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今江克隆のルアーニュースクラブR「リールチューン最前線!オイルの使い分けによるチューニング微調整法」の巻 第1199回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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いろいろ試してみて

現時点で、様々なオイルを試してみたが、やはりKTFの低粘度「スーパーフィネスルーブ」は、究極のサラサラ低フリクションである。

中粘度?と聞いている巻きモノ用の「スーパーハイレブルルーブ」でも、他社の低粘度に匹敵するレベルで、フッ素系添加物が入っているのかと思うぐらいのレーシーさである。

これはある面では、7〜12gのやや重めリグを扱ううえでは、逆に慣れないとかなり回り過ぎるレーシングオイルともいえるかもしれない。

KTFのオイルは、どちらも超絶レーシング仕様。中粘度?の「ハイレブ」でもヘタすりゃ並の低粘度だ。だが、水にも強く、脱脂直後の結露状態で点しても劣化しないパフォーマンスは圧巻だ

キャストがヘタすぎた理由

余談だが、昨年のバサーオールスタークラシックの初日、ライブ配信で朝イチから「前落ち」のミスを連発しまくって自滅、「自分はキャストがヘタすぎて恥ずかしかった」とステージで嘆いたが、実はこれもオイルの悪戯(いたずら)だった。

前日のオフリミットデーに、リバイブの武本君がオールスターのために調整してくれたリールのベアリングをごていねいに脱脂し、新たにKTFの「スーパーフィネスルーブ」に点し替えて万全を喫したのが、予期せぬ裏目に出たのだ。

リバイブ武本君が独自の中粘度でベストに調整していたリールを、自分がそれを知らずに使い慣れたKTFフィネスにわざわざ変えてしまったのだ。

それによって立ち上がりのフィーリングがピーキーになってしまい、次の日の朝から信じられないミスを連発してしまったのだ。

2日目はその回転に慣れたがゆえに、神キャストを決められたが、初日の前落ち連発がなければ…と思えた結果だった。

だが、考えて見ればライブ配信ごときで緊張などするわけもない自分が、ナゼ、あれほど初日朝に恥ずかしいミスを連発しリズムを崩したのか、その原因を探る過程で、オイル粘度の重要さに気付けたのでもある。

沢村プロと並ぶフィネスチューンの2大巨頭、リバイブ武本氏が調合したスペシャルブレンドの中高粘度オイル。自分の「グラビアス」は、コレ一本でたいていOKである。販売予定はナシ?

ただ、これはピッチングに関してのオイルチューニングであり、「フルキャスト」も同時に前提にするのであれば、ノーマルスプールを超軽量スプールに、ベアリングをデフォルトのステンからセラベア、さらにはWセラベアと超高回転型に変えると、多くの場合ブレーキパワーが全然追いつかなくなることを意識しておかなければならない。

左がMC SQUEREDのWセラベア、左が「グラビアス」のデフォルトのステンレスベアリング。ベアリングを超高回転型に変えるならマグネットも強化するのが基本だ

超高回転エンジンを積むスーパーカーには、巨大なキャリパーと熱を持ちにくいセラミックディスクブレーキが必須であるように、チューニングによる高回転ハイパフォーマンスを望むなら、同時にブレーキのパワーアップは絶対必須であることが基本だということを頭に入れておきたい。

MC SQUEREDのWセラベアは超高性能超高回転だけに、「グラビアス」で使う場合、マグネットはブラックマグネットで強化しておきたい

Wセラベアの場合、立ち上がりに負荷のかかかる内側に中粘度、外側に低粘度を点すことで、さらにパフォーマンスをアップさせることもできる。オイルチューンの組み合わせは、とても面白い

霞ヶ浦BMCトーナメント第3戦をライブで解説

さて、最後にちょっと番宣予告です。

7月13日土曜日、14日日曜日、霞ヶ浦BMCトーナメント第3戦のスタジオライブ配信の生解説を、読売テレビ放送からの中継で自分とバサー編集長佐々木氏で行うことが決まった。

トーナメント観戦の次世代プラットフォーム、バサーオールスタークラシックにも劣らない本格ライブ配信がスタート。今回はバサー編集長と解説者として参加します

おそらくフルサイズバスボート戦として初の本格的ライブ配信スタジオ生解説となる新たな試みなので、是非、見てほしいと思います。

今回は霞ヶ浦利根川水系全域でのTOP50の人気トッププロ4名の実戦同時生配信となるので、ある意味、フィッシングショーのトークショー以上に生々しく、役に立つライブセミナー、ライブトークショー、そして危ない裏話?になると思いますので、自分も気合を入れて連日朝6時からスタジオ入りしますので、ぜひ、お楽しみに!

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