誰でも簡単に楽にデキる！多彩に釣れる！「ローギアジギング」ってなんだ!?
もっと手軽に！
LOWギアジギング
今回のお話は、これからオフショアジギングを始めてみたいという方、簡単なジギングをやりたいという方、手ぶらでテンション下がったまま帰りたくない（笑）…そんな皆さんに読んで頂きたいのです。
キーワードは「ローギアジギング」。
〝ほら出た横文字〟と思う事なかれ（笑）。このローギアジギング、手軽に負担なく多魚種が釣りやすいというもの。
平戸ジャークの生みの親・幸漁丸の岩崎幸広船長。ローギアジギングはビギナーにも親しみやすく、コアなジギンガーにも新しい感覚が得られるのではないかという
そんな事を伝えてくれるのが、長崎県は平戸の早福港から出船する遊漁船「幸漁丸」の岩崎幸広船長。岩崎幸広さんといえば、いわゆる「平戸ジャーク」の生みの親でもある。ジギンガーであれば、大型ヒラマサを釣らせる幸漁丸の名とともにピンとくる方も多いのではないだろうか。
でも大丈夫（笑）！特別に難しいこともなく、その名の通り〝ローギア〟を駆使して、先に触れたようにイージーに！バラエティ豊かに!!ジギングで魚釣りを楽しんじゃいましょうという提案。
幸漁丸の舵を握る岩崎幸広船長から、ローギアジギングのメリット、そのタックルなどを伺ってきました。
ローギアジギングについて
これまでジギングにそれほど慣れ親しんでいない方にこそチャレンジしてほしいという「ローギアジギング」。
文字通りローギアリールを用いる。ではあるのだけれど、岩崎船長が〝推しリール〟として挙げているのがオクマのCAVALLA（カバラ）だ。
正確にいうと、オクマのカバラはレバードラグ式の高剛性リールで、2スピードギアとなっているのが特徴だ。
| 型番 | ギア比 High/Low | 最大ドラグカ STRIKE/Full (Kg) | 自重(g) | 本体スプール 糸巻量 PE(号-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) High/Low | ベアリング数 BB | 本体価格（円）（税抜き） |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CAV-5NII-TB | 6.4/3.8 | 7/11 | 502 | 3-400 4-300 5-220 | 107/63 | 4 | 32,800 |
| CAV-5NIILX-1 ※左ハンドル | 6.4/3.8 | 7/11 | 502 | 3-400 4-300 5-220 | 107/63 | 4 | 32,800 |
さて、この手のレバードラグ式2スピードギアを持つリールで一般的な使い方といえば、通常はハイギアで使用し、いざ大型魚がヒットして高負荷が掛かって巻けなくなった場合にローギアにシフトする…というものだろう。
岩崎船長が提案するローギアジギングはそこが異なり、カバラを最初からロースピードギアで使う。ハイを使うのは回収を早くしたい時くらいのもので、実釣においてはLOWを通す。
△高速ギアと低速ギアの変更は、ボタンの押し下げとシフトレバーの操作だけで行うことが可能
手軽！魚種多彩！ローギアジギングの魅力
2スピードギアを持つリールの中で、なぜカバラなのか？という部分については一旦おいておき、まずは「なぜ？ローギアジギングがこれから始めたい人にもイイのか」、その部分から。
△誰もが手軽に楽しめ、様々な魚種を狙える。オクマ・ゼニスのスタッフもこの釣りで多彩な魚種をキャッチしているという
その理由を大まかにまとめると以下の3点。
①圧倒的に軽い力で巻く（シャクる）ことができる
②大型の魚がヒットしても、ある程度ゴリ巻きでも対応しやすい
③多彩な魚種が釣れる確率大！手ぶらは低確率（笑）!!
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もちろん①と②に関しては、カバラの性能もありきになってくる部分でもある。
さて、では上記の③、多彩な魚種が釣れる点について。先述の通り、カバラのロースピードギアはギア比は3.8・最大糸巻き量63cm。ジグを付けた状態であれば1回転60cmほど。
LOWでは極端なローギアといえる。
△軽い力でジグをアクションさせることができるが、移動距離は少ない。これが多彩な魚種を魅了するという
つまるところ、例えばワンピッチでジャークを入れる、その時のジグの移動距離自体は60cmほど。レンジを探るのが大事な要素のひとつであるジギングだけれど、その任意のレンジの中で、かなりネチネチと移動距離を抑えながらも各種ジグで誘えるのです。
△青物狙いにもバッチリ
もちろんスピーディーにガンガン誘ってヒットが生まれるというシーンも青物ジギングではあるでしょう。ただ、同じく青物狙いでもそうした速い誘いに乗ってこないケースもあります。
また、ローギアジギングで提案しているのは、何も青物狙いというだけではなくて、〝まずジギングで何かを釣る〟というスタイルでもあります。
となると、この「レンジ間で移動距離を抑えながら誘える」という武器は、例えば遊泳力の低いターゲットであったり、例えばあまりボトムから離れない根魚であったり、ベイトを積極的に追わない状況などにも対応できるマルチなアプローチなのです。
そして、それがカバラのLOWで行えば、誰でも簡単にオートマチックにこなせてしまうのがメリット！
さて、次回はそんなジギングをもっと身近な存在にしてくれる「ローギアジギング」になぜカバラがマッチするのか。そんなところを深掘りしていきます！
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