「自分のスピニングタックルで釣るその楽しさの中で、”この竿だ”と思うロッドが作れたんだと思います。」
「インクルード IS88-M9 – MAGNUM BULLET」を手にし語るのは、ゼナックフィールドスタッフの菅原 正史さん。
菅原さんがメインとするフィールドは、河口絡みのゴロタサーフ。そこでヒラスズキをメインで狙ってきました。
これまで、ロックショア用のロッドやシーバスロッドのヘビーモデル、ベイトタックルなど様々なタイプのロッドを使用してきたなかで、今作の「インクルード IS88-M9 – MAGNUM BULLET」は菅原さん自身、“コレだ!”とひらめくロッドに仕上げられているのだそう。
INQLUDE【ゼナック】
Model | Length (ft) | Joint (pce) | Closed Length (cm) | Lure WT (g) | Line WT (PE) | Shock Leader Max(lb) | Rod’sweight (average) (g) | Grip length | Reel seat size |
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IS88-M9 Magnum Bullet | 8′ 8″ | 2pc | 137 | 15 ~80 | 1 ~ 3 | 60 | 205 | 515 | ヘキサゴンリールシート 15 |
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8.8ftのショートレングスに隠された魅力
一般的にサーフや河口エリアでは飛距離を出すために、10ftや11ftのロッドを使用することが多いと思います。それに対して、8.8ftの「インクルード IS88-M9 – MAGNUM BULLET」はかなり短めのレングスといえるでしょう。
しかし、そのレングスを埋めるのがゼナック独自のブランク設計。
ロッドネームにも“MAGNUM BULLET”とあるように、ルアーウエイトをブランクに乗せて爆発的な飛距離を生み出すことが可能。
シャキッとしながらもパワーがあるブランクに仕上げられているとのことで、テイクバックしてから振り抜く際のインパクトは非常に強力。レングスの差を感じさせない遠投性能を体感することができるのだそう。
またヒラスズキを狙っていると時折青物やフラットフィッシュが掛かることも。そうしたパワーのある魚種でも一切ブランクが負けることなくランディングまでできるとのこと。
また赤目などのモンスタークラスの魚種であっても問題なくキャッチができたとの報告も!
ルアーも10gから80gまで幅広く対応しており、イワシなどの小魚系から、コノシロパターンなど様々なベイトパターンでもこの一本ですべて使いこなすことができるロッドに仕上げられています。
また、8.8ftというショートレングスならではの取り回しの良さや細かいロッド操作も魅力。
特に10gほどの軽量ルアーを使用した場合ではキビキビとした細かいアクションも入力しやすく、さらに操作性と併せて感度も優秀。菅原さんが多用する12~13cm(18~20g)のリップレスミノーも、しっかりブランクにウエイトを乗せて振り抜くことができるのだそう。
ショートレングスならではの操作性にあわせ、バットからベリーにかけてのブランクパワーも十分に備えているので、キャストフィーリングも非常に優れているとのこと。
ベストウエイトとされる50gでは、振り抜きの良さ、ハリ感による反発の良さを感じることができ、さらに最大の80gでも十分にウエイトを乗せてフルキャストが可能。さらに遠投先でもアクションがつけやすいなど、これまでのロッドとは一線を画すロッドとなります。
もちろんプラグ以外のメタルジグなどにも対応可能。
各ウエイトのルアーキャストの詳細は、以下の菅原さんのロッド解説動画でも語られています。ぜひ併せてご覧ください。
ナイトゲームでも安心のトラブルレス「RGガイド」搭載
そして、「インクルード IS88-M9 – MAGNUM BULLET」の魅力はブランクだけではありません。
ゼナックが誇る独自のガイドシステム「RGガイドシステム」が搭載されています。
「RGガイドシステム」とは、スピニングロッドの性能を極限まで引き出すゼナックオリジナルのガイドシステムであり、その独自のデザインにより、キャストフィールや感度の向上、ライントラブルの減少など、実釣におけるPEラインのデメリットを完全に打ち消し、メリットを最大化させる効果を持つとされています。
実際サーフなどでは風が強く、ラインのガイド絡みが発生してしまうことも多々。またナイトゲームなど視界が悪い状況下でのガイドトラブルは手返しだけでなく思わぬ破損やラインブレイクの原因になることも。
そうした状況下においてはトラブルが少ない「RGガイド」は大きなアドバンテージとなります。
菅原さんも「RGガイドシステムを搭載したことで、PEラインのガイドによる糸がらみはほぼ起こらない。それによりナイトゲームの快適さが格段に上がった」と語るなど、その恩恵の大きさを体感しているとのとこ。
ラバー仕様のヘキサゴンリールシート
そして最後は、ラバー仕様のヘキサゴングリップ。
ヘキサゴングリップはゼナックオリジナルのリールシート形状で、特殊成型機にて合成・製造することで、剛性に優れ、大型のリールでもブレずにしっかりと保持することができるリールシート。
また変則の六角形型のデザインは、「握った時の指の形」に合わせて設計されており、ルアー操作、ファイトすべてのロッド操作の安定性が増し、やり取りも少ない力で楽に行うことができるのだそう。
さらに今作の「インクルード IS88-M9 – MAGNUM BULLET」ではラバー仕様となっており、手を添えた時にフィット感が大幅に向上。
特に長時間の釣行などで疲労感が増した状況でもフィット感が増し、操作時の感度や感覚がより敏感に伝達されるのだそう
以上、ゼナックの「インクルード」を紹介しました。
菅原さんも「今作はかなりの完成度」と語るなど、これまでのロッドとは一味違う性能に仕上げられています。
既に受注が開始とされているので気になった方はぜひチェックしてみてください!
また菅原さんの実釣解説動画では、より詳細な使用感も解説されているので、ぜひ併せてご覧ください。