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川上 英佑が解説「夏エギング」を楽しむ4つのポイント

寄稿:川上 英佑
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年々認知度が高くなっている夏のアオリイカ(夏イカ)を狙った“夏エギング”。

春・秋がメインとされるアオリイカのエギングですが、本州~九州は早生まれ・遅生まれ個体のパターンがあり、北陸・東北・北海道・三陸エリアでは6~8月が大型イカシーズンの盛期となり、夏エギングは近年日本各地で楽しまれています。

川上 英佑(KAWAKAMI EISUKE) プロフィール

ショアをメインにオフショアからのエギングにも精通するYAMASHITAエギングマイスター。 エギング歴は20年に及ぶ。エギングが認知されてまだ間もない頃からYAMASHITAのプロスタッフとして活動、その活動範囲は国内外問わず幅広く、東南アジアからオセアニア、ヨーロッパ、南アメリカと世界中に及ぶ。また世界各国でエギングを行い、またエギングセミナーを開催。ロジカルなセミナーは海外でも人気が高い。

①:夏イカのポイント

夏イカを狙う際、ポイント選びで重要な点は“水深”があって“潮通し”の良い場所。

磯の先端であったり、堤防の先端、潮流が狭められる海峡など、潮目や潮流変化が頻繁に現れる場所が夏イカの回遊量、回遊頻度も期待できる好スポット。また、夏のシーズンにも繁茂する海藻であるアマモ帯も有望なポイントとなります。

②:夏イカおすすめの時間帯

夏のアオリイカは潮が動いていれば日昼でも狙えますが、近年の真夏の日中は非常に危険な暑さとなり、正直言ってオススメはできません。また、急な雷雨・豪雨となることもあるため、余程小雨でない限り天候は十分に調べて釣行していただきたいと思います。

無理して暑さが厳しい時間を狙うよりも、比較的涼しい、朝マズメ・夕マズメ~夜間のイカの活性が高まるタイミングが狙い目です。

③:夏イカに最適なエギのサイズ

夏のアオリイカは早生まれの小型・中型~遅生まれの大型が出る可能性もあるため、どのサイズのイカにも対応できる、最大公約数となるサイズの3号を主体に、水深・ベイトのサイズに応じてエギのサイズを合わせることが重要です。

2.5号でも対応可能ですが、水深の深いエリアも狙うため3号~3.5号のベーシックタイプとシャローが主体となります。

④:夏イカに有効なエギのタイプとカラー

年間通じてエギ王K!というアングラーも少なくないですが、夏イカ~秋のエギングでおすすめしたいのがエギ王LIVE

この時期に狙えるアオリイカは非常にアクションに対しても好反応で、早生まれの個体はいわゆる秋の序盤のアオリイカ同様の状態。盛んにエサを追うためエギのアクションにも反応が良く、マヅメ~ナイトを狙う夏イカの時間帯的にもアオリイカの状態は高活性状態であるケースも多いため、エギ王シリーズ内No.1のアクションのキレを誇る「エギ王LIVE」をメインにタックルを組んでいます。

切り札は「シャロー」

特にLIVEの中でも切り札として使用しているのがエギ王LIVEシャロー

エギ王Kシャロー・スーパーシャローの“沈下姿勢”に特化したモデルではなく、アクションのキレとスローフォールのギャップを意識した攻撃的なシャロータイプである「エギ王LIVEシャロー」は、水深の浅いシャローエリアだけでなくある程度水深のあるエリアで我慢して沈め込んだ、その先でその威力を発揮してくれます。

シャローの自重とLIVEのボディが生み出す水中でのアクションの初速から、ゆっくりと沈むシャローの沈下速度はテンションフォールへとスムーズに移行すれば、素早く動いてピタっと止まる、アオリイカが好反応を示すアクションが容易に表現できるモデル。夏イカ攻略に根強いファンも多いエギ王LIVEシャローです。

LIVEシャローで反応が薄くなれば、エギ王Kのシャローにローテーションと、シャロータイプ間でのローテーションが効くのもエギ王シリーズの強みです。

カラーのこと

そしてマヅメ~ナイトに外せない赤ボディシリーズに仲間入りした、エギ王LIVEのカクテルオレンジと軍艦グリーン。

発売は2.5号:9月上旬登場予定 3号:9月中旬登場予定 3.5号:10月登場発売予定ですが、説明は必要ない程の人気と実績を兼ね備えたカラーは夏の気配の残る9月にも活躍してくれるアイテムです。

上記を参考に、安全と気温・天候に十分注意して是非夏イカエギングを楽しんでみてください。

ヤマシタ

「ヤマシタ(YAMASHITA)」は、神奈川県横浜市の老舗釣具漁具メーカー「ヤマリア」のエギング、イカ釣り、タイラバ、タコ釣りなど、海釣り用品に特化したブランド。特にエギングへの造詣は深く、エギのスタンダートである「エギ王」シリーズや、「ケイムラ」カラー、「490グロー」カラーなどを送り出し、最新のテクノロジーでエギングの世界を変え続けている。