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アフター+代掻き&減水が伴う厳しい状況で魅せた「攻略パターン」とは?in遠賀川/水野浩聡

連載:水野浩聡のOne more fish
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皆さんこんにちは! 先週までは九州の“遠賀川”に居ました。

ある程度決められたスペースに車を止め、そこから歩いて釣りをするということを、しなければならないこの水系において、僕自身の右腕的存在の「ポイズンアドレナ」が本当に大活躍した一週間。絞ったタックルで、幅広いアプローチができる、このロッドのメリットは、いつの時代でも感じることができます。

水野浩聡(Mizuno Hiroaki) プロフィール

生まれ持ったセンスと岐阜県・東濃野池群通いで培った無数のテクを武器に、全国各地のオカッパリフィールドを走り回る日々を送る。とにかく楽しむエンジョイ系フィッシングが大好物なアングラー!ジャッカル・プロスタッフ。

アフター真っ最中な遠賀川
代掻きや減水が伴う厳しい状況で展開したパターンとは?

さて、そんな遠賀川ですが季節感はアフター。

しかも、雨の少ない周期に訪れた為、少し前の代掻きの濁りが蔓延している状態で、そこに減水も加わり、水質は悪くカレントもカナリ弱い状態。

岸から段々魚が離れ、沖の水通しの良いストラクチャー周りに付き出しているのを、日に日に感じていました。そんな本流では、川のアウトサイドベンドにある、沖に伸びたゴロタ周りなどで、陸っぱりからでは反応を得られましたが、中々苦戦していたので、思い切って支流をメインに釣りを組み立てていくと、やはりアフターの定番場とも言えるスポットで、グッドサイズが釣れてくれました。

朝夕のフィーディングに差す個体に対しては「ドリフトフライ4inエラストマー」のホバストがアツイ

朝夕はシャローフラットへフィーディングに差してくるバスを、「ドリフトフライ4inエラストマー」の0.6gホバストで連日良いバスをキャッチ。同行してくれた九州ジャッカルチームの吉田くん(通称トミー)は50UPも捕獲(トミーは0.8gホバスト)。

ジャッカル公式「ドリフトフライ4inエラストマー」詳細ページはこちら

魚が浮き出す瞬間などは、やはりこの釣りの破壊力は素晴らしく、連日本当に安定して魚をキャッチすることができています。

水温の上がる日中にシェードやインレットで体力を回復させている個体には「ジミーヘンジ50」が◎

また、日中の水温が上がるタイミングでは、シェードやインレットに入るバスが圧倒的に多く、産卵で使った体力を回復させようと、ピンスポットでチビチビとエサを食っている個体に対し、「ジミーヘンジ50」の0.45gネイルリグを要所で投入してキャッチ。

サイズアップモデルの「ジミーヘンジ50」を使用した理由は、アフターという季節感を考慮してある程度シルエットは抑えたいトコロですが、バスに見つけてもらえるようなアピールを持たせたかったことと、ディスタンスをとったピンスポットへのアプローチがしたかった…という2点に加え、良い場所に入っている個体に関しては、バス自体に食う気はあるので、そこまで(42ミリモデル)小さすぎなくても、見せて食わすことができるなと考え、釣りのテンポを上げながらも、シッカリ食わせにかかることができる…となると、この「ジミーヘンジ50」が丁度良かったです!

使用タックルについて

では、最後はタックルについて。

ホバストに関しては、現在細PEラインの釣りを練習中のため、以下タックルを使用。

タックルデータ【ホバスト】

ロッド:ポイズンアドレナ(264UL-S)【シマノ】

リール:ツインパワー(C2500SXG)【シマノ】

ライン:PEライン(0.3号)(リーダー:フロロカーボンライン5Lb)

ミドストやホバストなどの繊細なアクションを入れる釣りには相性抜群で、細いPEラインとの組み合わせもバランスよく、バスを不必要に暴れさせることなく、想像以上にファイト時間が短く、あっという間にランディングできます。

そして、もう一本はスピニングのバーサタイルモデルとして愛用している番手。

タックルデータ【バーサタイル】

ロッド:ポイズンアドレナ(268UL-2)【シマノ】

リール:コンプレックス XR(2500 F6 HG)【シマノ】

ライ:PEライン(0.6号)(リーダー:フロロカーボンライン8Lb)

ワッキー、ジグヘッドワッキー、ネコリグ、高比重ノーシンカー、虫系のロングキャストなどを全般に扱いやすいバーサタイルモデル。軽い物や小粒な物をより遠くへ、そして釣り人の技量問わず、同じピッチでアクションの入力をしやすいロッド。とはいえ、長すぎないレングスなので、場所問わず非常に取り回しが良く、陸っぱりメインなアングラーさんにとっては、喜んでもらえるモデルだと思います!

ここ最近は、偏食タイプのバスやアフター期のシビアな状況に合わせて、全体的にライトリグの出番が多かった水野ですが、そろそろ場所によっては、回復系の個体も散見されている時期になってきたので、大好きな表層系やハードルアーの楽しい釣りを展開していこうと思います。