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各モデルの使い分けや出しドコロ、アクション方法などにも必見!オリキン“折金一樹”に訊いた「ピクロ68」使いこなし術を大公開

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ピクピクローリング=ピクロ。

ミドストやホバストのようなローリングアクションをハードルアーで行えると、一躍話題になった、O.S.Pが手掛ける新感覚ルアー。「ピクロ68F」が2020年夏に登場し、その後「ピクロ 68 SSS」も登場。丁度今正に表層または水面直下の釣りが面白い季節ということで、愛用中の方や、使ってみようかな? とお考えの方も多いのでは?

ピクロ68F

O.S.P公式「ピクロ68F」詳細ページはこちら

【またまた新形状ルアーがデビュー】弱ったベイトのようなロールアクションを演出!O.S.Pの新作ルアー「ピクロ68F」をご紹介!

ピクロ 68 SSS

O.S.P公式「ピクロ 68 SSS」詳細ページはこちら

【レンジコントロールが可能に】激ロールアクションで中層を攻略!O.S.P「ピクロ 68 SSS」徹底解説

では、本題!

普段、釣りウマはどのようにピクロシリーズを使いこなしているのか? 気になったので、先日以下の方にお話を伺うことに。では、質問内容に沿ってお伝えしますね。

折金 一樹(kazuki orikane) プロフィール

高滝湖、亀山湖、印旛沼など、千葉県のメジャーフィールドを中心に関東の様々なフィールドを駆け巡る通称「オリキン」。10年チャプター関東Bブロックチャンピオンシップ優勝、11年ブロックチャンピオンシップ東日本優勝。2016年H1グランプリとNAB21で年間総合優勝。さらに2018年H1GPXでは第4戦、5戦を優勝し年間優勝も勝ち取り、数々の高成績を残してきた。得意な釣りはサイトだが、他にもフィネスからパワーフィッシングまでハイレベルでこなす幅広さも併せ持つOSPのプロスタッフである。 最近ではyoutubeにも力を入れており数々のチャンネルに出演しながら、自分自身のチャンネルである、「オリキンちゃんねる」を開設。

ピクロ68の魅力とは?

さて! 今回はお馴染みのオリキンこと“折金一樹”さんに、ピクロシリーズについて色々教えていただきました。

まず、魅力を伺うと、“ワームに出来ない事が可能なミドストルアー”だとコメント。

リップ付きでシッカリと水を噛んで操作しやすい。そして、硬いボディによる水押し、反射板によるフラッシングで、バスを惹き付けることができるという。

また、ボディアクションとは異なる特殊繊維のテールフェザーは、柔らかく揺らめくようなアクションで、生命感を際立たせることも可能。

活性の低い特殊な状況下でも、捕食行動を奮い立たせ、バスを遠くから呼び込み、バイトにまで持ち込めることはコレならではの魅力」だと絶賛。また、トリプルフックでワームでは掛からないバイトでもフッキングが決まるという点も気に入っているそう。

【出しドコロ】最も効果を発揮するシチュエーションを教えていただけますか?

続いてはこちらの質問。

最も効果を発揮する状況としては“繊細かつ強くバスを惹き付けたい時”。盛んに小魚を追って、フィーディングをしているが、リップ付きのハードルアーでは強過ぎる。ただ、ワームでは弱すぎるという状況で、中間を補える特長を秘めているとおっしゃっていました。特に春や秋に多い、水温が低い状況でルアーにセレクティブな反応を示す時、ハイシーズンでもクリアアップした時など、唯一無二の能力を発揮するそうです。

両モデルの使い分けを教えていただけますか?

両モデルの使い分けについても伺いました。

ピクロ68F

ピクロ68F」は水面又は水面直下の誘いがメイン。比較的表層付近に好反応を示す際に有効とのこと。

ピクロ 68 SSS

一方「ピクロ 68 SSS」は、より深いレンジを攻めたい場合、具体的に50cmから1m前後をミドストやタダ巻きで探りたい時などに使われることが多いそう。

【基本操作】使い方を教えていただけますか?

基本操作についても伺いました。主に挙げていただいた操作方法は以下3つ。

タダ巻き

まずは、リーリングによるタダ巻き。

背中のリップに水を受けながら細かくハイピッチに、ボディをロールさせるアクション。ロッドティップで振動を感じるくらいのスピードと、一定の振動とスピードを保ちながら、引き続けることがコツ。早巻きにも対応。

ピクスト

ピクロ68両モデルで行うミドスト。

少し緩んだラインテンションを保ち、連続してロッドティップを弾くことで、繊細なロールから強いロールまで、意図するミドストアクションを演出できるというモノ。

ポッピング

フローティングモデルを水面に浮かせた状態で、短く強めのロッドアクションを加えると、ポッパーのようにポコンッという音と共に飛沫を放つ。繊細なアクションと対比して、強めのアピールがアクセントとなるアクション。

水面放置

フローティングモデルで水面に放置すると、テールの特殊繊維だけがゆったりと揺らぎ、小魚が静止してボバリングしているようなアクションを演出。

ルアー操作において心掛けていることは何ですか?

ルアー操作において、心掛けていることも伺いました。

細かなアクションがやりやすいルアーでもあるので、ただ巻いたり動かしたりというより、地形やバスのポジションなどをイメージしながら操作することで、同じアクションだとしても、全然違ってくるとコメント。

思っている以上にバスはピクロ68の動きに惹き付けられることが多く、バスを引っ張ってくる為にも、ロングキャストから誘うことが有効だとおっしゃっていました。

オススメチューニング方法などはありますか?

チューニングについて伺ってみると…。

アゴ部分にウエイトシールを貼り、より深いレンジを探ったり、少しスピードを上げた誘いなどの微調整を普段行っているという。

0.2~0.5g程度のウエイトで調整されていることが多いそう。

カラーセレクト方法を教えていただけますか?

最後は、カラーセレクトについて伺いました。

繊細なアクション故に細かなカラー選択はやはり大切。“折金一樹”さんは、まずフラッシングの強さで選ぶとのこと。

反射板のあるなし、透け感の強さなど…水質や光量で選ぶという判断。水がクリアな場合は“TSライブリーフラッシュ公魚 TSL76”などのナチュラル系がオススメ。

TSライブリーフラッシュ公魚 TSL76

水質に粒子が多いなどで透明感が無い場合、バスとの距離があって遠くから呼びたい場合は、ベタ塗りに近いようなカラーや、光をかざしてみて光るようなフラッシングの強いカラーがオススメ。オススメは“潤るワカサギ S76”や“ゴーストパール P83”など。

潤るワカサギ S76

ゴーストパール P83

以上! “折金一樹”さんに伺った「ピクロ68F」と「ピクロ 68 SSS」の使いこなし術でした。バイトシーンが見えたり水面が割れたり!

バイトも迫力がありますので、ぜひお試しを。

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。