているので複雑なカバー奥にも入れやすくて、めちゃくちゃ釣れるワームです!

ホッグ系ワームの直リグのあれこれ

二つ目はホッグ系の直リグ。

直リグはオフセットフックとシンカーをリングで繋げたシンプルな仕掛けなのですが、この直リグがとても優秀。カバーの貫通能力がとても高く、また垂直にワームをフォールさせることもできるためナチュラルにバスを誘うことができます。

直リグでのオススメワームはメガバスのボトルシュリンプ4インチ。テナガエビやザリガニにシルエットがそっくりで、特徴ともいえる2本のアームが水を押してくれるので、カバーの中でもバスにしっかりアピールしてバイトをもたらせてくれます。

いずれの釣り方も、キモとしては“シンプルでパワフルなワームを選ぶ”ということ。シンプルでパワフルなワームを選ぶことで、カバーの奥に入れやすく、またリアクション要素も意識しながら狙うことができます。

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