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【4号、投げてますか?】エギングマイスター川上 英佑の実釣レポートに見る「大型エギの有効性」

寄稿:川上 英佑
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06月に入り、九州から東北までほぼ全国的にシーズン盛期を迎えた春エギングシーズン。

関西から関東にかけては今が一番イカのコンディションが良い状態で、大きさと重量が比例するシーズン。あと数週経過すれば梅雨イカモードになり、大きさはあるが身がやせて重さが乗らない個体も増えてきます。

今回は春のエギングでも大型が狙いやすく、また人気のボートキャスティングゲームで釣行した際にも有効なメソッドであった「大型エギ」についてご紹介します。

川上 英佑(KAWAKAMI EISUKE) プロフィール

ショアをメインにオフショアからのエギングにも精通するYAMASHITAエギングマイスター。 エギング歴は20年に及ぶ。エギングが認知されてまだ間もない頃からYAMASHITAのプロスタッフとして活動、その活動範囲は国内外問わず幅広く、東南アジアからオセアニア、ヨーロッパ、南アメリカと世界中に及ぶ。また世界各国でエギングを行い、またエギングセミナーを開催。ロジカルなセミナーは海外でも人気が高い。

大型のエギ使ってますか?

オフショアエギングのカテゴリーで、秋~初春にかけて人気のティップランエギング。

春もシーズンが本格化するとアオリイカの群れは比較的浅場に移動するようになり、20m以浅のポイントが有効になってきます。イカの状態もゆっくりとしたフォールに反応する個体が増えるため、ティップランからボートキャスティングに移行する船も各地にあります。

大型がキャスティングスタイルで狙えるボートキャスティングのエギングは九州宗像エリアでは半日船の乗り合いもあり、料金も手ごろなため非常に人気のあるオフショアエギングゲームのひとつ。今回は神湊の一志丸さん、征海丸さんに乗船し、乗り合いのボートキャスティングで釣行しました。

ボートキャスティングのエギング

ボートキャスティングで使用するエギは基本3.5号。水深8~15mを狙い、船はドテラ流しが基本。水深や潮流に合わせてシンカーを使用したり、ディープタイプや4号も使用。

当日も8~10mラインを流し、3.5号メインで探っていきます。3号でも着底可能な風と潮の流れ。3号のエギ王SEARCHで1杯目が出ましたが、サイズは600~700gの中型。

カラーはSEARCHの新色、490グローを採用した「ヨナヨナグロー」。関連動画も配信中です!

徐々に潮が効き始め、3.5号のエギ王Kでテンションフォールをした際にエギが潮を受けてスローに落ちるか、浮き上がるような感触があったため、水深は8mと浅いですが4号にチェンジ。…これがコンディションにマッチ。

テンションフォールでもゆっくりと底に入っていく感触があり、潮目や潮のヨレに絡んだタイミングで竿先に重みを感じてヒット!カラーはエギ王K4号490グロー ぶちぶちコーラル。

雨によるローライトなコンディションのために選んだ490グローにしっかり㎏クラスの良型がアタックしてくれました。

雨が上がって晴れ間が出て、少し光が海底付近まで入るシチュエーションで紫外線発光のケイムラボディ、モエモエグリーン4号をチェックのため投入すると、フリーフォールでラインが止まるアタリ。これも良型のアオリイカ。

アタリが遠のき、再び490グロー4号ぶちぶちコーラルに戻すと、またアタリ。4号のカラーローテーションで良型のヒットが続きます。

大型エギのメリット

終わってみれば、ほとんど4号での釣果。3.5号でも問題なく釣りになる状況でしたが、4号を使用する事で…①「ボディの潮受けが良くフォールに幅が持たせられる」②「大型ボディによるアピールでイカを寄せるチカラが強い」③「釣れるイカのサイズの底上げができる可能性が高い」

また、その場にマッチしたカラーであればボディ面積が大きなエギの方が、その場のイカにアピールが大きいと言うのも大型エギの特徴となります。

今回の釣行は大型エギのポテンシャルを大いに感じた釣行でした。春のシーズンこそ出番の4号のエギ。水深の深い場所、潮流の速いエリアであればショアからのエギングでも十分使用できます。

大型エギを投げ、シャクり、手にした1パイは達成感があるのも魅力のひとつ。是非大型のアオリイカを狙って、4号サイズでのエギングにチャレンジしてみてください。

ヤマシタ

「ヤマシタ(YAMASHITA)」は、神奈川県横浜市の老舗釣具漁具メーカー「ヤマリア」のエギング、イカ釣り、タイラバ、タコ釣りなど、海釣り用品に特化したブランド。特にエギングへの造詣は深く、エギのスタンダートである「エギ王」シリーズや、「ケイムラ」カラー、「490グロー」カラーなどを送り出し、最新のテクノロジーでエギングの世界を変え続けている。
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