2023年に登場したダイワの「ソルティガ4000/5000/6000」の小型番手シリーズ。
その5000番・6000番に待望のパワーギアモデルがこの夏に登場します!
これまでのモデルと同様、「巻きの強さ」と「ギアの強さ」はそのままに、高い巻上げトルクを備えたラインナップとなります。
Tough & Technical!待望のパワーギアモデル
「パワーがすごくて、青物を掛けた時にメチャクチャ楽に上がってくるんです」
そう語るのは、ソルティガのフィールドスタッフ、住澤 直樹さん。
住澤 直樹(Naoki Sumizawa) プロフィール
スピニングタックルでブリジギングを行うときは、基本8000番のリールを使用するそうですが、それがパワーギアの6000番であれば同じ感覚で使用ができるのだそう。
先日公開されたPVでは、見事なぶりをキャッチ!
今回、新たにパワーギアモデルが追加されたことで、よりパワフルなファイト、トルクが求められる場面にも対応ができるようになりました。
住澤さんが語るように8000番クラスのパワーが求められる場面でも、PGであればよりコンパクトな6000番で対応ができる。もちろん、ギアの強さ・マキの強さといった剛性力は既存のモデルと変わらずのタフさも備えているので、大型青物とのファイト時も安心してやり取り時が可能です!
ソルティガPGモデルのスペック
アイテム | 標準自重(g) | 巻き取り長さ (cm/ハンドル1回転) |
ギア比 | 標準巻糸量PE (号ーm) |
ハンドルアーム長 (mm) |
ベアリング (ボール/ローラー) |
最大ドラグ力 (kg) |
ハンドルノブ仕様 | ベールリターン | ボディ素材 | ボディ構成 | ローター | 防水機構 | スプール | メーカー希望本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
23ソルティガ 5000-P |
365 | 82 | 4.9 | 2.5-300 | 65 | 12/1 | 15 | ALラウンドL(S対応) | マニュアル | アルミ | モノコックボディ | アルミ | マグシールド | アルミ | 113,000 |
23ソルティガ 6000-P |
400 | 86 | 4.9 | 3-300 | 70 | 12/1 | 15 | ALラウンドL(S対応) | マニュアル | アルミ | モノコックボディ | アルミ | マグシールド | アルミ | 115,000 |
ダイワ公式「ソルティガ 4000/5000/6000」詳細ページはコチラ
出典:YouTubeチャンネル「DAIWA Salt Water Fishing」詳細ページ
「ソルティガPG」を一足先に体感できるイベントも開催!
ちなみに、そんな新モデルの「ソルティガPG」を一足先に体感できるイベントも開催されます。
2024年7月19日(金)、20日(土)に開催されるフラッグシップ会員/EXIST会員様限定の『SALTIGA5000-P/6000-P新製品発売前体感会』が応募開始されています。
イベント詳細は以下の投稿にてご確認ください。
この投稿をInstagramで見る
SALTIGA 4000/5000/6000の性能について
ここからは、改めて「ソルティガ 4000/5000/6000」の性能について紹介していきます。
「ソルティガ 4000/5000/6000」は、ダイワが誇るオフショア最強のソルティガ遺伝子を受け継ぎ、最新のテクノロジーで進化し続けた小型番手のシリーズ。コンセプトは、“TOUGH & TECHNICAL~新時代のSWゲームを切り拓く~”とあり、タフさはそのままに、よりテクニカルなゲームに対応したラインナップとなります。
そのカギとなるのが、フルメタル(AL製)モノコックボディと、大口径G1ジュラルミン製MC(マシンカット)タフデジギアの搭載。これにより、破格の「巻きの強さ」と「ギアの強さ」を実現しています!
従来スピニングリールは、ボディとボディカバーでドライブギアの両端を支持し、それを数箇所のスクリューで固定する方式が一般的でした。
それに対し、モノコックボディはボディカバーを廃し、ボディに直接高精度のプレートをネジ込むことで固定。これにより、ギアの支持精度が高まり、剛性・気密性も向上。さらに素材も剛性と共に、更に精度も進化しています!
また、従来スクリューに取られていたスペースを活用し、ドライブギアのサイズを極限まで拡大することにも成功したのだそう。
ちなみに素材のG1ジュラルミン(超高強度アルミ)は、強度と軽量性を持つ素材。そのため、構造と素材の両面から剛性を確保しています。
そしてもう一つが、大口径G1ジュラルミン製MC(マシンカット)タフデジギアの採用!
