ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

超軽量ジグ単&近距離戦でスペシャルワンなライトSWゲームロッド

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

テンリュウの人気ライトSWゲームロッド「ルナキア」。アジングにメバリングにと愛用者も多いのでは?

現在は下記の6モデルがラインナップされ、中にはルアーウエイトMAX25gのLK822S-Hという異色作もあったり、かなり幅広い個性派揃い。

ルナキア

出典:テンリュウ公式ルナキア詳細ページ

モデル 全長
(m[ft])
継数 アクション 仕舞寸法
(cm)
ルアーウエイト
(g)
ライン
(lb)
PE
(号)
リアグリップ長
(mm)
先径
(mm)
ロッド自重
(g)
カーボン /グラス
(%)
価格(税別)
LK532S-ULS 1.60[5’3″] 2 EXF 82.5 MAX1.5 MAX2 145 0.6 47 96/4 ¥37,500
LK582S-LS 1.72[5’8″] 2 EXF 89 MAX2 MAX2.5 MAX0.3 145 0.8 52 94/6 ¥38,000
LK632S-LMLS 1.90[6’3″] 2 EXF 98 MAX3 MAX3 MAX0.3 165 0.8 58 94/6 ¥39,000
LK6102S-MLT 2.08[6’10”] 2 RF 107 MAX5 MAX4 MAX0.4 215 1.2 61 94/6 ¥39,500
LK752S-MMHT 2.26[7’5″] 2 RF 116 MAX10 MAX7 MAX0.5 285 1.2 70 95/5 ¥40,500
LK822S-HT 2.49[8’2″] 2 RF 127 MAX25 MAX10 MAX0.8 305 1.4 82 95/5 ¥41,000

テンリュウ公式ルナキア詳細ページはこちら 

超フィネスジグ単特化モデル

さて、そんな中で今回ピックアップしたい機種が超フィネスジグ単特化モデルLK532S-ULS。

LK532S-ULSは、同じくジグ単攻略を得意とするLK582S-LSと比較し、さらに近距離&軽量ジグヘッドリグの操作感を明確化させる狙いのある機種。

目安でいうと、キャスト飛距離は5~10m程度・水深10m以内で、アンダー1gといったジグヘッドリグを投入する際に、圧倒的操作性と感度を得られるモデル。

LK532S-ULSはLK582S-LS同様にソリッドティップを採用。ちなみに前者ULSはULアクションのS=ソリッドの意味で、後者も同様にLアクションのソリッドだ。

ただし53はソリッドティップ径が0.6mm、対して58は0.8mm。超軽量リグに対応すべく、さらに繊細になっている。これは良し悪しではなく、使用リグやタックルバランスが決定的な釣果の分かれ道になることも少なくないライトSWゲームでは適材適所な選び方が必須で、58には53では活躍しづらい得意なシチュエーションがある。

58もまた繊細極まりないモデルであるが、そのソリッドティップは違和感を与えずにモタれるようなバイトを弾かずに一瞬のタイムラグを作って乗せるようにアワせられるモデル。居食いバイトを取れる機種といわれるのはこれが所以だ。

掛け・乗せ、一瞬の選択が面白い

一方の53は、同様に超繊細なソリッドティップを採用しているため近しいところはあるのだが、レングス自体がショート化されているため、伝達速度も速い。そのためアングラーが掛けにいけるモデルだ。

またショートソリッドのために、ソリッド特有の違和感を与えない部分からチューブラの張りがある部分に負荷が掛かると魚は逃げようとする。この時にオートマチックに掛かりやすく、ワンテンポ遅れてもフッキングが決まりやすい。

ショートタイプのカーボンソリッドティップ採用。 4番ガイド部分からチューブラ部へと繋がる。バット部には、C・N・Tをコンポジット

グリップレングス自体はLK582S-LS同様(145mm)

ガイドはチタンフレーム・SiC-Sリング仕様。ティップ部にはKタイプ、バットにはATタイプを採用

言い換えると、バイトをショートソリッドで捉えた一瞬で、掛けるか・乗せるか、一瞬の世界ではあるがそんなことをアングラー側が狙って楽しめるモデルでもある。

近距離戦の超フィネスジグ単特化型で、掛けるか乗せるかの選択も面白いLK532S-ULS。

バットにはCNT素材をコンポジットし、軽量ジグ単スペシャルではあるが例えば豆アジ用というわけではなく、しっかりと良型もキャッチできる。

確実にすぐ近くに魚がいて、それが軽量リグに反応を示している時、絶大な右腕となるモデルといえるだろう。

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」