今江克隆のルアーニュースクラブR「使用3ヶ月!国内最高峰スピニングリールをインプレ!今江的ベストバイと河野的コレ最高」の巻 第1195回
まぁまぁビビるほど古い、が
さて、最後にTOP50開幕戦こそ予選落ちしてしまったが、その後、霞ヶ浦水系BMC優勝、七色ダムで70cm捕獲、チャプター生野銀山湖優勝、JB生野銀山湖5位と、今やサイト無双状態に急成長している河野プロの最高お気に入りリールを紹介しておこう。
河野プロはシマノ派だが、リールはまぁまぁビビるほど、古い。
ただ、今やTOP50でも最強レベルのサイトフィッシングの名手である河野プロが最重視するポイントは、「サイトでのルアー超速回収回転時でのリールのブレなさ(ロッドがガクガクしないこと)」と「バックラッシュ(ドバっと出)がないこと」である。
そんな河野プロがNo.1お気に入りリールが、シマノの「20ツインパワー2500HG」。
サイトで投げたルアーを超高速で回収して、また即投げるクイックアクションがしやすいのはシマノだそうで、その時の速さとガタガタしなさ、旧型2500大口径(46.5~47mm)ゆえのライントラブルの少なさが気に入っている理由である。
重さは210gもあるが、河野プロは逆にこれがキャストの重心支点になるので、投げやすいと評価している。
ただ、河野プロは140~150g台の最新ダイワスピニングをまだ一度も使ったことはないそうだが…。
お気に入りNo.2
そして、もう一台のお気に入りNo.2が「13コンプレックスCI4+2500HGS-F4」。
コチラは2013年製と10年モノだが、まだ現役最前線で使用している。
このあたりが若手プロに愛用者が多いシマノのリールのギア剛性の素晴らしさなのかもしれない。
こちらも上記同様の理由だが、さらに「ツインパワー」よりフィネスなロッドとルアーに組んでいる。
こちらは190gと、河野プロとしては「20gも軽くて安い」からだそうだ。
ただ、以前、福島健プロと話をした折に、福島プロも「コンプレックス」が好きでメインにしているといっていたことから、サイトフィッシングの得意な選手が「コンプレックス」を選ぶには、何かそれなりの理由があるのかもしれない。
ちなみに自分も「コンプレックス」が初めて世に出た当時、「ミドスト」の命名で有名になった某プロの影響で「HG」をお試し購入した経緯があるが、今江的には巻きのハンドル抵抗が重すぎて、ギブアップした思い出がある。
だが、現在のシマノはHGであっても巻き重り感をはるかに凌駕する滑らかさがあり、それが超高速回転時の心地よさになっていることは、紛れもない。
自分も「ジャバロン110~140」ノーシンカーを「ヴァンキッシュ2500S」&7lbで大遠投し、長距離巻きや、ミスキャストで高速回収する時の気持ちよさで一気に評価が爆上がりした経験がある。
自分にしても、河野プロにしても、福島プロにしても、メーカーサポートプロではないがゆえに、本音でインプレが聞ける、そして好き勝手に語れるのはとても新鮮で楽しい。
今度は半年仕様後レポート予定なの、でお楽しみに。たぶん「23ツインパワー」買ってると思いますので(笑)。