昨年登場したカッ飛びジョイントルアー「ミラージュJT」シリーズ、「ラファルJT」シリーズでお馴染みのトレフルクリエーション。
そのジョイント構造は唯一無二。ジョイントなのに飛ぶ!!と話題を呼び、それだけではなく釣れるアクションが破綻しないことで、シーバスを軸に、様々な魚種にも効果的であることが各地のフィールドから報告が上がっています。
それゆえに、トレフルクリエーションといえばジョイントルアー屋……というイメージが強いかもしれません。
隠し玉は「マリエラ68S」
しかし、実はトレフルクリエーションにはさらなる隠し玉が…。それがバイブレーションプラグ。もちろんそこはトレフルクリエーション。普通のバイブレーションではない。
それがマリエラ68S。
実はこのマリエラ68S、プロトの段階から釣れすぎて、トレフルクリエーションのテスター陣は友達がいなくなったとか……。
そんな新時代を切り開く、新感覚バイブレーション「マリエラ68S」がいよいよ発売間近! 今回はその全貌に迫ります。
ボディ長 | 重量 | タイプ | フックサイズ |
68mm | 18g | シンキング | #8 |
2024年6月発売
バイブレーションプラグながら超絶微波動
皆さんはバイブレーションプラグと聞くと、どんなイメージをお持ちですか?
飛距離が出て、波動が強く、広範囲に魚にアピールさせやすい、そんなメリットが浮かびませんか? また、夏場や冬場のボトムに潜むシーバスの攻略に非常に効果的です。その強力なアピールゆえに活性の高い魚が食ってきやすい。
しかしその反面、シーバスがスレやすかったり、激戦区の河川やスレたシーバスは食わせにくいというデメリットもあるのです。
マリエラ68Sが特筆すべきは、バイブレーションプラグのメリットである、飛距離とボトム攻略のしやすさはそのままに、波動を極限まで抑えた点にあります。
実はこの新感覚な「超絶微波動アクション」のバイブレーションプラグがデイゲームからナイトゲーム、春夏秋冬、非常にシーバスに効果的なのです。
シーバスを狂わせる新感覚
独り勝ちはマリエラ68Sと共に…
さて、そんなマリエラ68Sの使用感はどうか?トレフルクリエーション代表の高橋さんに聞いてみた。
今回登場したマリエラ68Sは一般的なバイブレーションプラグとは違い、巻いても手元にブルブルと振動がほとんど来ません。
いわゆる「微波動バイブ」と呼ばれるルアーもありますが、マリエラ68Sはその中でもさらに波動が弱いルアー。
例えて言うならば、シンキングペンシルやワームを巻いている感覚に近いかなと思います。初めて使った人からは「これ泳いでますか?」と確認されるレベルです。
そんな超絶微波動アクションがシーバスに非常に効果的なのです。
特に、毎日釣り人が横並びになる東京湾の河川や、大型のシーバスはいわゆるルアーにスレており、ルアーに簡単に口を使ってはくれません。
近年、シーバスの攻略にシンキングペンシルのボトムドリフトが注目されているように、波動の弱いものがボトム付近を泳いでいるとシーバスは思わず口を使ってしまいます。
そんなシーバス達を狂わせるアクションが誰でもタダ巻きで簡単にできてしまうのがマリエラ68Sなのです。激戦区でマリエラ68Sが独り勝ち!なんてこともしばしばありました。
ついた異名は「友達を無くすバイブ」
1stプロトからテストを繰り返した関東の大坊テスターは、ホーム河川で周りが釣れていない中でも釣れ続くため、釣り仲間とともに、関東の名だたるメジャー河川で毎週のようにテストを繰り返しました。初めて行く河川でも、独り勝ちをした結果、彼の友人達は帰っていきました(笑)。
2ndプロトからは、熊本の白石テスターもテストでは独り勝ちをし、挙句の果てにはメーターシーバスを釣ってしまう始末。彼の友人たちも帰っていきました(笑)。
そんな2人を見て、つけられたマリエラ68Sの異名が「友達を無くすバイブ」なのです。
釣り人が求め、釣りが楽しくなるルアー作りがトレフルクリエーションの持ち味
今回お話を伺ったのは、長年、世界各国でルアーの設計から販売を行ってきたトレフルクリエーションの高橋代表。
還暦を迎えた今も、どうしたら魚が釣れるかを常に考え、各拠点のテスターから求めらる意見を参考に、日々ルアー作りに励んでいる。
そんな代表でルアービルダーの高橋さん自身も、マリエラ68Sでランカーシーバスをキャッチし、最近では完全なる釣り人モードに。
シーバスから釣り人までスイッチを入れてしまうのが、マリエラ68Sの魔力であり、変態疑似餌集団トレフルクリエーションのこれからにぜひご注目してほしい。
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