=南湖のウイードがない時の攻め方=
さて、ウイードがほとんどない南湖というのは、この15年ぐらいの期間で釣りをはじめたアングラーなら初の体験かもしれないが、80年代、90年代の前半には同様の状況もあった。
90年代前半の下物沖では浚渫でフットボールジグがウイードに掛かることなく使えて、ディープホールでも浚渫の壁にディープクランクを通すことも可能だった。
さらにこの時代でもウイードエリアといえば赤野井や西岸となるが、赤野井もパッチ状に生える程度で、バイブレーション、テキサスリグのマキマキというのが主役だった。西岸もウイードが少なく、当時はマリーナ内での釣りが禁止されておらず、マリーナ撃ちというのがパターンとして存在した。あとは、エリ跡、橋脚、アンカーとマンメイドストラクチャーが釣れる場所だった。 こうした時代が再来しているようで、昔よりはアングラーが多くなり、様々なトラブルを経たことから自主規制を掛けているマリーナなどのエリアを除いては、マンメイドストラクチャーやウイードのない浚渫というのが主役になってきている。
このあと、冬を迎えるにあたって浚渫のフットボールジグ、メタルバイブ、西岸のマンメイド狙い、残り少ないエビモパッチというのが過去の例を見ても主役になってくるのは間違いないだろう。
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