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フロート尺アジング&ホタルイカパターン プラグメバリング大満喫! 富山メバルマッシブ2024参加レポートby豊西和典

寄稿:豊西和典
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こんにちは。エバーグリーンプロスタッフの豊西和典です。今回は、5月11~12日にかけて参加してきたイベント「富山メバルマッシブ」についてレポートします。ブース出展だけでなく、競技にも参加して釣りもガッツリ楽しんできましたよ。

豊西和典(Toyonishi Kazunori ) プロフィール

1963年生まれ 大阪府在住。長い磯釣りの経験に自らの感性を融合させた独自のスタイルで、ライトゲームの世界をマルチに探究し続ける超ライトゲームオタク。激戦区・大阪湾泉南エリアをメインにしつつも、研究のため全国各地への遠征釣行も頻繁に行っている。とにかく現場主義で、年間釣行回数は100回をゆうに超える。エバーグリーン・ソルトウォータプロスタッフ。JLA(ジャパンルアーアングラーズ)所属

富山メバルマッシブとは?

まず富山メバルマッシブとは、地元アングラーのネイチャー斉藤氏が主宰する日本最大級のメバルイベント!今回で第8回。イベント内容は、釣具メーカーによる展示会&釣り大会などで、地元はもちろん県外からもライトゲーマーが集うアツいイベントです。

今回の展示会&釣り大会の拠点は魚津市の「海ブタ」。古民家を改築したレンタルスペースで、アットホームな雰囲気がとても良い感じ。

11日はお昼ごろにメーカー展示ブースを設営。
EGブースでは昨年デビューのロッドシリーズ・ソルセンネオをメインに展示させてもらいました。

そこからは、ブースに来てくれたアングラーさんたちと交流。

その後、自分も大会参加の受付を済ませて、夕方からはEG仲間と海へ出陣。

もちろん自分たちは入賞しても景品無しの参考記録ですが、やっぱり大会となると燃えますね!?

まずはフロートアジングから

さて、夕マズメからしばらくの間はアジのチャンスということで、まずはギムレット2.5インチのフロートリグでアジ狙い。

「メバルマッシブなのにアジ!?」と思われるかもしれませんが、メバルマッシブには今年から「メバル部門」「アジ部門」「ゲストフィッシュ部門」があったのです。

前回、富山に訪れた時の感覚を思い出しながら、ロッドにリグをセット。

面白スギっ!春のデカアジ捕獲大作戦【富山のご当地・ホタルイカパターンを実釣レポート】

ロッドはフロートからプラグまで色々使いやすいネオの78MH-Tをチョイス。

リグは約18gの重量級フロートに2g程のシンカーを装着したシンキング仕様で、ギムレット2.5インチと組み合わせるジグヘッドも1gと少し重めに。ふわふわ感よりもスーッと沈むようにセッティングして、中層から下を探りやすいように。

ちなみに、ネオの78MH-Tの公式キャストMAXは14gですが、個人的には18gクラスのフロートもよく使っています。自己責任にはなりますが、私の投げ方だと全然平気なので。

余裕の尺オーバーアジがヒット

で、離岸テトラの間から沖にフルキャストして潮に馴染ませながら中層あたりを引いてくると……早速、余裕の尺オーバーアジがヒットしてくる状況。

ギムレット2.5の細長いのフォルムや派手過ぎないアクションが良い感じにハマっている感じ。カラーは北陸定番カラー、通称「レチャグロ」ことレモンチャート・グローで。

そうして数人で一緒にアジを釣っている中、すぐ近くでひときわボコスコにアジを釣りまくっていたのが今回一緒にメバルマッシブに参加していた同じEGスタッフの横塚(ヨコズカ)君。地元新潟で毎日のようにアジングをしているだけあって、流石、動きに一切無駄がない。

聞くと、「ギムレット2.5のひとくちイワシ・GL(グローラメ)(新潟のつり具のトミーさんのオリカラ)がめっちゃアタりますよ」ということだったので、少し分けてもらい使ってみると……速攻ヒット連発。このカラーもヤバイ(笑)

その後、ちょこちょこカラーをローテしながら釣りましたが、この日はやはりレチャグロとひとくちイワシ・GLがかなり良かったように思います。富山フロートアジング、面白っ。

私のホーム・大阪南部では今やフロートリグが当たり前になっていますが、富山はそれに比べるとまだフロート人口が少なそうな感じなので、これからもっともっと盛り上がってきそうな予感。

ジグ単やプラグでは攻めきれなかったポイントが、フロートリグなら十分ポイントになるケースが多々あると思うので、富山のポテンシャルを考えるとワクワクしてきますね。

狙うは尺オーバーメバル!

