今江克隆のルアーニュースクラブR「推しリグはコレ!シーズン最強ギル型ルアーとオススメリグを公開」の巻 第1196回
縦リグ
そして、万能ではないが時折爆発的に効くことがあるのが「縦リグ」と呼んでいるギル型ワームの「縦泳がし」だ。
フラット系ワームが使われている頻度が高い場合や、ナゼだが理由は分からないが、サイトフィッシングでも時折恐ろしいほど強烈な反応をバスが見せる時がある。
だが、全然効かないことも多く、そのトリガーが何かが、まだ分析できていない謎リグでもある。
この現象に気が付いている玄人アングラーは、好んで縦リグを使うことが多く、今季からイマカツ・プロスタッフに加入した生野銀山湖の超釣りウマローカルプロであり、先々週のJB生野銀山湖第2戦でも優勝している寺本直樹プロ(通称:てらこバサー)は、今年の2月から「縦ギルリグ」を使って、あのド厳しい生野銀山湖で驚きの釣果を出し続けている。
彼は「ハドルギル5インチ」をラインスルーリグで使っており、その天然すぎるキャラとYouTube動画は謎にシュールだが、縦リグの使い方と威力を知るには、一見の価値はある動画である。
特にこの動画はマジで笑えるオススメ動画です。
「スクリューネイルシンカー」を使ったリグ
一方、自分がこれまで結果を残してきている縦(ギル)リグは2種類だ。
一つは、何度かココや動画でも紹介しているG-niusの「スクリューネイルシンカー」と大型(#3/0~4/0)のガード付きマス針を頭部にセットしたリグだ。
「ハドルギル」は、顎下〜頚部にネイルシンカーが刺しやすいようにデザインされているので、3.5gぐらいの「スクリューネイル」でも、しっかりセットすることができる。
「スクリューネイル」を使うことで、低重心化ができるため、「ハドルギル」の姿勢をしっかり立てることができ、スイミングも姿勢も美しくセットできる。
簡単で根掛かりも少なく、最も効果的な縦リグがこの方法だろう。
「ハドルギル」は3.9インチでも5インチでもOKだ。
振り子リグ
そして、もう一つ「ハドルギル3.9インチ」で最近注目しているリグが、「ハドルギル」の「振り子リグ」だ。
「振り子リグ」といえば、かなり昔になるが「ニードルシャッド」で一世を風靡したトーナメント向けのリグだが、これが「ハドルギル」にもかなりよい。
スイミングでは奇麗な姿勢で美しく泳いでくれるのだが、これが振り子リグで振り子アクション(今でいうボトスト)をさせると、なんとも不安定な姿勢が弱ったギルそっくりに見えるのだ。
安定しすぎないのミソで、ヒラを打ちながら弱々しく泳ぐ姿が、何ともよい。
ただ、周知のとおり振り子ヘッドに最適なジグヘッドは、元々はザップの「インチワッキーiガード」なのだが、この「ハドルギル」の振り子リグの弱点は、ザップの「インチワッキー キングコブラ(#1/0・3.5g~5g)」しか、フックサイズ的に合うモノが一切ないってことだ。
しかもiガードもないのが、なんとも残念…。
ただ、かなりのポテンシャルを感じている動きなので、期待度は高いリグだ。
愛用ギルワームが…
あと、最後に何気に今江的にずっと密かにトーナメントで信頼と愛用ギルワームだった「フラット(ヘッド)ゴビー3インチ」、「フラット(ヘッド)カーリー4インチ」が、海外生産拠点の都合(察してくだされ…)で、今後、生産不能となってしまった。
新たにまた同じ金型を作り直すほどの人気ワームでもないので、現在市場にある限りで消滅となりそう。
間違いなく釣れる良いワームなので、持ってる方は大切に使ってください。
ま、これで「ハドルギル3インチ」の新規開発が、決定したけどね。