ヒロセマンのデイイカメタルに密着
各地で大盛況のイカメタルゲーム。近年はポイント開拓も進み全国区になった感のある、釣って楽しい・食べて美味しいオフショアゲームの代表格。
そんなイカメタルですが、船の集魚灯を点け、その光に小魚などが集まり、それを捕食しようとするイカ…これをアングラーが狙うというナイトゲームが主流ではあります。ただ、フィールドによっては日中でもイカメタルが成立します。
ハイ、そんなワケでメジャークラフトのヒロセマン。大剣(大型ケンサキイカ)を手にする背景には明るい空。今回はヒロセマンのデイイカメタルに密着!
普段の生活のリズムで…
今回は佐賀県は唐津の「きずなまりん」に乗船。フィールドとなる玄界灘はデイイカメタルが成立する豊富なイカのストック量が魅力。もちろんナイトゲームも楽しめるフィールドだ。
ナイトゲームとなると、夕方の出船。その出船時間に合わせて昼頃に自宅を出発、そして釣りが終わる頃は深夜となり、帰宅したらすでに次の日付になっていることも少なくありません。大量に釣れた日には、帰宅後にイカの下処理だけでも…となると薄っすら明るくなっていたり(笑)。
一方で日中・デイゲームなら、やはりその日の内に釣りが終了し、夜には美味しいイカを少量、晩酌とともに…といったリズムで楽しめるのも魅力でしょう。
当たり前ですが、日中なので明るく足元ほか周囲が見えるので安心できるのも利点。
タナが限定的で絞りやすい
今回ヒロセマンがデイイカメタルで狙ったのは、食べても美味しいケンサキイカ。
ケンサキイカは、ナイトゲームでならばその日・その時間帯によってタナがコロコロと変わるのが基本。それを探っていくのが楽しいところでもあるのですが、デイゲームの場合はタナは基本的にボトム周辺。先に述べたような集魚灯を点けて浮かせて…という釣りではなく、日中はとにかく底付近がケンサキイカのいるレンジ。
そのため、各種リグを一度ボトムまで着底させ、探る幅としては2~3m、高くとも5mほどまでなのでイカの群れさえいれば比較的レンジを絞って攻略できるのがビギナーにもメリットになります。
しっかりとした重さを!
ということで、何はともあれボトム付近。これがデイイカメタル攻略の基本。
そのため、鉛スッテやオモリグのシンカーなどは、しっかりとボトムに着底したな…と感じられるウエイトを選ぶ方がよい。ナイトゲームでは、例えば浮いたケンサキイカに対して、軽めの鉛スッテなどでゆ~っくり落として見せて…というアプローチが効果的な場合もあり、それは日中でも釣果につながることもあるけれど、デイゲームで何よりも優先すべきは着底感がしっかりと分かるウエイトを使うこと。
イカメタルゲームでは、基本的にドロッパー式リグ(鉛スッテ&ドロッパー)とオモリグ(専用エギとシンカー)の2種類に仕掛けが大別されます。
メジャークラフトには多くの関連アイテムがラインナップされていますが、鉛スッテ・オモリグ用シンカーともに〝重め〟のウエイトもあるので、デイイカメタルではしっかりとボトムを感じられるアイテムを選べばOK。
鉛スッテでは、ボディの大きな目玉がバイトマーカーとなる「ビッグアイ」シリーズから「ビッグアイ・メタル」が12~30号のウエイト。
ウエイト | カラー | 価格 |
12号 | 15色 | ¥810(税込¥891) |
15号 | 20色 | ¥850(税込¥935) |
20号 | 20色 | ¥890(税込¥979) |
25号 | 20色 | ¥930(税込¥1,023) |
30号 | 20色 | ¥980(税込¥1,078) |
同じく鉛スッテでタングステン製となっているのが弾丸TGスッテで、こちらは12~20号がラインナップ。シルエットを小さくし、潮受けを抑え、着底感度にも優れるタングステンも速潮などで重宝する。
ウエイト | カラー | 価格 |
12号 | 6色 | ¥1,700(税込¥1,870) |
15号 | 6色 | ¥2,000(税込¥2,200) |
20号 | 6色 | ¥2,300(税込¥2,530) |
オモリグでは、潮切り性能に優れた形状と選べるカラー(夜光・イエロー・マットブラック)も魅力のビッグアイ・オモリグシンカーがあり。こちらは15~40号のウエイトバリエーションとなっています。
ウエイト | カラー | 価格 |
15号 | 3色 | ¥480(税込¥528) |
20号 | 3色 | ¥480(税込¥528) |
25号 | 3色 | ¥480(税込¥528) |
30号 | 3色 | ¥520(税込¥572) |
35号 | 3色 | ¥520(税込¥572) |
40号 | 3色 | ¥520(税込¥572) |
鉛スッテにしてもウエイト幅があるだけでなく、鉛またはTGかというシルエットの選択肢もあるし、物理的に激流でボトムが取りにくいという場合にはオモリグが重宝する(流れにナチュラルに漂いやすいのもオモリグの特徴)。
そんなわけで状況別にセレクトしやすいラインナップが揃います。足を運んだフィールドの水深や潮の流れなどを加味して選んでみてください。
ボトム付近を重点的に!リセットも交えながら
釣り方(誘い方)の基本自体は、ナイトもデイも特別に大きな違いがあるわけではありません。ただし、先にも述べた通り、誘う幅(レンジ)はボトムから5m以内くらいまで。
着底したら巻きジャクリ2,3回からピタリと止める。小幅なリフト&フォール、あるいは少しシェイクを入れてピタリと止めてあげるなど、それをボトム付近の中で探りながらパターンにハメていきましょう! 動かす・止めるのメリハリをしっかり付けるのも大事なポイント。
また、デイゲームの場合は各種ルアーがイカにも見えやすい反面、見切られやすくなることも。
ボトム付近を中心にゲームを展開していくだけに、ついついルアーを入れっぱなしにしないように、アタリが遠のいたと思ったら一旦15m~20mくらい巻き上げて再度落とし直す「巻き落とし」が効果的なことも多いです。
一度イカの視界からルアーを消してリセットし、再度落とし直すと反応するわけです。
また、メタルのサイズやドロッパーの種類、さらには各種カラーなどをローテーションするのも大切。いつもいつも100%釣れる組み合わせというのは存在しないので、その日・その時で釣れる組み合わせを、釣れない時ほど探っていくのが大切になります。
同じ誘いになっていないか? ずっと仕掛けを入れっぱなしにしていないか? ルアーローテは行っているか? こんなところを意識するとデイイカメタルでも釣りやすくなるとはヒロセマン。
誘いもルアーも、使い分けるというよりは、使い比べて試していく…それが釣果の近道かもしれませんね!