そんなこんなで夜が更けてアジが大人しくなってきたタイミングで、一旦夕食休憩をはさみ、からのいよいよプラッギングで今回の本命・ホタルイカパターンの良型メバルを狙うことに。

夕食から釣り場に戻るとEG仲間のスーパーロコ・廣野さんが丁度コンディション抜群の尺目前の良型メバルをキャッチしているところに遭遇。コロンコロン!

すでに複数キャッチ済みとのことで、ルアーはコルセア65、カラーは廣野さんフェイバリットカラーの銀粉稚鮎。いやー、流石っす!

俄然ヤル気に火が付きつつ、タックルを準備。ロッドは先ほどまでと同じく色々できて便利なネオ78MH-Tに、「カルセア65」こと、コルセア65のウエイトを軽くしたバージョンの試作品をセットしていざスタート。狙うは尺オーバーです。

ホタルイカパターンでヒット

周辺にはチラホラとホタルイカの青い光が見え始め、まさしくホタルイカパターンの様相に。

離岸テトラのヨレに海藻帯が絡むコースにカルセア65をキャスト。ふんわり漂わせるように引いてくると、早速ゴゴンとバイトが! フッキング! しかしノらず……。

近くにいた廣野さんから「ホタパタ(ホタルイカパターン)は、大体即合わせしないほうが良いです! 持って行かせてからスウィープに合わせるくらいが良いですよ。」とアドバイスが。

もう一度先ほどと同じコースをふんわり引いてくると再びバイト。先ほどのアドバイスを意識して、即合わせせず少し送り込むイメージでティップに重みがのったタイミングで巻き合わせ気味でフッキングを入れると……今度はフィッシュ・オン!
トルクフルな引きをネオ78MH-Tのスムーズなベンドで受け止めつつ楽しんで、無事キャッチ。

サイズは狙いの尺オーバーには満たないながらも、体高が高くお腹も太い、コロンコロンの富山クオリティメバルに感動。

その後もノッたりノらなかったり、マルタウグイが釣れたり、尺オーバーメバルらしき魚をバラシたり……ともあれ、「カルセア65」、アタリ多数で炸裂してました。製品化は未定ですが、個人的には超欲しいなと思ってます。

そんなこんなで夢中になってやっていると、どんどんホタルイカ&ホタルイカ掬いを楽しむ方々が増え、アタリが遠くなってきたので、最後に僕たちも少しホタルイカを掬って、納竿。大満足の富山ナイトとなりました。

横塚君がアジ部門優勝!

翌朝から午後にかけては、再び「海ブタ」に集合して検量からの表彰イベント。競技終わりの地元猛者たちのお話は、とても刺激的でしたね。

メバル部門の熾烈な優勝争いを見事制した方の釣果は、30.3センチ。今年はメバルがやや不調との前評判でしたが、上位の方々は流石、キッチリ尺絡みサイズを持ち帰ってこられていました。

そしてアジ部門はなんと、横塚君が37.8センチで優勝!

ギムレット2.5インチ ひとくちイワシ・GL+フロートリグが炸裂、ロッドはフロートリグにベストマッチのネオ82H-Tで。良いサイズを釣りまくってましたが、まさか優勝とは。

そうして、ゲストフィッシュ賞の発表や、豪華じゃんけん大会などを経て……終始和やかな雰囲気の中、富山メバルマッシブ2024無事閉幕。

来年も開催予定ということですので、今年参加を逃された方はぜひ参加されてみてはいかがでしょう。ちなみに私も参加予定。今回はほどほどの順位で終了しているので、来年こそは尺メバルを釣って優勝争いに参加したいと思います!?

メバルマッシブ閉幕後は、横塚君、廣野さんたちと再度出撃して「追いマッシブ」

メバルマッシブ閉幕後は、横塚君、廣野さんたちと再度出撃して「追いマッシブ」。ギムレット2.5インチのフロートリグで尺オーバーアジがまたまたよく釣れました。富山最高♪

 

今回の使用タックル

ロッド:ソルティセンセーションネオ NEOS-78MH-T
リール:スピニングリール2000番クラス
ライン:PE0.5号+マジックハードR 8lb

使用ルアー

①フロートリグ…ギムレット2.5インチ+ジグヘッド0.4~1g+フロート18gクラス
②プラグ…コルセア65、コルセア65プロトタイプ(ウエイトを軽くしたバージョンの試作品)