ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

【水通しの良い岬とブレイクがキー】ボリュームのあるワームでボトムをスローに!水野浩聡の“フリーリグ”回遊待ち攻め/in府中湖

連載:水野浩聡のOne more fish
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

皆さんこんにちは!

全国的に梅雨明け宣言が発表された先週。僕の大好きな夏がやってきました! 連日当然暑いですが、個人的には寒いよりも断然コッチの方が好きだし、ガッツリ晴れてくれた方が、魚の居場所は絞り込みやすいので、狙いがハッキリと浮き出てくれるのが嬉しいですね。水分補給と、こまめな休憩は必ずとって、安全第一で楽しみましょう!

水野浩聡(Mizuno Hiroaki) プロフィール

生まれ持ったセンスと岐阜県・東濃野池群通いで培った無数のテクを武器に、全国各地のオカッパリフィールドを走り回る日々を送る。とにかく楽しむエンジョイ系フィッシングが大好物なアングラー!ジャッカル・プロスタッフ。

府中湖・本湖の夏パターンを検証!

さて! 先週もお伝えした通り、先日は香川県・府中湖にお邪魔していました。

アオコが全域に蔓延し、毎年恒例の水質悪化現象が起きている府中湖・本湖の夏パターンを検証すべく、朝から夕方まで色んなエリアを見て回り、本湖の釣りをガッツリ。

【水通しの良い場所がキー】本湖のメインチャンネルに隣接する、岬やブレイク周辺をフリーリグで攻めると…。

そんな中、再現性がありそうだなと感じたのが、本湖のメインチャンネルに隣接した、岬やブレイクのフリーリグ戦略。当然、カナリ暑いので、水通しの良い場所がキー。航空写真やGoogleマップなどで、府中湖を上から見た場合でも、凹みとなるワンドは水通しが悪く、分厚いアオコが流され集まっているので、そんな場所は基本的に却下。

本湖に対してどれだけ出っ張っているか? にまずは着目して場所選びを。

ブレイク下からブレイクにかけてを狙う

そして、表水温が上がる季節ということで、そういった場所の攻め方としては、ブレイク下からブレイクにかけてを狙うイメージで、レンジの下がったバスを狙います。朝夕のフィーディングタイムで、例えば岬のフラット上などをやっても、実はほとんど反応がなく、バス自体ブレイク下をメインに行動していることが読み取れました。

ボトムを攻めやすい&アピール力のあるワームを!
使用リグ&ワームについて

そんな場所では、やはりボトムをシッカリ攻めれるモノがマストになってくるので、まずはフリーリグという選択肢が生まれます。

さらに、この水質悪化のタイミングは、バスにとっても視界不良状態で、せっかく良い場所に差してきたバスでも、ルアーと出会わなければ釣ることができないので、使用するルアーに関しては、食わせやすくも、バスに見つけてもらえるような、アピール力が当然必要になるため、高比重ノーシンカーや、水をあまり噛まないシルエットのモノ、シルエット自体小さいモノは効率がカナリ悪く、一瞬しかない差してくるタイミングを逃してしまう可能性も高い。そこで選んだのが「ドリフトクラブ」のフリーリグ。

ジャッカル公式「ドリフトクラブ」詳細ページはこちら

気になるアプローチ方法は?

今回の遠征でも超ハマった組み合わせになります。

場所に関しては、エリアが当たっていたとしても、回遊してくるタイミングが大事だったりするので、あまり頻繁に場所を変えることはせず、一ヶ所に対して2時間くらいは、時間を使うようなタコ粘り作戦を敢行しました。

インレットのような、明らかに…みたいなスポットが沢山あれば、そういった場所のみランガンしていくことも考えられますが、基本的に、本湖のブレイクを釣る場合は、回遊傾向のあるバスが岸に一瞬寄ったタイミングのみがチャンスとなるので、アングラー側も根気よくアプローチしていく必要はどうしてもありますね。

しかしながら、それだけ長いこと1ヶ所に時間を使っていると、風の有無はモチロン、若干の流れの変化なども実際に見て感じることができ、「今チャンスかも…」と思える瞬間がきたりもします。要は、状況変化がカナリ分かりやすくなる訳ですね。

府中湖本湖50アップ

光量の弱い朝夕はモチロン、そういった水が動くタイミングなら暑い日中にバイトがあったりするなど、キッチリと変化で岸に寄ってきていることが良く分かります。実際に今回本湖で釣れた50アップは、日中の一番暑い時間帯、14時過ぎ…ド日中でした。

府中湖本湖50アップ

府中湖本湖50アップ

要点について

要点としては…

・メインチャンネルに隣接した岬

・ブレイク下からブレイク斜面で食わせる

・ボトムをスローに

・使用ワームは、ボリューム感を持たせる

・思い込みでもココ‼︎と狙いを絞った場所に対しては時間をシッカリ使う

こんなトコロかと思います。

タックルデータ

では、最後にフリーリグで使用したタックルを紹介。

タックルデータ

ロッド:ポイズンアドレナ(168M+)【シマノ×ジャッカル】

リール:メタニウムDC(70HG)【シマノ】

ライン:レッドスプール(16Lb)【ジャッカル】

ルアー:ドリフトクラブ(5gフリーリグ)【ジャッカル】

今回は、たまたま府中湖の釣果でしたが、当然暑くなる夏は、どのフィールドも水質は悪化傾向にあるかと思います。そんなタイミングでは、前述した要点の5点はどこでも必要になってくると思うので、府中湖が特別…という訳ではなく、他のフィールドでの組み立て時にも参考にしていただけると思います。

WEB連載 水野浩聡のワンモアフィッシュは毎週  木曜日 配信!
過去の記事もぜひチェック!

過去の連載記事はこちらから、チェックしてみて下さい

釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」