ドライブギアのサイズが拡大したことで、超々ジュラルミンの1.3倍の強度を誇るG1ジュラルミン製MC(マシンカット)タフデジギアを搭載が可能となりました!
MQボディと大口径ギアによって、破格の「巻きの強さ」と「ギアの強さ」を実現しています。
エアドライブデザインの搭載
そしてもう一つが、エアドライブデザインの搭載!
今作の「ソルティガ」では、“MQ(モノコックボディ)” meets “AIRDRIVE DESIGN” というテーマも掲げられており、「エアドライブデザイン」では、「エアドライブ ローター」・「エアドライブ ベール」・「エアドライブ シャフト」の3つで構成されています。これにより、回す・止めるを意のままに行うことを実現。
ソルティガシリーズとして、初搭載されたエアドライブ ローター(AL製)。
エアドライブ ローターは、各番手ごとにあわせて専用に設計されており、「強靭」かつ「低慣性」を高次元で両立したローターです。
水中の潮の変化や、魚の追従によるルアーの挙動変化といった水中の情報を明確に伝え、テクニカルな場面においてアドバンテージを与えてくれるとのこと。
キャスト時のショックでハンドルが動くことによる不意のベール返りを防止する機構、ローターブレーキが採用されています。
ベールオープン時にローターの回転にブレーキをかけるので、トラブルを防ぐのにも効果的です。
「エアドライブベール」は、軽量化と必要強度を維持しながら、細径化したベール設計。
また、ラインがベールからラインローラーへと、よりスムーズに移行可能な最適なベール角度に傾斜にセッティングされており、エアドライブローターを下支えするとともに、さらに軽量でトラブルレスに仕上げてあるとのこと。
今作ではサイズ毎に最適なベール径を吟味して採用されているそうで、6000サイズは強度と剛性感を重視したΦ3.0mmに。4000/5000サイズは水中の情報をより得られるよう、ローターユニットの低慣性化を重視したΦ2.4mmを採用。
ベールの開閉感にもこだわり、開く時にはしっかりと開き、閉じる時にはしっかりと閉じるようになっているのだそう。
また、ベールが返らないマニュアルリターン機構を採用。キャスト時のベール返りを完全に防止し、さらに耐久性も向上しています。
そして最後が、エアドライブ シャフト。従来のスピニングリールに搭載してきたリニアシャフトは、メインシャフトをピニオンと非接触構造にすることで、摩擦抵抗をゼロにするシステム。それに対し、エアドライブシャフトは、さらにピニオンの両端をボールベアリングで支持することで、ハンドルから入力されたパワーを最大限ローターの回転力へと繋げることが可能です。
メインシャフトを高精度なカラーで支持することにより、回転ノイズを徹底的に減らすことを可能としています。
ハンドル設計
ハンドル設計にも注目!
4000/5000サイズには65mmを採用しており、大物狙いが視野に入る6000サイズには、70mmが採用されています。
アルミラウンドノブも、4000サイズには、アルミラウンドノブ Sサイズ=Φ39mm(Sサイズノブ対応)を採用。
使用するルアーが4000サイズ使用時よりも大きく、重くなる5000サイズと、大物狙いが視野に入る6000サイズには、アルミラウンドノブ Lサイズ=Φ42mm(Sサイズノブ対応)が採用されています。
また、スプール、ハンドルには互換性があり、以下の表記にまとめられます。
品番 | 4000-H | 4000-XH | 5000-P | 5000-H | 5000-XH | 6000-P | 6000-H | 6000-XH |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
互換性 | スプール互換性あり | スプール互換性あり | スプール互換性あり | |||||
ハンドルアーム互換性あり |
そのほかにも、ドライブギア両端部に回転部分を滑らかにさせるマグシールドボールベアリングが搭載されているほか、ボディとローターの隙間に海水や埃などの侵入をシャットアウトする防水構造「マグシールド」も採用。
さらに、ABSⅡのバックラッシュを減らす思想はそのままに、スプールとライン放出の接点の位置・形状のベストバランスを追求したスプール、「LC-ABS」も採用。
また、ドラグもATDを搭載しており、締め込んでもスティック(ムラ)のない安定した滑らかさを実現しています。
以上、「23 SALTIGA 4000/5000/6000」の紹介でした。
剛性・タフさと回転・操作性を備え、さらにPGが追加されより幅広く活躍できる「ソルティガ4000/5000/6000」、ぜひ体感してみてください!