ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

ちょっと長めでもっとスローが得意なジギングロッド。「ホライゾンMJ」の追加モデルの役割

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

テンリュウのジギングロッドシリーズ「HORIZON(ホライゾン)」の中で、近年のジギングシーンに合わせた、ハイピッチもスローピッチもマルチにこなすロッドとして誕生したのがホライゾンMJ

1本のロッドでハイもスローもこなす。それは、一日の中でパターンが変わる、あるいはその時々の状況にアジャストするために何かと攻略の幅が広がる。

また、魚種も幅広く対応できる。ある魚種を攻略する際に、一辺倒なジグ操作がハマり続ければよいが、実際のところはそういった日が少ないのも事実だろう。

そんな時に使用するジグウエイトも含めた攻め方をできるのがホライゾンMJ。

また、スーパーライト系から中深海系のジギングまで対応するボリュームのあるラインナップが魅力でもある。写真のように、実に様々なフィールドの魚たちに対応する。

ホライゾンMJ

MJにはマルチジギング…そんな意味が込められているという。現在、全11機種が揃うが、そのうち6機種が2024年追加モデルとなる。その6機種は、6フィート4インチに統一。一方で、それまでのモデルは5フィート10インチで統一されていた。

△2024年追加モデルを除く5機種は、5フィート10インチで統一されていた

6フィート4インチ統一の追加モデル

6フィート4インチにしたことで何を目的としたか。マルチジギング=MJということでハイピッチでもスローピッチもこなす。これは2024年追加の6フィート4インチでも5フィート10インチでも同様。しかし、追加6モデルは5フィート10インチと比較すればロングレングス化したことで、長さを活かしたロングジャークでさらに滞空時間が作れるようになった。

マルチだが、その中でスロー寄りな展開を得意とするモデルといえる。

また、船下に潜られた時などにもレングスがある分余裕が生まれるそうだ。

追加6機種のスペック
品名 タイプ 全長
( m [ft])
継数
(本)
調子 仕舞寸法
(cm)
ルアーウェイト
(g)
ライン
(PE/号)
最大ドラグ
(kg)
リアグリップ
(mm)
先径
(mm)
自重
(g)
使用繊維 カーボン/グラス
(%)
本体価格
HMJ642B-LL B 1.93[6’4″] 2* R 148 High40-100
Slow80-200
MAX2 MAX2/0° 405 1.7 111 96/4 ¥41,000
HMJ642B-L B 1.93[6’4″] 2* R 148 High60-120
Slow100-250
MAX2 MAX3/0° 405 1.8 114 96/4 ¥41,500
HMJ642B-ML B 1.93[6’4″] 2* R 148 High80-150
Slow120-300
MAX2 MAX3/0° 405 2.0 119 96/4 ¥42,000
HMJ642B-M B 1.93[6’4″] 2* R 148 High100-180
Slow150-350
MAX2.5 MAX4/0° 405 2.1 121 96/4 ¥42,500
HMJ642B-MH B 1.93[6’4″] 2* R 148 High120-200
Slow180-400
MAX3 MAX5/0° 405 2.3 128 97/3 ¥43,000
HMJ642B-H B 1.93[6’4″] 2* R 148 High150-250
Slow200-450
MAX3 MAX5/0° 405 2.4 131 97/3 ¥43,500

HMJ642B-LL 近海スーパーライトモデル

スロー系ジャークを主体に80~120gが扱い易く、ハイピッチジャークでは100gまで対応し、浅場を中心に水深80m程まで適応。
推奨タックル設定:ライン(PE2号以内、リーダー12号以内)/ドラグ値(2kg以内)

HMJ642B-L 近海ライトモデル

スロー系ジャークを主体に100~150gが扱い易く、ハイピッチジャークでは120gまで対応。中深海では250gまでのスロー系ジャークに使用可能。
推奨タックル設定:ライン(PE2号以内、リーダー12号以内)/ドラグ値(3kg以内)

 HMJ642B-ML 近海テクニカルモデル

スロー系ジャークを主体に120~180gが扱い易く、ハイピッチジャークでは150gまで対応。中深海では300gまでのスロー系ジャークに使用可能。
推奨タックル設定:ライン(PE2号以内、リーダー14号以内)/ドラグ値(3kg以内)

HMJ642B-M 近海オールラウンドモデル

スロー系ジャークを主体に150~200gが扱い易く、ハイピッチジャークでは180gまで対応。中深海では350gまでのスロー系ジャークに使用可能。
推奨タックル設定:ライン(PE2.5号以内、リーダー18号以内)/ドラグ値(4kg以内)

HMJ642B-MH 近海・深場対応モデル

スロー系ジャークを主体に180~250gが扱い易く、ハイピッチジャークでは200gまで対応。中深海では400gまでのスロー系ジャークに使用可能。
推奨タックル設定:ライン(PE3号以内、リーダー22号以内)ドラグ値(5kg以内)

HMJ642B-H 急流・ディープ対応モデル

スロー系ジャークを主体に180~300gが扱い易く、ハイピッチジャークでは250gまで対応。中深海では450gまでのスロー系ジャークに使用可能。
推奨タックル設定:ライン(PE3号以内、リーダー22号以内)/ドラグ値(5kg以内)

ハイピッチからスローまでこなすホライゾンMJに、ちょっと長くスローをより得意とするモデルの追加。ますますラインナップを拡充しているのには、やはりそれが求められているから。ホライゾンMJ、ぜひぜひチェックしてみてください。

テンリュウ公式「ホライゾンMJ」詳細ページはこちら

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。