今江克隆のルアーニュースクラブR「晴天無風の激暑地獄でも釣れるハードベイト!」の巻 第1204回
先週は、イマカツ下半期リリース予定のハードベイト情報を紹介したが、今週は、それら新作ハードベイトの取材で、1年ぶりのさめうら湖(高知県)に行ってきた。
西日本屈指のビッグレイクであり、一番好きなリザーバーゆえに、ウキウキ夏休み気分で訪れたのだが、そこは気温37度を超える猛暑晴天無風の激熱地獄、1日50cmを超える急減水も手伝って、ウキウキどころか危険すぎるハードベイトロケになった。

1年ぶりのさめうら湖取材は、朝一から雲一つない晴天無風の激暑地獄…。ジンクリアなさめうら湖でハードベイト縛りは早々に無理筋に思えた
「レイジースイマー7インチ」を忍ばせて…
午前6時からしかスロープが開門されないさめうら湖では、ボートを降ろしたら、すでに7時前…。
朝から猛烈な日差しが差し込み、ハードベイトでは相当な苦戦を余儀なくされた。
締切ギリということもあって、万が一の保険にと、今月リリースになったイマカツの超人気スイムベイトシリーズの新作「レイジースイマー7インチ(レイジーセブン)」を、密かに反則凶器としてタックルボックスに忍ばせてきたことが、ホンマに幸いだった。
自分にしてみたらリザーバーで取材レベルなら、まさにステゴロ勝負に飛び道具を持ち込むぐらいの凶器といえるのが「レイジースイマー」である。
プライベートなら「レイジースイマー9インチ」が絶対なのだが、今回は取材のテーマ的に甘えが出てはいけないので、ベレッタ92並みの6インチとRPG砲並の9インチは全て家に置いてきて、7インチだけ、密かに凶器として持ち込んでいた。
一撃必殺!
おかげさまで、開始早々に最上流部から少し下がったフラット付近でデカそうなバスを見つけたので、仕込んできた山岡家式サイドフックのボトム放置で寄せてワンツー逃がし。
近年、ガイド業やメディア取材が盛んで、結構訓練された天才バスが多い最上流付近だったが、予想通りの横腹啄みバイトで完璧フッキング。
開始早々にブリブリの美しい50cmUPを仕留めることに成功し、保険は獲得。

「レイジーセブン」山岡家謹製サイドフックで一撃必殺取材終了?。まずは早めに保険を賭けておくことも、取材NG回避の秘訣です(笑)

今回のロケを朝一、一発で決めてくれたのは山岡家謹製のサイドフック仕様「レイジーセブン」。狙ってデカバスを高確率で仕留めるには最強のルアーだ
その後のツラい炎天下でのハードベイト取材を、ゆとりをもって展開することができた。

「レイジーセブン」で早々に保険を賭けられたおかげで、ピーカン激暑の中でも、メンタル崩壊せずにハードベイトを投げ続けることができた
結局、動画カメラマンをするはずだった河野プロの掟破りの㊙反則行為で、このバスさえ、今回は脇役にされてしまう結果になるのではあるが…。
フッキング率向上&バラシ軽減
ただ今回、凶器として使った「レイジーセブン」は、7インチというビッグサイズながら、9インチより体高を低く細く設計したことで、大きさへのアレルギーを軽減、6インチの泣き所だったフッキング率を上げ、バラシを激減させる2フックを仕様でのベストな大きさ設定に仕上げてある。

今月リリースになったビッグスイムベイトの大本命「レイジースイマー7インチ」。略して「レイジーセブン」。大きいのに、大きさを感じさせない体高の低さと、抜群のフッキング性能が特徴だ
リアフックは、あくまでアシスト用だが、スレたレイクではリアフックに掛かることも多く、フロントがエラ洗いで外れた後も、リアがあることで取り込めるケースがかなり多い。

6インチでは無理があったツーフックシステムを、7インチボディで実現。鰭(ヒレ)で隠されたリアフックの存在は、想像以上にフッキング向上とバレの軽減に貢献する
また、このリアフックは、フックの存在を隠すために尻ビレでカモフラージュするように設置されており、デフォルトはフローティングだが、1~2gのネイルシンカーでサスペンドするように設計されている。
大きさゆえの集魚パワーを殺さず、同時に掛け率向上とバラシ率減少、約2.5ozの専用タックル不要の重量感は「レイジー」シリーズの中でも、誰もが最も使いやすいビッグスイムベイトだと自分は思っている。

三原(直之)プロも、オカッパリ取材ロケにて「レイジーセブン」で一撃必殺終了。「レイジーセブン」は、並のビッグスイムベイトとは次元が違う必釣率の高さだ
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