みなさんこんにちは。インクスレーベル代表、レオン加来匠です。
前回の記事「ワンタックル・ワンルアーで遊ぶランガン五目ゲームが面白い! 淡水域から海水域まで、魚種を選ばず水辺を遊び尽くす方法とは!?」に続いて、今回は「その2」。動画も含めて、ぜひご覧ください。
レオン 加来 匠(Kaku Takumi) プロフィール
《その2》道路端にカサゴマンションが!?
日本のソルトルアーはこの20年で随分“細分化”してしまいました。端的に言えば、魚種ごとに竿やリールやルアーが「必要」と言わんばかりの勢いで◯◯魚には◯◯ルアーなどの宣伝文句があふれています。
もちろん趣味の世界だから、ブランドやデザインやネーミングなど専用品と謳われるものを使いたいというアングラーの嗜好性は否定しません。自分が気に入ったものを使うのは個人の自由であり権利でもあります。しかし一方では、実質的な釣果面においては必ずしも細分化は必要ではありません。
例えばです。ルアーフィッシングを楽しむ方なら誰もが知っている「ラパラ」というフィンランド発祥のブランドがあります。代表的な製品を挙げますと「カウントダウンラパラ」というプラグが有名ですが、このプラグでは〇〇用と言った魚種を限定するような表現は一切されていません。世界中の様々な場所で多くの人の手によって数百種もの魚が釣られています。
もちろん同社の他の製品についても全く同様のことが言えます。つまり私が言いたいのは、そろそろ我が日本でも魚種やフィールドのくびきから解き放たれて、もっと自由で闊達なルアーフィッシングが受け入れられても(理解されても)良いのではないかということです。個人的には少なくとも20年近く前からそう思ってきました。そんな思いから近年私がリリースする製品では魚種を謳っておりません。多くのアングラーの世界観を狭めてしまうからという懸念があるからです。
さて四の五のはここまでとして、今回の企画内容はまさしくそこへフォーカスさせました。
もっとシンプルにもっと簡単に水辺を楽しむべく、面倒くさくてうざったい技術論や道具論や精神論はほっぽって、一本の釣り竿と一種類のルアーだけで様々なロケーションで様々な魚を釣る実際を見ていただこうと。今回の原稿ではその事には極力触れないようにしています。そんなことより、水辺や魚や取り巻く自然を観察することのほうがはるかに重要ですからね。
したがって、本企画では「私が釣り場において何を考えて釣果に結び付けているか」を、直前ロケのVTRから察知して頂こうとずっと喋りながら釣りをしておりますので、ステージ2の釣りもぜひその辺を面白がってご覧いただければ幸いです(笑)
使用タックル
〈ロッド〉インクスレーベルFXB-TS79ULトレスサビア FXB-TS67UL
〈リール〉IR CT SV TW PE Special
〈ライン〉よつあみ アップグレードWX8 0.8号
〈リーダー〉クレハ シーガーグランドマックスFX 2.0号
〈スナップ〉ボンバダアグア オーヴォ00番
〈ルアー〉インクスレーベル ナッゾジグ5.5g