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【チニング×ミドスト】チヌストのもう1つの利点は「応用力の高さ」にあり

寄稿:國廣 勇吾
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チニング入門

みなさん、こんにちは!OKUMA・ZENITHプロスタッフの「ゆーご」こと國廣勇吾です。

國廣勇吾(Yugo Kunihiro) プロフィール

2003年生まれ、年間釣行日数300日以上の若手変態アングラー。 ライトゲームからオフショアビッグゲームまで幅広く楽しむマルチアングラー。

過去2回に渡り、チヌストについて「なぜ有効なのか?」や「具体的に意識すべきこと」などをお伝えしてきました。

軸となるのはサイトでチヌを見つけ、直接的にルアーを見せるのではなく、チヌ自身がルアーを見つけるようにルアーを通すコースなどを考える必要がある…と述べました。

前回コラムはこちら

プレッシャーを限りなくゼロに近づける!だから激効きな「チヌスト」のアプローチ法

しかしながら、見えチヌ以外にも応用力が高いのもチヌスト。今回はそんなところをお話しします。

サイトだけじゃないチヌスト

見えチヌに対するミドストは驚くほど効果的であるのはもちろん、ブラインドではマッチしないかと言われれば、そんなことはありません。

濁りの入ったインレットや橋脚周り、バースの中など、皆さんもチヌが居る確率が非常に高いと予測できるポイントはあると思います。

そうした場所でもチヌストは効果的。ちなみにボイル撃ちなんかは一撃だと思いますし(笑)、積極的に試して頂きたいですね!

ベイトを意識していればトップ的に…

このほかに、応用的なアプローチとしてはトップ的に使うアプローチも挙げられます。

前回のコラムでも触れましたが、チヌの行動や意識をよく観察することは大切で、チヌが明らかにベイトを意識して上を向いている時には有効になります。

キャスト後にロッドティップを上げ、リーリングスピードを速めることでリグは水面から飛び出しますが、このスピードを調整し、水面に出たり入ったりするパニックアクションを演出すれば、チヌの捕食スイッチはオンに!

チェイスがあればリーリングスピードに緩急を付けバイトに持ち込むのですが、その緩急の絶妙な塩梅がバイトの有無に直結し、その駆け引きがたまらなく楽しいです(笑)。

稚鮎やハク、イワシがベイトの時は非常に効果的なアプローチとなりますので、ぜひ試してみてください。

加えて、ペンシルベイトやポッパーと比較すればフッキング率が高いのも特徴です。というのも、ルアーが水中にある状態でバイトに持ち込めるからです。そのため、トップウォータープラグに出た後のフォローとしてミドストを使うのもオススメです。

応用力も高いのがメリット

また、ミドストはアプローチ法を指すだけであり、使用するのはジグヘッドリグ。当然ながら同じタックルでも沈めればボトムのチヌも狙えます。

ボトムでリフト&フォール、あるいはズル引いたりももちろんOK。ボトムでテーリングしているチヌが見えたら、サイトと同様の要領で狙うことも可能で、カバーできる範囲も幅広いのもメリットとなります。

チヌストという言葉がサイトフィッシングだけのもの…となってしまっては非常にもったいないので、その応用力の高さもふまえてぜひぜひ皆さんもチヌストを楽しんでください!

オクマ/ゼニス(okuma / ZENITH ) プロフィール

1986年に台湾・台中市で設立されたリールメーカー「オクマ」。アメリカ、ヨーロッパ、北米やアジアなどワールドワイドに流通するオクマリール。低価格&高性能のリールをリリースしている。ゼニスは福岡県北九州市にあるロッドメーカー。ショアからオフショアまで幅広くルアーロッドを展開。ロッド製作工程の多くを自社で行い、高品質で定評がある。