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【イワシがベイトでワイドが釣れる?】東京湾マゴチ絶好釣!その4つの理由をアイランドクルーズ須江一樹が解説

寄稿:須江 一樹
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皆さま、こんにちは!アイランドクルーズ船長 須江です!

須江 一樹(Sue Kazuki) プロフィール

横浜の東京湾シーバスガイド「アイランドクルーズ」の船長として東京湾を案内する傍ら、休みの日は船・オカッパリ問わず関東各地の海に釣りに出かけるホンモノの釣り好き。横浜市在住。

さて。東京湾ですが、今年はマゴチが釣れております!特にスタッガーワイドシリーズで釣果が出ており、3.3インチがメインながら4インチばかり釣れる日もあるほどワイドが好調です。

今回はそんな「東京湾×マゴチ×スタッガーワイドシリーズ」のお話です。

イワシがベイトでワイドが釣れる?

これほどまでにワイドが好調な理由は、正直定かではありません。

イワシが大量接岸中

現在、僕がメインとしているエリアはイワシが多く接岸しております。実はイワシが多い時はワイドが好調になることが多いんです。

イワシのシルエットと似ても似つかない形状のワイドが好調になる理由はハッキリとはわかっていませんが、個人的にはワイド形状がもたらすテンションフォールの距離に秘密があると思っていて、それがマゴチ釣りで欠かすことができないワイドが釣れる秘密だとも考えています。

ワイドが釣れる理由

①テンションフォールの距離

ご存知の通り、ワイドはシリーズを通して横幅が広い形状をしています。

この横幅がもたらす最大の変化は“テンションフォール時の横へスライドする距離”です。マゴチ釣りをしたことがある方なら経験があると思いますが、マゴチがバイトするタイミングというのは9割がテンションフォール中です。このテンションフォールの距離をワイドの横幅の抵抗を使って紙飛行機のように距離を伸ばすことで、マゴチが捕食するタイミングを長く取ることができるというのがワイドの最大の特長です。

②スパイラルフォール

またキャストしてからのファーストフォールのアピール力も忘れてはいけません。ワイドは横幅の抵抗を使って錐揉み状にスパイラルしながらフォールしていきます。マゴチを含めた底物の魚というのは上から落ちてくるものをよく見ています。スパイラルフォールでアピールすることで、ファーストフォールから着底の時点でマゴチにルアーを発見→捕食させることができます。

マゴチは思いの外、遠くからルアーを発見してチェイスしてきていると考えているので、ファーストフォールのアピール力があるだけで釣果は段違いに伸びます。ちなみにワイドは着ドン、つまりファーストフォールでそのままバイトという現象も珍しくありません。

③フッキング性能

またフッキングにもこの横幅形状が役立っています。

マゴチの口は横幅が広い形状をしています。通常の細身のワームをセットしたジグヘッドを捕食すると、多くの場合は針が倒された状態で口の中に入ることは想像に難しくないと思います。フックが横倒しになって口に入ってしまうので、フッキングしても針が口に刺さらず、ジグヘッドのヘッドが引っかかるだけの状態になりバレてしまうのがマゴチの代表的なバラシの原因です。

これがワイドだと横幅の形状がマゴチの口にすっぽり入る形になりますので、自動的にフックが上顎方向に立つ力が働くということなんです。この状態でフッキングすれば上顎にブッ刺さると。つまりワイドはフッキングが良いということになります。

④3種類の形状

加えてワイドにはシャッドテール型の通常のワイド、ツインテールグラブがついたツイン、ホグ形状のホグの三種類の形状があります。これはギル型ワーム元祖のハイドアップならではのラインナップといえます。ちなみに後ろの形状が変わるだけで食いが変わるのか?と疑問に思う方もおられるでしょう。なぜかというのは置いておいて、すごく変わります。明らかに変わります。

マゴチ釣りの際はお忘れなきよう

マゴチを釣る為のワームと言えるほど、マゴチに特化しているハイドアップのワイドシリーズ。現在はワイドホグ3.3インチワイドツイン4インチをメインで使用しています。

風が強いときは…

また、風が強い日はオリジナル3.5インチの出番もありますので、チャレンジの際はこの三種類を必ずお持ちください。

ハイドアップ(HIDEUP )

現役トッププロ吉田秀雄が代表をつとめる琵琶湖そば滋賀県大津市を拠点とするルアーメーカー。 異例のロングランヒットを続けるスタッガー・オリジナルをはじめとする、スタッガーシリーズやHUクランクシリーズなどのワーム、プラグやロッド「マッカ・シリーズ」など、こだわりのアイテムを多数輩出。