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今江克隆のルアーニュースクラブR「誰でも、怠け者(レイジー)でも、エサ感覚で簡単に釣れる万能ワームを目指して〜『レイジースイマー3.9インチ』登場〜」の巻 第1194回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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通称「薄ハドル」

「レイジースイマー3.9インチ」の特徴は、まんまワカサギ丸出し、ジャストワカサギサイズと、何といっても「レイジースイマー」譲りの変形ハドルテール、通称「薄ハドル」と呼んでいる薄いハドルテール。

これは「レイジー6」や「レイジー9」、もしくは元祖ハドルテールを持つ「ハドルスイマー」シリーズのようにデッドスローでボヨンボヨン左右に動くアクションではない。

「薄ハドル」の最大の特徴は、目に見えないような小刻みかつ、ハイピッチな高速微バイブレーションである。

クリアな水質の場所で、背景が白い砂底でフォールさせるとハッキリ分かるが、小魚が逃走の時や平時にピリピリとテールを微かに震わせるような繊細なバイブレーションである。

元祖ハドルテールの弱点というか、不向きな部分というのが、実はテールパワーがデカいがゆえにデッドスローには滅法強いが、抵抗が大きいがゆえにリグ用としては操作性が悪い点である。

元祖「ハドルスイマー」をジグヘッドで使うと、テール抵抗がデカすぎてフォールが遅く、底取り感がとても悪い。

ゆえにノーシンカーや浅い場所でのホバスト、ボトストで多用される。

「レイジースイマー3.9インチ」は、必要以上のテール水抵抗をなくし、ナチュラルなバイブレーションを重視、シャロー、ディープを問わず、リグを意図的に操りたい人側の操作感を重視している。

ゆえにジグヘッドで使うと何かと「分かりやすくて使いよい!」から、簡単に釣れるのである。

過剰プレッシャーのトーナメントでもない限り、ジグヘッドは「フォール良し」、「泳がせて良し」、「リアクション」も良しで、今も無双に釣れる簡単リグの筆頭だ。

ライトリグの基本ともいえるジグヘッドリグ。近年、ネコリグ、ネイルリグ、ホバストと初~中級者には難しいリグがもてはやされているが、何通りもの使い方ができるジグヘッドリグの威力は、逆に上がっている気がする

近年はガード付きの良いジグヘッドが増えたため、ヘタにホバストで悩むより、ウエイトを変えながらジグヘッドでリズムよく簡単に釣っていく方が、結果的に釣果がよくなることは、多々あるものだ。

最近は良いガード付きジグヘッドがいっぱい増えたため、ジグヘッドリグでも根掛かりを恐れなくてよくなった。特にリューギのガード付き「ヴェスパ」は優秀なジグヘッドだ

もちろん、ジグヘッドでのボトストやミドストセッティングでも、ほどよいナチュラルなロールで玄人好みのアクションも出せる。

なんせ、見た目も動きも小魚そのマンマなんで、ズボラにフォールさせてボトムとって、ウトウトしながら巻いてくるだけで勝手に喰ってくれるのである。

テストするのが面倒になるぐらい釣れる「レイジースイマー3.9インチ」ジグヘッドリグ(2.7g)。投げて、フォールして、ボトムをとってチョンチョンするだけ、超簡単で超釣れます

2.7gジグヘッドのロッドは、テスト最終段階の「ガルネリウス」のライト版。今季からリールがダイワ・シマノ製に変わったことから、ロッドバランスの変化でアップロック式にランニングチェンジを始めた

バマストにも!

また、近年「ハドルスイマー4インチ」のバマストが大流行だが、衛星含め10個以上の「ハドルスイマー4インチ」を付けると見た目も巻き抵抗感も相当なものだが、「レイジースイマー3.9インチ」を衛星にすると、操作感が断然軽く、巻き感度が一気に向上する。

特にディープをアラバマで攻める場合はワーム素材の「レイジースイマー3.9インチ」がベストマッチする。

最後は、エラストマー素材の「レイジースイマー3.9インチ」をノーシンカー横付けで、水面放置ズボラ釣りもまんま死にかけワカサギなので効果的だ。

何はともあれ、ズボラなレイジー(怠け者)でもリグりやすく、投げやすく、簡単に釣れるからゆえの、「レイジースイマー」3.9インチなのであります。

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