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【NなNEWモデル】タイラバロッド「レッドフリップ」追加機種は「乗せ」で貴重なバイトをモノにする!?

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ロッドメーカー「天龍」のタイラバロッドシリーズが「Red Flip(レッドフリップ)」。

いよいよ今夏から追加機種が順次登場となっていく。追加されるのは8月発売予定がRF642B-UL/VDN、RF6102B-L/DN、RF652S-L/CNの3モデル、10月発売予定がRF772B-L/LN。

追加モデルはハイプレッシャーを攻略する「乗せ」

追加となる4モデルは、いずれもいわゆる「乗せ調子」。ちなみにレッドフリップには大きく分けてK=掛け・N=乗せ、そうタイプが分類される。いずれもNの乗せ調子が追加機種。

これは、一年を通してタイラバを楽しむ方が増え、状況によってはポイントに船数が多かったり、人数が多かったり、あるいはアフタースポーンや低水温での食い渋りなどに対応するモデルを展開するという意志の表れ。

その解説動画が以下の通り。

出典:YouTube「TENRYU CO.,LTD」

チューブラーでありながら、しなやか

追加4モデルはチューブラーティップを採用しているが、その追従性はソリッドティップに迫るテイストとなっているそうで、タフな状況下ではワンバイトが貴重になるだけに、文字通り弾かず乗せるように獲るために開発されたという。

RF642B-UL/VDN

RF642B-UL/VDNは、VDNがバーチカル・ディープ・乗せを表す。

ULクラスの既存機種としては RF5101B-UL/VSNが挙げられるが、VSNはバーチカル・シャロー・乗せを表すだけに、RF642B-UL/VDNはディープや大型船、航路筋などで活躍するモデル。

非常にしなやかながら、C・N・T(カーボンナノチューブ)をバットにコンポジットしているだけに、弾かず乗せてからは魚を浮かせる性能もしっかりと兼備するという。

品名 タイプ 全長
( m [ft])
継数
(本)
調子 仕舞寸法
(cm)
ルアーウェイト
(g)
ライン
(PE/号)
最大ドラグ
(kg)
リアグリップ
(mm)
先径
(mm)
自重
(g)
使用繊維 カーボン/グラス
(%)
本体価格
RF642B-UL/VDN B 1.93[6’4″] 2* RS 144 Vertical 30-100 , Dotera MAX150 MAX 1.0 2 425 1.2 105 91/9 ¥38,000

RF6102B-L/DN

RF6102B-L/DNは「ドテラ・乗せ」モデル。

バーチカルでは45~140gに適するほかドテラでは250gまで対応。特に深場のドテラ流しでヘビーウエイトなタイラバを使用する際にカーボンチューブラーの感度を活かしながら乗せ感も兼備。

またどうしても深場などで海中のクラゲなどがラインにまとわりつきガイドが目詰まりを起こすような場合の対応にトップガイド径を大きめにしているのも特徴。 小型電動リールにも対応可能。

品名 タイプ 全長
( m [ft])
継数
(本)
調子 仕舞寸法
(cm)
ルアーウェイト
(g)
ライン
(PE/号)
最大ドラグ
(kg)
リアグリップ
(mm)
先径
(mm)
自重
(g)
使用繊維 カーボン/グラス
(%)
本体価格
RF6102B-L/DN B 2.08[6’10”] 2* RS 159 Vertical 45-140 , Dotera MAX250 MAX 1.2 2.5 425 1.3 117 90/10 ¥40,000

RF652S-L/CN

RF652S-L/CNはC=キャストのN=乗せを表すスピニングモデル。

今回追加されるRF652S-L/CN以外に、レッドフリップにはRF672S-ML/CKというスピニングモデルがあるが、後者はあくまで「掛け」をメインにしたモデル。

追加となるRF652S-L/CNに関していえばキャスト性能を持ちながらバイトを弾きにくく、低活性ながら横の動きに反応がよい…そんな状況では効果的なモデル。

また、ガイド径を小さくすることでリーリング時のブレを抑制。安定したリトリーブを行いやすい。

品名 タイプ 全長
( m [ft])
継数
(本)
調子 仕舞寸法
(cm)
ルアーウェイト
(g)
ライン
(PE/号)
最大ドラグ
(kg)
リアグリップ
(mm)
先径
(mm)
自重
(g)
使用繊維 カーボン/グラス
(%)
本体価格
RF652S-L/CN S 1.96[6’5″] 2* R 155 Vertical 45-120 , Dotera MAX180 , Cast MAX60 MAX 1.0 2 405 1.3 100 89/11 ¥37,500

RF772B-L/LN

RF772B-L/LNのLNにはロング・乗せを表す。レッドフリップの現行モデルは、フルモデルチェンジをしたものだが、実は前モデルにもロングロッドはあった。

ただ、前モデルにはC・N・Tが採用されておらず、非常にしなやかなティップにかけての追従性を持ちながら、リフト力も非常に高いモデルに。

海峡筋などでのタイラバの安定、船や波の上下の吸収のほか、一部で行われる両舷ドテラへのレングスを活かした対応力など、一見特殊に見える7フィート7インチのレングスながら、強波動系ネクタイへの対応力も高く、実はかなりオールラウンダーな性能を持っているそうだ。

ちなみに、こちらのモデルのみ10月発売を予定している。

品名 タイプ 全長
( m [ft])
継数
(本)
調子 仕舞寸法
(cm)
ルアーウェイト
(g)
ライン
(PE/号)
最大ドラグ
(kg)
リアグリップ
(mm)
先径
(mm)
自重
(g)
使用繊維 カーボン/グラス
(%)
本体価格
RF772B-L/LN B 2.31[7’7″] 1 & H RS 144 Vertical 45-140 , Dotera MAX250 MAX 1.2 2.5 425 1.4 126 83/17 ¥41,500

ということでレッドフリップ追加モデルのご紹介でした。もっと多くのフィールドで、季節問わず、シチュエーション問わずタイラバを楽しみたい方には、琴線に触れるモデルがあるのではないでしょうか?

テンリュウ公式「レッドフリップ」詳細ページはこちら

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。